シューマン、ロベルト(1810-1856)

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SHM-CD

クライスレリアーナ、謝肉祭 内田光子

シューマン、ロベルト(1810-1856)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCCD5233
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
SHM-CD

商品説明

内田光子/シューマン:クライスレリアーナ、謝肉祭

内田光子初のシューマン・アルバムとなった1枚。激しく心をゆさぶられる『クライスレリアーナ』、祭の喜びを描いた『謝肉祭』、いずれもドイツ・ロマン派のレパートリーを得意とする内田光子による、力強い演奏が印象的です。(メーカー資料より)

【収録情報】
シューマン:
● クライスレリアーナ op.16
● 謝肉祭 op.9

 内田光子(ピアノ)

 録音時期:1994年5月
 録音場所:イギリス、スネイプ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

内容詳細

内田光子にとって初のシューマン・アルバムとなった一枚。「クライスレリアーナ」のドラマティックで幻想性を帯びた構成力や「謝肉祭」での躍動感など、内田の繊細でダイナミックな表現力が遺憾なく発揮されている。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ユーザーレビュー

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このCDの中の「謝肉祭」に関してのみのレビ...

投稿日:2015/10/28 (水)

このCDの中の「謝肉祭」に関してのみのレビューである。 「謝肉祭」というシューマンの初期のこの曲は、ピアニストにとっては、 まとまりのない、散漫ともいえる21曲(Sphinxes. スフィンクスを含む)の曲群のように 感じらているかもしれない。おそらく、あまり弾きたくない作品ではないだろうか。 A - Es - C - H という4つの音を中心に据えて作曲されており、 若きシューマンが作曲技術を遊び心で示しながらも、それを芸術的に表現させようとした 野心的試みの作品ともいえる。個々の曲はタイトルがついたせいぜい2分前後のものであり、 またそのタイトルの意味するところは理解しにくいものがあり、この曲を全体として どうとらえるべきなのかはなおさら難しい。 そのため、大抵は凡庸でつまらない演奏に聴こえる結果となってしまうのである。 しかし、この内田光子の演奏は、私にとって驚きのものであった。 一曲一曲に演奏の意味が込められており、それが全体としてみごとなまとまりをもって 仕上げられている。時には優雅でゆるやかに、時には奔流のようなほとばしる情念を 荒々しいテクニックを駆使して表現し、川の流れのように自然に最終曲へと導いてゆく。 シューマンというロマン派の代表的な作曲家には、つねに「情念」の流れがつきまとっており、 この情念をどう解釈して表現するかが問われるのである。 このような演奏を聴いてしまうと、内田のピアニストの真価は疑いもなく、 傑出したものであると確信できる。 この演奏では評価の高いミケランジェリのものでさえ、希薄な情念表現として 遠くにかすんでしまうほどである。 「謝肉祭」がこれほど感動的な作品であったのかということを、思い知らされるのである。 お聴きになれば、それがはっきりとお分かりになる筈である。 ここでは、シューマンの指定では演奏不要となっている「Sphinxes. スフィンクス」という タイトルがついた曲も演奏されており、珍しいものとなっている。 1994年5月のグラモフォンの録音もすばらしい。

モデラート宮内 さん | 千葉県 | 不明

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徹底的に管理し尽くされた演奏。一瞬たりと...

投稿日:2008/07/11 (金)

徹底的に管理し尽くされた演奏。一瞬たりとも意に沿わない響きは出さないと言う気概がひしひしと伝わってきますが、堅苦しさや取っ付き難さは皆無です。このあたりが彼女のクレバーさでしょうか。甘美な表現や構築感など全てを兼ね備えつつそれを感じさせないさり気なさは凄いです。プロの仕事とはこう言うものですね。でもなぜソナタや幻想曲ではなくこの選曲にしたのか?どなたか詳しく解説して頂きたいです。

ノッポ さん | 兵庫 | 不明

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シューマン、ロベルト(1810-1856)

ロベルト・シューマン(Robert Alexander Schumann)は、 1810年6月8日にドイツのツヴィッカウに生まれました。5人兄弟の末っ子で、出版業者で著作もあったという父親のもとで早くから音楽や文学に親しみ、作曲や詩作に豊かな才能を示したといいます。  ロベルト16才の年にその父親が亡くなり、安定した生活を願う母親の希望で法学を選択、1828年にライプツィヒ大学に入学しますが、音

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