CD

『オテロ』全曲 ショルティ&シカゴ響、パヴァロッティ、テ・カナワ、ヌッチ、他(1991 ステレオ)(2CD)

ヴェルディ(1813-1901)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCCD4716
組み枚数
:
2
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

生誕100年記念 ショルティ名盤50 第2回発売
ヴェルディ:歌劇『オテロ』(1991年録音)(2CD)


15世紀末のキプロス島を舞台に展開するシェイクスピアの名作をオペラ化した、ヴェルディ晩年の傑作『オテロ』は、将軍オテロが腹黒い旗手イアーゴの奸計によって最愛の妻デズデモーナの不貞を信じ、無実な妻を殺して自害するという悲劇です。緊迫感に富むドラマと豊かな音楽の統合を見事に果たしたこの作品を、パヴァロッティという20世紀の名テノールを迎えてライヴ録音された、ショルティのドラマティックな演奏をお楽しみください。(UNIVERSAL MUSIC)

【収録情報】
・ヴェルディ:歌劇『オテロ』全曲

 オテロ:ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)
 デズデモーナ:キリ・テ・カナワ(ソプラノ)
 イアーゴ:レオ・ヌッチ(バリトン)
 カッシオ:アントニー・ロルフ・ジョンソン(テノール)
 エミーリア:エルスビエタ・アルダム(メゾ・ソプラノ)
 ロドヴィーコ:ディミトリ・カブラコス(バス)
 モンターノ:アラン・オピー(バリトン)
 ロデリーゴ:ジョン・キーズ(テノール)
 伝令:リチャード・コーン(バス)
 シカゴ・シンフォニー・コーラス
 メトロポリタン歌劇場少年合唱団
 シカゴ交響楽団
 サー・ゲオルク・ショルティ(指揮)

 録音時期:1991年4月8,12日、4月16,19日
 録音場所:シカゴ、オーケストラ・ホール&ニューヨーク、カーネギー・ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
 ルビジウム・クロック・カッティング
 歌詞対訳付

内容詳細

シェイクスピアの名作をオペラ化したヴェルディ円熟期の最高傑作、「オテロ」。演奏会形式でライヴ録音されたもので、緊張感に貫かれた物語と豊かな音楽との調和が楽しめる。パヴァロッティ、ヌッチの歌唱はさすがのひと言だ。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

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ディスク   2

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パヴァロッティは輝かしい声の持ち主だが、...

投稿日:2017/04/16 (日)

パヴァロッティは輝かしい声の持ち主だが、重厚さを求められるオテロ役は不向きとの評価もあり、録音がなかった。だが録音の良さも相俟って、レオ・ヌッチとキリ・テ・カナワという最高のパートナーも得て素晴らしいライヴ公演に仕上がっている。声質だけが判断基準ではない、新たな輝かしいオテロ像を生み出している。デル・モナコやドミンゴとはタイプが違うが、もっと評価されて良いオテロだと、改めて感じた・・・。

燕の巣 さん | 静岡県 | 不明

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歌劇「オテロ」は、ヴァルディの数あるオペ...

投稿日:2012/12/06 (木)

歌劇「オテロ」は、ヴァルディの数あるオペラの中でも最もショルティの芸風に合ったものと言えるのではないだろうか。というのも、ショルティの芸風は切れ味鋭いリズム感とメリハリの明朗さであり、緊迫感にはらんだ劇的な要素を持った歌劇「オテロ」の性格との相性抜群のものがあるのではないかと考えられるからだ。また、本盤の演奏は1991年のライヴ録音。ショルティも最晩年の1990年代に入ってからは、自らの指揮活動の集大成とも評すべき円熟味溢れる懐の深い演奏を行うようになってきたところであり、本演奏においても、前述のような持ち味の鋭角的かつ明晰な芸風に加えて、かような円熟味溢れる彫の深い表現を聴くことができるのが素晴らしいと言える。ショルティと同様に米国を拠点に活躍をした先輩格のハンガリー人指揮者、ライナーやセル、オーマンディなどとは異なり、オペラをレパートリーの中核としていたショルティではあるが、本演奏は、正にオペラの演奏に自らの半生を捧げ、多大なる情熱を持って取り組んできたショルティの集大成とも言うべき至高の名演に仕上がっているとも言えるところだ。それにしても、同オペラの演奏において、これほどまでにドラマティックで、重厚かつ強靭な迫力を有した演奏は、かのカラヤン&ウィーン・フィルほかによる超名演(1961年)に比肩し得るほどであると評し得るところであり、このような演奏を聴いていると、ショルティこそは、20世紀後半における最高のオペラ指揮者であったカラヤンに対抗し得る唯一の存在であったことがよく理解できるところだ。そして、強靭な迫力と言っても、1970年代頃までに時として散見されたショルティの欠点でもあった、力づくの強引さは薬にしたくもなく、どこをとってもその音楽に奥行きのある懐の深さが感じられるのが素晴らしい。各登場人物の細やかな心理の移ろいの描き方も万全であり、これぞまさしくオペラを知り尽くしたショルティならではの老獪ささえ感じさせる卓越した至芸と言えるだろう。本オペラの演奏に際して、手兵のシカゴ交響楽団を起用したというのも功を奏しており、前述のような重厚にして強靭な迫力は、本演奏の当時スーパー軍団とも称されたシカゴ交響楽団の面目躍如たるものがあると言える。歌手陣も、ショルティが指揮するオペラならではの豪華な布陣であり、特に、ルチアーノ・パヴァロッティがオテロ役をつとめているというのが本演奏の最大の魅力であるとも言える。また、デズデモーナ役のキリ・テ・カナワやイアーゴ役のレオ・ヌッチ、そしてカッシオ役のアントニー・ロルフ・ジョンソンなどの歌手陣、そして、シカゴ・シンフォニー・コーラスやメトロポリタン歌劇場少年合唱団も最高のパフォーマンスを発揮していると評価したい。音質も、英デッカによる見事な高音質録音であるのも素晴らしい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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歌手、録音が最高のできばえ。やはりパバロ...

投稿日:2009/07/06 (月)

歌手、録音が最高のできばえ。やはりパバロッテイが最高。このCDは彼のためにあると言っても過言でない。ちょっと残念なのは、シカゴ交響楽団金管が暴れまくっていないところ。歌手を中心に置き非常にパワーを抑えている。これもこれでよいかと思った。パバロッテイとよい録音のオテロをお求めにお勧めです。

KANA07 さん | 石川県 | 不明

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人物・団体紹介

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ヴェルディ(1813-1901)

1813年10月10日、ジュゼッペ・フォルトゥニオ・フランチェスコ・ヴェルディは、カルロ・ヴェルディの10番目の子供として、ブッセート近郊レ・ロンコーレに誕生。この頃は政情が不安で、翌年1月には同地にロシア軍が侵攻しています。生家は旅館兼居酒屋を営み、宿泊客の旅芸人の音楽に幼少から惹かれていたとのこと。1821年、父親からスピネットを買ってもらい、やがてピエトロ・バイストロッキにオルガンの奏法も習

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