関東大震災

吉村昭

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167169022
ISBN 10 : 4167169029
フォーマット
出版社
発行年月
1986年01月
日本
追加情報
:
286p;16

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ねんまに さん

    資料類の貼り付けなどもあり、ほぼ完全に記録小説と言える作品でした。そのため筋らしい筋はなく、淡々と事実が描かれているのみなのですが、それが余計に当時の暗い状況を感じさせました。しかしいつの時代でも人々の行動は似たようなもので、風説の流布による朝鮮人の虐殺などは、東北大震災後のTwitterでのデマと全く同じ状況だったし、ツールの有無は大きな問題ではなく、結局は人間の本質が引き起こすことなのかと考えると、不可避なのだろうなと思いました。

  • 卯月 さん

    東京帝大の今村明恒は、過去の統計から、今後50年以内に東京を大地震が襲うと警告。上司の大森房吉は趣旨は理解しつつ、民心安定のため強く否定する。そして、大正12(1923)年9月1日。後藤新平の伝記で、東京市内の大被害(と復興計画)は少し読んでいたが、本所被服廠跡、凄まじい……。地震後は荷物を捨てて避難しないと、荷物に火が燃え移る。東京以外の被害は何も知らなかった。地震後に朝鮮人虐殺と社会主義者弾圧、甘粕事件が起きたことは知っていたが、発生に繋がるような(震災前からの)時代背景も描かれる。流言を信じる怖さ。

  • りっちー さん

    吉村昭の書いた作品という事で手に取りました。 関東大震災に関連した学者のことや、東京を舐めつくした火災のこと、朝鮮人への流言による殺害や暴行とマスコミや警察や軍の動きなど、災害後の街の様子など、壮絶な内容。 同じことが今の東京で起きるかもしれないと考えると眠れなくなりそう。

  • マサメーター さん

    6.5

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人物・団体紹介

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吉村昭

1927(昭和2)年、東京・日暮里生まれ。学習院大学中退。58年、短篇集『青い骨』を自費出版。66年、『星への旅』で太宰治賞を受賞、本格的な作家活動に入る。73年『戦艦武蔵』『関東大震災』で菊池寛賞、79年『ふぉん・しいほるとの娘』で吉川英治文学賞、84年『破獄』で読売文学賞を受賞。2006(平成1

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