Hi Quality CD

Flute King-flute Concerto & Sonatas: Pahud(Fl)Kammerakademie Potsdam Pinnock(Cemb)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TOCE90208
組み枚数
:
2
:
日本
フォーマット
:
Hi Quality CD

内容詳細

音楽表現に知的自由をもたらし、フルート音楽の黄金期形成に貢献したフリードリヒ大王の生誕300年を“記念”して、パユが仕掛ける新旧ヨーロッパの融合。20世紀後半の古楽器隆盛の立役者ピノックも参加させて、ソロではランパルを髣髴とさせる美音を響かせ、解説も書き下ろし。楽しめる企画。(田)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ディスク   2

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ベルリン・フィルを始めとする現代オケ以外...

投稿日:2012/01/05 (木)

ベルリン・フィルを始めとする現代オケ以外でのEmmanuel Pahudのディスクは、J.S.Bachのフルート・ソナタ全集しか知らず、その演奏は美音ながら、Bachのソナタのあまりにもシンプルかつ重層的な曲構造を全く構築できていない印象がありました。この盤でもBWV1079のトリオ・ソナタは、曲構造の把握と厳格な構築性がまだまだと思いますが、それ以外の曲においては見違えるような素晴らしい演奏を繰り広げており、やはりJ.S.Bach以降の疾風怒涛期にさしかかるこの時期の音楽に、Pahudの音楽性はより適合するのではと思われました。不勉強にして、ここに収録されてる作曲家に十分詳しくはないのですが、やはり比較するとC.P.E.Bachの存在感は圧倒的で、最後のHamburger Sonataは自分が数種類聴いた中でも最上の演奏ではないかと思いました。Carl Philippの無伴奏は、有田正広の名演が耳についていますが、様式感は劣るもののPahudの美しさも格別です。1枚目を担当するKammerakademie Potsdamは、節度と生命感を兼ね備えた充分な名演奏、そして何よりもTrevor Pinnock/Jonathan Mansonの世界最高の通奏低音コンビが、この演奏の価値を数段高めています。昨今ほとんど新譜を耳にしないPinnockですが、これを聴くとそのチェンバロ演奏はますます軽みと美しさ、そして味わいを増しているようで、1980年以降のLeonhardtの域に近づきつつあるのではと思います。正直、アルバム全体としては、繰り返し聴きたい曲ばかりではないですが、演奏者の名演については十分に推薦に値する好盤ではないでしょうか。

mimi さん | 兵庫県 | 不明

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