新・戦争学 文春新書

松村劭

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166601172
ISBN 10 : 4166601172
フォーマット
出版社
発行年月
2000年08月
日本
追加情報
:
18cm,198p

内容詳細

第2次大戦以降の近・現代戦を軸に戦略・戦術の神髄を説き、経営戦略として役立つ戦争のテクノロジーを説き明かす。

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読書メーターレビュー

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  • 茶幸才斎 さん

    前世紀における戦争の用法理論、「戦闘教義」について解説した本。第一次大戦の陣地戦、総力戦理論から、第二次大戦の機械化技術が生んだ戦車、装甲車による電撃戦、航空機による戦略爆撃、戦後の核抑止による制限戦争と軍拡競争、ゲリラ戦、そして湾岸戦争での兵器兵力大量投入による短期撃滅作戦まで、20世紀は一つの戦闘教義に習熟する間もなく、新たな兵器と戦闘理論が次々に生まれる時代だった。それは、熟達した戦闘のプロによる戦争ではなく、筆者の言うように、試行錯誤の戦争だった。世界が核の悲劇に見舞われなかったのが奇跡のようだ。

  • Naota_t さん

    ★3.2/戦争とビジネスなどを紐付けているのが興味深い。中でも「現場判断尊重の原則」は肌感覚を持ってビジネスでも当てはまると思った。陣頭指揮を執る第一線指揮官が戦場にいない軍隊は負ける、というのは、店長が売場にいないで常に部屋に閉じこもっている状況、会議ばかりで実行に移されない会社経営と同じだろう。『戦争学』に続き、ビジネスにつなげるのは牽強付会な部分はありつつも、戦争に勝利するための戦略と戦術を多くの実例から知ることができるのは勉強になった。テクノロジーを使いつつ、飽く迄最終判断をするのは人間の知恵だ。

  • mud-u さん

    非常に勉強になった。技術の進歩とともに戦闘の目的・方法が変わっていくのが、体系的に示されているのがよかった。また、現代においては兵器の進歩はゆるやかになり、テクノロジーというよりかは政治情勢により戦い方が制限されるという考察にも納得。今後の技術開発によって戦争の自動化が進んでいくと私は考えるが、制限戦争の様相は暫くは変化無いだろうと思う。

  • 肉欲棒太郎 さん

    『戦争学』の続編で、本書では20世紀の戦争に焦点を当てた内容になっている。イデオロギー抜きに軍事的リアリズムの観点から、韓国併合を「20世紀における日本の最大の失敗」と位置づけているところが興味深い。自衛隊の現状を憂いている感が随所からひしひしと伝わってきた。第二次世界大戦や中東戦争の経過や意義など、色々勉強になった。

  • zunbe さん

    「戦闘教義」を中心に解説されている。「戦闘教義」とは、日本で言うなら「機動部隊」、ドイツで言うなら「電撃戦」といった戦術論。この書籍では、単に戦略論や戦術論が書かれているだけでなく、政治的介入などによる戦争形態の変化にも言及されていて、興味深い。残念なのは、時折、戦術論、戦略論に絡めて、企業経営に当てはめてみた場合の言及があるのだが、少々中途半端な感があり、私にはピンと来ず(と言うか、心に響かず)、結局読み飛ばしてしまった。しかし、戦術、戦略を少し斜めから見て解説しており、興味深く読む事ができた。

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松村劭

1934年、大阪生まれ。防衛大学校卒業(2期)、陸自指揮幕僚課程修了。インド国防参謀大学、アメリカ陸軍指揮幕僚大学を卒業。陸上幕僚監部情報幕僚、作戦幕僚、第七戦車大隊長、ジュネーブ日本国連大使館防衛庁代表、アメリカ陸軍指揮幕僚大学教官、陸上自衛隊西部方面総監部防衛部長などを歴任し、1985年退官(陸

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