一葉のきもの らんぷの本

近藤富枝

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309727455
ISBN 10 : 430972745X
フォーマット
出版社
発行年月
2005年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
21cm,111p

内容詳細

樋口一葉の作品と日記を、「きもの」という切り口で読み解く新しい試み。登場人物は何を着ていたか、明治時代の女性の装い、一葉の最期の着物などを解説。明治のアンティーク着物も多数登場する新しい一葉論。

【著者紹介】
近藤富枝 : 1922年、東京生まれ。作家。東京女子大学国語専攻部卒業後、文部省教学局国語科に入り教科書編纂に従事。44年、NHK入社。戦後退職し、文筆活動に入る

森まゆみ : 1954年、東京生まれ。作家。早稲田大学政経学部卒業。出版社勤務を経て、地域雑誌「谷中・根津・千駄木」編集人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • みつき  さん

    明治時代に流行した着物、化粧、髪形などの紹介と、一葉の作品に登場する人物の装いから当時の世相が解説された写真本。半井桃水や他の文学界の仲間の写真を見たことがなかったのでとても参考になりました。すらりとした背に凛々しい姿で写る桃水を見ると、一葉が恋に落ちるのも納得できます。「にごりえ」の結城朝之助のモデルは半井桃水ではないかと私も思っていましたが、着物からその見解を導き出している事は非常に斬新。こういったアングルから一葉作品を楽しむのも面白い。

  • あたびー さん

    久しぶりの再読。森まゆみ氏が近藤富枝氏の姪御だったとは知らなかった!装いに並々ならぬ審美眼を持ちながら、生活の困窮から自らは年齢に合わぬ地味作り、更には継ぎ接ぎの見えぬようにと吹く風にも冷汗等の苦労を重ね、若い命を儚くした一葉女史。残された数少ない写真や日記、鏑木清方の絵等から女史の衣生活を辿る本です。

  • kaoriction@感想は気まぐれに さん

    「海老茶」が想像していた色と少し違った。もう少しグリーンがかっていると思っていたけれど、ほぼ「茶」だった。勝手な想像だったのだけれど。そんな海老茶をはじめ明治の色見本帖や櫛に簪、はきもの、化粧道具などがカタログ的で面白い。着物にそんなに興味はなくても、サラリと流し見るだけでも、これから一葉に触れる際には役立つかもしれない。著者も一葉の新しい切り口としての「きもの」と言うが、確かに一葉の世界に、視覚から入るというのもいいかもしれない。私はやはり桃水とのページが興味深かった。巻末の「一葉のきもの 用語集」も◎

  • hitotak さん

    明治期の女性の着物、髪型、履物などの装い全般について、一葉の主要作品から紹介している。着付けや帯の結び方、髪型でその人の所属する社会階級が分かった時代であり、『たけくらべ』では色街で暮らす少女がいずれ遊女となるのを見越して着飾らせた華やかな姿、『大つごもり』では縞木綿に前掛け、裸足で休む間もなく働く奉公人の主人公が、女流作家の目線で細かく丁寧に書かれている。着物をよく知る画家たちが描いた挿絵や写真も掲載されていて当時がよくイメージできた。それにしても一葉生前の貧しさが悲しい。お洒落したかったんだろうな。

  • ポメ子 さん

    樋口一葉の作品や、当時の着物、はきもの、髪型などが、写真や絵付きで解説されていて、とてもわかりやすかった。昨日、読了した『一葉』に登場した人物たちの写真もあり、興味深かった。

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近藤富枝

1922年、東京生まれ。作家。東京女子大学卒業。旧文部省、NHK、武蔵野女子大学などに勤務。2016年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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