DVD

交響曲第5番 アバド&ルツェルン祝祭管

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
GNBC1014
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
DVD
その他
:
ライブ盤

商品説明

2003年8月、マーラーの『復活』とドビュッシーの名演で世界の音楽ファンをうならせた、クラウディオ・アバドと新生ルツェルン祝祭管弦楽団によるマーラー第2弾。この結成2年目のコンサートでは交響曲第5番を取り上げ、またも驚くべき高水準の演奏を聴かせてくれます。画質、音質ともに最高水準といいたくなる素晴らしさも特筆すべきところでしょう。
 
 「空前のスーパー・オケ」と称された前年ほぼ同様のメンバーが揃ったルツェルン祝祭管の顔ぶれはそれにしても豪華。コンサートマスターは元ベルリン・フィルのコーリャ・ブラッハー、弦の各パートにはハーゲン四重奏団の面々、カプソン兄弟、ナターリャ・グートマンが並び、管楽器には、オーボエのアルブレヒト・マイヤー、ホルンのシュテファン・ドール、クラリネットのザビーネ・マイヤー、トランペットのラインホルト・フリードリヒが名を連ね、フルートは前年のパユに代わって、名門ロイヤル・コンセルトヘボウの首席を務めるジャック・ズーンが愛用の木製フルートを携えて馳せ参じています。

 再起不能とまで囁かれた大病を患い、一時はみる影もない衰えぶりが痛々しいほどだったアバドですが、その後の回復ぶりはいちじるしく、この映像でも、舞台にあらわれたその姿は2003年の時に比べてあきらかに体力を増していることが感じられます。ちなみに、ここには収められていませんが、当日の演奏会では前プロのベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番を30分弱という快速テンポで振り切ったとのことで、そんなアバドを客席から嬉しげに見守る盟友マウリツィオ・ポリーニ(前プロでの共演者)の姿が開演前にチラリと映し出されるのも印象的です。

 演奏は、そうしたアバドの健康状態を反映してか非常に精力的で推進力に富み、オケのズバ抜けた反応の良さと精度の高いサウンドもあって、まさに一分のスキもない見事なものです。第1楽章の葬送行進曲や、芝居の愁嘆場を思わせる第2楽章において、おどろおどろしさや絶叫調を抑えて追憶にも似た情感を漂わせるアバド一流のアプローチも、過去2度のレコーディングと比較してさらに克明に描出されています。

 しかし、この演奏の白眉は続く第3楽章でしょう。ここであまりにも自由自在に次々と引き出される細部音型の克明なこと、その生彩にあふれた響きには驚くばかり。実際、どんな過酷な要求にも苦もなく応えるスター・プレイヤー揃いのオケを率いているのですから、アバドとしても楽しくてしかたがないといった様子がありありと感じられます。
 ところで、同じマーラー5番のDVDでは、ラトル&BPO盤がホルン・ソロを指揮台の真横に立たせて話題になりましたが、ここではそこまではせず、その場で起立して演奏されています。吹いているのがラトル盤と同じシュテファン・ドールというのも興味深いところです。

 美しいしなやかさと、その美しさに溺れない高貴さを備えたアダージェット楽章を経て、まさに「スーパー・オケ」のスーパー・サウンドに圧倒される終楽章も素晴らしいとしかいいようがなく、文句の付けようがない大団円を見事に演出しています。


・マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
 
 ルツェルン祝祭管弦楽団
 指揮:クラウディオ・アバド
 
 録音:2004年8月18日、19日
 ルツェルン,カルチャー&コンヴェンション・センター内コンサート・ホール[ライヴ]

 収録時間:74分
 画面:NTSC カラー(16:9)
 音声:PCMステレオ 2ch / ドルビー・デジタル 5.1ch / DTS 5.1ch
 リージョン・コード:2

内容詳細

ベルリン・フィルから退いて、ますます円熟味を増しているアバドが、最も充実した演奏を繰り広げているルツェルン祝祭管との、第2番に続く第5番。独特な解釈によってマーラーの真髄に迫った名演。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

  • 01. マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調 アバド、ルツェルン祝祭管弦楽団

総合評価

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最近のアバドの演奏に惹かれて購入しました...

投稿日:2010/06/18 (金)

最近のアバドの演奏に惹かれて購入しました。それにスコアを持っていないので、こうした複雑な構成の曲の演奏を映像で見られるのは色々発見があります。知っている顔があちらこちらに見えて、それも楽しみでした。演奏ですが、個人的にマーラーの5番そのものがあまり面白いと感じられないので、参考になるかどうかわかりませんが、オーケストラ同様、やや拡散した印象を持ちました。完成度はあまり高くないかもしれません。もともとアバドのDVDやCDを買い求める方は病的な感情の表出など望んではおられないでしょうが、もちろんこの演奏も解釈的にバランスのとれたものでした。曲の性格にもよるのでしょうが、聴衆の受け止め方も1年後の7番に比べるとやや冷めていたように感じられます。僕自身、演奏にはそれほど感動しませんでしたが、記録としては大いに楽しめました。

盤捨印 さん | 東京都 | 不明

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シカゴ響、ベルリンフィルとの両CDを長年...

投稿日:2008/10/13 (月)

シカゴ響、ベルリンフィルとの両CDを長年聴いてましたが、これはほんと素晴らしい演奏です。病気でベルリンフィルを去ってからファンとしてはCDのリリースが少ないのは不満ですが、このマラ5は感動しました。 ちなみに、ティルソン・トーマスのマーラーチクルスに、非常に絶望してしまった私の一服の清涼剤となりました。 ゲルギエフ指揮ロンドン響、ティルソントーマス指揮サンフランシスコ響ともダメ。 やはり、マーラー指揮者としてアバドを見てきて良かったです。

abbadon さん | tochigi | 不明

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クラシックばかり聴くわけではない三十代か...

投稿日:2008/05/07 (水)

クラシックばかり聴くわけではない三十代から言わせれば、この演奏は、凄い、の一言です。この曲はCDで5種類ほど経験しましたが、誰の演奏でも曲自体が良く解らないままでいました。しかしこれは、オケのノリ、歌い方、そしてミュージシャンとしての多幸感がひしひしと伝わります。指揮者の主観だけではやっぱりダメなのですね。マエストロ・アバドは最近ハマっています。BPO初期は全く興味なかったのだけど。彼、覚醒していますよね、結構。それがオケのヴァイヴを奮い立たせているように思います。まるでロックバンドのようです。

ホセ さん | 大阪 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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