CD

交響曲第2番、二重協奏曲 アンチェル&チェコ・フィル、スーク(vn)ナヴァラ(vc)

ブラームス(1833-1897)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
COCQ84082
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

アンチェルのブラームス第2番&ドッペル

近現代物やスラヴ系レパートリーの名盤で有名なアンチェルですが、実際には広範なレパートリーをとりあげており、さまざまなスタイルの音楽を、作品にふさわしいスタイルできちんと仕上げる手腕には定評がありました。
 このアルバムに収録されたブラームスにもそうしたアンチェルの芸風がよく反映されており、無用な感情移入をせずに作品に切り込みながらも、情感の宿る部分は大切に扱い、効果的なアゴーギクも交えて美しいブラームス像を確立することに成功しています。
 交響曲第2番は特にそうしたアンチェルの特質がプラスに作用しているようですが、組み合わせの二重協奏曲も、やはり優れた演奏です。ソリストのヨセフ・スークとアンドレ・ナヴァラの紡ぎだす美音と端正なフォルムはアンチェルのスタイルにピタリとはまって申し分ありません。
 黄金時代のチェコ・フィルのサウンドがきわめて美しいものであることも特筆されるべきですが、残念ながら本家スプラフォン「アンチェル・ゴールド・エディション」のリマスタリングはノイズリダクション過剰で音質が冴えないので、国内盤「スプラフォン・ヴィンテージ・コレクション」の中のこの1枚をお薦めしておきます。スプラフォンのテープ庫に眠るマスターテープを、192kHz/24bitでハードディスクにダビングし、それをコロムビアのスタジオでリマスタリングしたというもので、きわめて鮮明な音質に仕上がっています。

・ブラームス:交響曲第2番ニ長調作品73
 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 カレル・アンチェル(指揮)
 録音時期:1967年6月5&7日(ステレオ)
 録音場所:プラハ芸術家の家、ドヴォルザーク・ホール

・ブラームス:二重協奏曲イ短調作品102
 ヨセフ・スーク(Vn)
 アンドレ・ナヴァラ(Vc)
 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 カレル・アンチェル(指揮)
 録音時期:1963年9月30日&10月1日(ステレオ)
 録音場所:プラハ芸術家の家、ドヴォルザーク・ホール

内容詳細

アンチェルの名演のひとつ。交響曲での造形力の確かさもさることながら、二重協奏曲での演奏にも注目。ナヴァラの高貴なまでのチェロと、スークの気品に満ちた輝かしい美音に、心ゆくまで酔うことができる。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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残響が長すぎるのが個人的には気に入らない...

投稿日:2011/02/14 (月)

残響が長すぎるのが個人的には気に入らないが、演奏そのものは素晴らしい。特に二重協奏曲は、マイクが近いせいかスークとナヴァラの音が生々しい。正に松脂の飛び散るのが見えるような演奏、録音。二重協奏曲ファンの必携盤だ。

ひろの さん | 東京都 | 不明

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アンチェルはそうラッキーな道を歩いた様に...

投稿日:2009/03/26 (木)

アンチェルはそうラッキーな道を歩いた様には思えない指揮者でスメタナ「わが祖国」オンリーのイメージがありましたがさにあらず・・本盤ブラームスはやや第1楽章滑り出し弱い印象を持ちましたが余計な寄り道をしないで曲の本質に迫った第2交響曲かと思います。個人的な盤歴なのですがバッハの弦楽作品で忘れられないアーティストにスークとナヴァラがいるのですがこれらの二人が並んで協演している二重協奏曲は両者のタッチには正直違いはあるものの私にとっては貴重なアンチェル参加のブラームスとして重宝します、地味ですが素晴らしい盤です。

一人のクラシックオールドファン さん | 芦屋 | 不明

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ブラームスにおいてもアンチェルはやはりア...

投稿日:2008/06/28 (土)

ブラームスにおいてもアンチェルはやはりアンチェルであり続けるという当たり前と言えば当たり前でしかないことを書く以外に言葉が見つからない。誇張のない端正な流れの中にハッとするような微妙なニュアンスが随所で聴かれる。二曲とも派手さはまったくないが、たいへんな名演である。二重協奏曲のスークとナヴァラもこの演奏にふさわしい。

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人物・団体紹介

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ブラームス(1833-1897)

1833年:北ドイツのハンブルクでヨハネス・ブラームス誕生。 1843年:演奏会にピアニストとして出演。作曲家、ピアニストのマルクスゼンに師事。 1852年:ピアノ・ソナタ第2番が完成。 1853年:ピアノ・ソナタ第1番、ピアノ・ソナタ第3番が完成。 1854年:ピアノ三重奏曲第1番、シューマンの主題による変奏曲が完成。

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