モーツァルト(1756-1791)

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SHM-CD

ピアノ協奏曲第21番、第9番『ジュノム』 内田光子、クリーヴランド管弦楽団

モーツァルト(1756-1791)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCCD51068
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
SHM-CD

商品説明

モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番、第9番『ジュノム』
内田光子、クリーヴランド管弦楽団


第1弾『ピアノ協奏曲第23番、第24番』がグラミー賞を受賞し大ブレイクした内田光子とクリーヴランド管弦楽団によるモーツァルトのピアノ協奏曲シリーズ。第3弾となった今作はモーツァルト21歳の時の傑作第9番『ジュノム』と、第2楽章が映画で使われたことでも有名な第21番。内田光子がもっとも信頼するオーケストラのメンバーたちと共に、至福のモーツァルトが響きわたります。(メーカー資料より)

【収録情報】
モーツァルト:
● ピアノ協奏曲第9番変ホ長調 K.271『ジュノム』
● ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467


 内田光子(ピアノ、指揮)
 クリーヴランド管弦楽団

 録音時期:2012年4月
 録音場所:クリーヴランド、セヴェランス・ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

【デッカ ベスト100 premium】
アナログからデジタルまで、常に最先端の録音で名盤を生み出してきた名門レーベルによる最高のベスト100。
 世界を代表するクラシック・レーベルDECCAの名盤100タイトルシリーズが8年振りのリニューアル。カラヤン、小澤征爾、ショルティ、アシュケナージ、内田光子、村治佳織、ブレンデル、諏訪内晶子、パヴァロッティetc. レーベルを代表する往年の巨匠から現在活躍しているスターを惜しみなくラインナップ。
 現在最良のマスターを使用〜アナログ音源はオリジナル・マスターからDSD変換、さらにPCM176.4kHz/24bitマスターからHRカッティング、デジタル音源はルビジウム・クロック・カッティング。
 更に高音質SHM-CD。レーベル面カラーは、散乱光を吸収し音質向上に効果のあるグリーン・カラーを採用。
 オリジナル・カバー・イメージを極力再現したジャケット・デザイン。
 声楽作品は歌詞対訳付。(メーカー資料より)

内容詳細

内田光子がソロと指揮を務めるクリーヴランドo.とのモーツァルトのピアノ協奏曲シリーズの第3弾。ピアノとオーケストラとの絶妙なブレンド具合、そこから浮かび上がるピアノの透明な響き。内田の円熟の極みが堪能できる。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

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内田光子と言えば、今や我が国にとどまらず...

投稿日:2012/08/16 (木)

内田光子と言えば、今や我が国にとどまらず、世界でも指折りの女流ピアニストと言えるが、今から30年ほど前は、ジェフリー・テイト&イギリス室内管弦楽団をバックとしてスタジオ録音を行ったモーツァルトの一連のピアノ協奏曲の演奏で知られる存在であった。これら一連の録音は現在でも十分に通用するクオリティの高い名演であると言えるが、内田光子はそうした当時の高評価に安住することなく研鑽に努め、シューベルトのピアノ・ソナタ集やベートーヴェンの後期のピアノ・ソナタ集などの数々の歴史的な超名演を経て、現在の確固たる地位を築き上げてきたと言えるだろう。そうした現代最高の女流ピアニストの一人となった内田光子が、数年前からクリーヴランド管弦楽団の弾き振りによって開始したチクルスが、正に満を持して再録音に挑むことになるモーツァルトのピアノ協奏曲集である。既に、第1弾(第20番&第27番)、第2弾(第19番&第23番)が登場しており、本盤は新チクルスの第3弾(第9番&第21番)ということになる。第1弾、第2弾ともに至高の超名演であったが、本盤の演奏もそれらに負けるとも劣らない凄い超名演だ。かつて第1弾のレビューにおいても記したが、かつてのジェフリー・テイトと組んで演奏した旧盤とは比較にならないような高みに達しているとも言えるだろう。それにしても、モーツァルトの傷つきやすい繊細な抒情を、これほどまでに意味深く演奏した例は、これまでの様々なピアニストの演奏にあったと言えるであろうか。モーツァルトの楽曲は、ピアノ協奏曲に限らないが、一聴すると典雅で美しい旋律に時として憂いに満ちた寂しげなフレーズが盛り込まれているが、そうした箇所における表現が内田光子の場合は絶妙なのである。各旋律における表情付けの意味深さは鬼気迫るものがあるとさえ言えるところであり、諸説はあると思うが、モーツァルトのピアノ協奏曲の本質のベールが内田光子によってこそはじめて脱がれたとも言ってもいいのではないか。これら両曲の演奏の内面から浮かび上がってくるモーツァルト渾身の魂の響きは、あまりにも繊細にして優美であり、涙なしでは聴けないほど感動的と評しても過言ではあるまい。モーツァルトのピアノ協奏曲に旋律の美しさ、聴きやすさ、親しみやすさのみを求める聴き手には全くおすすめできない演奏とも言えるが、モーツァルトのピアノ協奏曲を何度も繰り返し聴いてきた聴き手には、これらの楽曲の本質をあらためて認識させてくれる演奏とも言えるところであり、その意味では玄人向けの演奏とも言えるだろう。いずれにしても、本盤の演奏は、モーツァルトのピアノ協奏曲演奏の真の理想像の具現化と言っても過言ではない、至高の超名演と高く評価したいと考える。音質は、2012年のスタジオ録音であり、加えてピアノ曲との相性抜群のSHM−CDだけに、十分に満足できるものと言える。ただ、これだけの超名演だけに、第1弾及び第2弾とともに、最近話題のシングルレイヤーによるSHM−CD&SACD盤で発売して欲しかったと思っている聴き手は私だけではあるまい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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モーツァルト(1756-1791)

1756年:ザルツブルクで誕生。 1761年:最初の作曲(『アンダンテ ハ長調 K.1a』)。 1782年:オペラ『後宮からの誘拐』初演。 1783年:大ミサ曲ハ短調 K.427(417a)を上演。 1785年:弦楽四重奏曲集(ハイドン・セット)をハイドンに献呈。 1786年:オペラ『フィガロの結婚 K.492』初演。 1787年:父レオポル

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