ペット殺処分 ドリームボックスに入れられる犬猫たち 河出文庫

小林照幸

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309411026
ISBN 10 : 4309411029
フォーマット
出版社
発行年月
2011年09月
日本
追加情報
:
15cm,227p

内容詳細

日本では大切な家族の一員として可愛がられる犬猫がいる一方、「もう飼えない」「飽きた」という飼い主の都合で膨大な量の犬猫が捨てられている。捨てられたペットが行き着く果ては“殺処分装置”ことドリームボックス。「眠るがごとく…」の笑えぬ揶揄から名付けられた装置に送り込まれて息を止められた後、焼却される命たち。殺処分義務を強いられる動物愛護センター職員の日常を追った衝撃作。

【著者紹介】
小林照幸 : 1968年、長野県生まれ。作家。92年に『毒蛇』で第1回開高健賞奨励賞、99年に『朱鷺の遺言』で第30回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。信州大学卒。明治薬科大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • lily さん

    「大きくなったから」「鳴くのがうるさい」「引越先がペット禁止」。下らない理由で年40万匹の犬猫が殺処分される日本で,その職務を担う動物愛護センターの職員の日々が綴られる。小説仕立てだがほぼノンフィクション。バットによる撲殺(!?),毒殺という時代を経て現在では密室での炭酸ガス噴射・焼却処分が行われている。アウシュヴィッツと見紛うような光景だが,そこで働く人々の葛藤はいかばかりだろう…大変な仕事で頭が下がる。ペットを正しく飼育し,地域社会から殺処分数を減らすことができなければ,環境保護など笑止千万である。

  • あび さん

    読んでいて、とても辛いし悲しい。何の罪もない動物たちが不誠実な人間共の犠牲となる。動物が好きだからこそ、動物愛護センターについて知ろうと思い読んでみたが、重かった。

  • たか さん

    自分も飼っているパクが出てきて、とても感情移入した。 犬や猫が殺処分されるのは、本当に納得いかない。安易に飼って捨てる飼い主がいるかと憤りを感じる。人間とは残酷な生き物だな・・・。

  • ひみーり さん

    #読了   ペットは、おもちゃなんかじゃない、認識が間違っている飼い主が多すぎる。他の国はどうなんだろう、多い所もあるし少ない所もあるだろう、小耳に挟む情報だが、ヨーロッパのとある国では犬にマイクロチップを埋めて、飼育を放棄した飼い主に罰金を払う国もあるらしい、日本でも見習うべきだと思う。後はペットの散歩に自転車に乗って散歩する人を海外では信じられない、と思う所もあるらしい。何しろ日本はペット後進国と思わざる得ない。

  • ゆきんこ さん

    初めて読んだと思ったが、ハードカバー「ドリームボックス 殺されていくペットたち」を読んでいた。同じ内容で、今度は文庫本だった。 保健所にて殺処分される犬猫たちが詳細に描かれている。また主人公、日高史朗も含めて職員たちの気持ちも描かれている。 史朗が動物を助けたいと思って獣医になったのに、殺処分、つまり殺している。二酸化炭素注入のバルブを回すのは獣医の資格を持つものしかできない。犬猫たちは窒息し、苦しんで死んでいく。そして亡骸は焼却され、骨になる。それが繰り返されていく。 それをなんとも思わずに、持ち込む市

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小林照幸

1968(昭和43)年、長野県生まれ。作家。明治薬科大学在学中の1992(平成4)年、奄美・沖縄に生息するハブの血清造りに心血を注いだ医学者を描いた『毒蛇』(TBSブリタニカ・文春文庫)で第1回開高健賞奨励賞を受賞。1999(平成11)年、終戦直後から佐渡でトキの保護に取り組んだ在野の人々を描いた『

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