聖女の救済 文春文庫

東野圭吾

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167110147
ISBN 10 : 4167110148
フォーマット
出版社
発行年月
2012年04月
日本
追加情報
:
432p;16

内容詳細

資産家の男が自宅で毒殺された。毒物混入方法は不明、男から一方的に離婚を切り出されていた妻には鉄壁のアリバイがあった。難航する捜査のさなか、草薙刑事が美貌の妻に魅かれていることを察した内海刑事は、独断でガリレオこと湯川学に協力を依頼するが…。驚愕のトリックで世界を揺るがせた、東野ミステリー屈指の傑作。

【著者紹介】
東野圭吾 : 1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒。エンジニアとして勤務しながら、1985年、「放課後」で第31回江戸川乱歩賞受賞。1999年、「秘密」で第52回日本推理作家協会賞受賞。2006年、「容疑者Xの献身」で第134回直木三十五賞受賞。同書は第6回本格ミステリ大賞、2005年度の「週刊文春ミステリーベスト10」「このミステリーがすごい!」「本格ミステリ・ベスト10」各第1位にも輝いた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読み終えてからタイトルの意味を考えて、な...

投稿日:2021/07/04 (日)

読み終えてからタイトルの意味を考えて、なるほどさすがと唸ってしまいました。ガリレオシリーズは世界観が独特で面白いです。

AYA さん | 愛知県 | 不明

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クールな犯人対クールな湯川さんの戦いにと...

投稿日:2021/04/10 (土)

クールな犯人対クールな湯川さんの戦いにとてもヒリヒリしました。ガリレオシリーズは本のタイトルも素晴らしいと思います。

ゆべし さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Tetchy さん

    正直このトリックは現実的に考えると無理があるだろう。恐らく読者全てが納得する物では決してないだろう。しかし私は肯定的に受け止める側だ。このトリックはやはり真柴綾音という存在あってのものだと思うからだ。子供がほしいがゆえに独善的な約束事を押し付ける夫の支配に対する彼女にとっての“銃”だったのだ。いつでも引鉄が引けるように常に装填された銃を彼女は心に持っていたのだ。毒殺トリック物という本格ミステリど真ん中の謎を設定しながら、読み終わると人間というものの複雑さが際立つ、なんとも贅沢なミステリだ。

  • ヴェネツィア さん

    探偵ガリレオのシリーズ第5弾。今回はかなり本格的なミステリー。殺人事件の犯人も動機も最初からほぼわかっている。問題はその方法である。これがなかなかに難物。最終的には論理的な説明がつけられているので、本書は東野圭吾から読者への挑戦でもあるだろう。私には全く歯が立たないが。さて、湯川は相変わらず安楽椅子探偵に近い。今回、行動において最も活躍するのは薫。クールな犯人像の造型はなかなかのもの。タイトルの内包する意味にも静かに納得。また、草薙の幻の恋が儚くも消えてゆくというオマケ付きとサーヴィス精神も旺盛。

  • 射手座の天使あきちゃん さん

    「救済」辞書を引いたら、キリスト教では「人間を罪や悪から解放し、真実の幸福を与えること」とありました えっ、聖女の救済!? あっ、そっか彼は救済されなかったのかな? げに恐ろしきは女子の怨念、気を付けましょうね塩谷瞬さん(笑) それにしても福山雅治のDVDは吹きましたよ! <(^_^;

  • kishikan さん

    「いかに殺さないようにして、殺すか」。容疑者]は「犯人が事実を言うことによって、アリバイが確固になる」がだったけど、本作のトリックのキイはこれだった。東野さんのガリレオシリーズの長編は、いつも壮大なテーマがあって感心させられる。今回は、天才物理学者としての湯川の科学的推論というよりは、学者的論理の組み立て方と内海刑事の女性的感覚、そして草薙刑事の人間味という情緒的な心理の交錯が面白く読める。ただ、テレビドラマに近くなってきたかな。そういえば、ガリレオの続編ドラマがこの4月から開始されるとのこと。楽しみだ。

  • サム・ミイラ さん

    うーん、素晴らしいのはタイトルだけ。冒頭のミスリードはさすがですがそもそもこんな事で殺人まで犯すだろうかと。トリックにもかなり無理がある。ずっとシンクの前に居続けるなど到底不可能だと思うし、ひとつ間違えば他人を巻き込むアクシデントになる事に思いが至れば、こんな殺害方法はとらないと思います。捜査も解決の仕方も行き当たりばったり。犯人との頭脳戦等とは程遠い展開。東野圭吾は大好きな作家ですが、私はこの作品はいただけません。きついこと書いてすみません。

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人物・団体紹介

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東野圭吾

1958年大阪府生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒業。85年『放課後』で第三十一回江戸川乱歩賞を受賞。専業作家に。99年『秘密』で第五十二回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者Xの献身』で第百三十四回直木賞、第六回本格ミステリ大賞、12年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で第七回中央公論文芸賞、13年『夢

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