中国人の歴史観 文春新書

劉傑

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166600779
ISBN 10 : 416660077X
フォーマット
出版社
発行年月
1999年12月
日本
追加情報
:
18cm,230p

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 佐島楓 さん

    中国人の中でもジレンマやコンプレックスがあること、それを理解したうえで外交にあたらなければならないことなど、複雑に絡み合った歴史的問題が今の中国をつくっていることがわかった。しかし周恩来という人は前々から思っていたが凄い方だという思いを新たにしました。

  • 新父帰る さん

    1999年版。在日の中国人で早大助教授(当時)。内容は中国の外交政策と対日米観について。アヘン戦争からクリントン政権までを扱う。因って、中国人一般というより著者の歴史観は「侵略され、独立を奪われた」近代史であり、今でもなお中国人の根底に「被害者意識」が色濃く残っているとしている。国家のスローガンとしては蒋介石政権の「統一と独立」、「統一と建設」が江沢民政権迄続く。蒋から中共政権の連続性を強調。このような歴史観に基づく対日観は常に厳しいが、対米には臨機応変に構える。著者は敢えて社会主義イデロギーに触れない。

  • の さん

    中国の米国と日本に対する意識を解説。所謂「華夷思想」に異を唱え、時代時代での中国の対外意識を外交や歴史認識から読み解くものだが、詰まる所、時代時代での歴史観は世界情勢に強く起因しているのではないかと。19世紀は自国の被植民地化からアジア(特に日本)との交流を深め、対欧米とは厳しい態度で。20世紀は共産主義体制の押し進めと民族意識の強調から反日体制へと移る。しかし、それが全体に敷衍した思想なのかというとそうでもなく、時と場合によって柔軟に変化可能だということ。そりゃあ揚げ足取られて問題にもなるわ。

  • ののまる さん

    1999年出版なので、今の中国の歴史観はどうでしょう。

  • おらひらお さん

    1999年初版。10年以上前の中国関連の本ですが、内容的に古さを感じない。この辺りが版を重ねる理由かもしれません。また、「一面抵抗、一面交渉」や大国になりつつあるのに小国的な交渉を行うという指摘は興味深い。先日発表された被災地への中国首相の訪問打診もこの本を通じてみるといろいろと感じるところがありますね。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

劉傑

1962年北京に生まれる。1993年東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、早稲田大学社会科学総合学術院教授

プロフィール詳細へ

社会・政治 に関連する商品情報

おすすめの商品