サン=サーンス (1835-1921)

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CD

ヴァイオリン・ソナタ、他 カントロフ(vn)ルヴィエ(p)

サン=サーンス (1835-1921)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
COCO70550
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

サン=サーンス/ラロ/プーランク:ヴァイオリン・ソナタ カントロフ/ルヴィエ
録音:1991-94年(デジタル)

初発売のラロ、プーランクを加え、カントロフの至芸でフランスのソナタを聴く。
待望の初発売となるのはプーランクの名作ヴァイオリン・ソナタと現在ほとんど演奏される機会のない珍しいラロのソナタ。既発売で折り紙付の名演とされてきたサン=サーンスのソナタ集とカップリングした超スペシャル盤。

内容詳細

フランスの貴公子カントロフが、十八番であるフランスのヴァイオリン・ソナタでエスプリあふれる演奏を繰り広げる。ラロとプーランクは未発表音源。DENONが誇る《CREST 1000》シリーズの1枚。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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サン=サーンスのソナタのちゃんとした演奏...

投稿日:2013/05/19 (日)

サン=サーンスのソナタのちゃんとした演奏が聴きたくて購入した。「ちゃんとした」というのは、テンポを大く変化させて技術をひけらかし、曲のフォルムを乱すような下品さがない演奏、という意味である。カントロフ、ルヴィエは期待に違わず、全楽章をあるべきテンポとニュアンスで演奏している。驚いたのは第1番の終曲Allegro moltoだ。何という疾走感!途中、前のほうの楽章の主題が戻ってくる部分で、たいていの演奏家(特に若手)はやたらとテンポを落として楽章の統一感を破壊するのに、カントロフとルヴィエはそんなことはしない。そしてラストの息もつかせぬ無窮動的走句へと上り詰める。いやあ、興奮させられた。さて、プーランクは色々な演奏家のアルバムの余白にやたら収録されていてもう十分すぎるストックがあるのだが、ラロのソナタは初聴で、大いに楽しんだ。これを入れてくれたお二人のセンスにも脱帽。

ニャンコ先生 さん | Tochigi | 不明

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フランスのエスプリに満ち溢れた詩情ここに...

投稿日:2012/07/08 (日)

フランスのエスプリに満ち溢れた詩情ここに極まれりとも言うべき美しい名演だ。本盤におさめられたフランス人の作曲家によるヴァイオリン・ソナタの数々は、いずれも必ずしも有名な作品とは言い難い。むしろ、はじめて鑑賞する聴き手も多いと言えるのではないだろうか。しかしながら、いずれも美しい旋律に満ち溢れた大変な魅力作であると言える。言わば、知る人ぞ知る名作揃いであると言えるが、カントロフは、こうした各ヴァイオリン・ソナタの美しい旋律の数々を情感豊かに歌い抜いている。それでいて、センチメンタルな陳腐さに陥るということはいささかもなく、どこをとっても格調の高さを失うことがないのが素晴らしい。そして、各フレーズの端々には、冒頭に記述したように、フランス風のエスプリに満ち溢れた瀟洒な情感が満ち満ちており、その何とも言えないセンス満点の美しさには抗し難い魅力があると言える。もちろん、カントロフの演奏は、そうした美しい情感を全面に出すのみの演奏ではない。持ち前の卓越したテクニックも随所において存分に発揮していると言えるところであり、はたまたテンポの振幅を駆使するとともに、アッチェレランドなども施すなど、個性的な解釈にも事欠かないところである。そして、こうした個性的な解釈こそが、本盤の各楽曲の演奏を冗長なものとするのを避けるのに大きく貢献しているとも言えるところであり、いい意味において、剛柔のバランスのとれた優れた演奏ということもできるところだ。前述のように、本盤の各楽曲については、同曲異演盤が稀少な点もあり、こうした点を踏まえると、本盤におさめられた各楽曲の演奏こそは、これら各楽曲の代表的な名演と評価してもいいのではないかと考えられるところである。ジャック・ルヴィエによるピアノ演奏も、カントロフによるヴァイオリン演奏を引き立てるという意味において、正に理想的な名演奏を展開していると評価したい。そして、今般、かかるカントロフによる素晴らしい名演がBlu-spec-CD化がなされたということは、本盤の各演奏の価値、引いては知られざる名作の真価を再認識させるという意味においても大きな意義があると言える。カントロフによる艶やかなヴァイオリンの弓使いやジャック・ルヴィエのピアノタッチが鮮明に再現されており、従来CD盤との音質の違いは歴然としたものがあると言えるところだ。いずれにしても、カントロフ、そしてジャック・ルヴィエによる素晴らしい名演をBlu-spec-CDで味わうことができるのを大いに喜びたい。そして、可能であれば、シングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化して欲しいと思っている聴き手は私だけではあるまい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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Viva! e Grazie a Saint-Saens e Kantrow !...

投稿日:2011/12/02 (金)

Viva! e Grazie a Saint-Saens e Kantrow !! これほど音楽の喜びと楽しみに溢れたアルバムも珍しい。「至宝」という表現を使うのが無粋と思われるような愛聴の対象だ。フランスとはいえ、ドビュッシーもフォーレも描けない躍動かもしれない。作曲家も演奏家も喝采の対象だ、Meraviglioso!!

ドレクスラー さん | 神奈川県 | 不明

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