CD

ドヴォルザーク:交響曲第9番『新世界より』、シューベルト:交響曲第8番『未完成』 久石譲&東京フィル

久石譲 (Joe Hisaishi)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
WRCT2001
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

映画「となりのトトロ」や「崖の上のポニョ」、「おくりびと」などの数々の名曲を生み出した作曲家・久石譲が、“クラシック音楽”と向き合った!

ミニマル・ミュージックをベースに数々の作品を生み出す作曲家・久石譲が、09年、クラシックの指揮者デビューを果たしました。このアルバム・シリーズは、久石譲がクラシック指揮者として演奏したオーケストラのコンサートをライヴ録音し、会場の感動をそのままに、アルバム化したものです。
 「学生当時は、クラシック音楽には見向きもせず、前衛音楽ばかりに夢中になっていた」という久石が、いつしか意識し始めたクラシック音楽の偉大さ。
 映画音楽やCM曲、ポップスから現代曲の作品まで、幅広いジャンルの楽曲を独自の世界で作りつづける久石だからこそ感じたクラシックの素晴らしさを、作曲家独自の解釈で指揮者として表現することによって多くの人と共有したい。そんな熱い想いが詰め込まれています。
 古典作品クラシックに久石譲が、新しい生命を吹き込み、現在いまの時代に久石譲版・クラシック音楽として甦らせます!
 クラシック作品でありながら、新しい! その新たな視点で捉えたアプローチは、聴く者を久石ワールドに連れ込むことでしょう。そして、作曲家だからこそわかる偉人達の作品の凄さを、≪クラシック愛好家≫にはもちろんのこと、かつて久石自身がそうであったように≪クラシック初心者≫にもわかりやすく、豊富な経験と知識をもとに新鮮な感覚をもって、存分に魅力を届けてくれるコンセプチュアルなアルバムです。
 現代音楽の作曲家・久石譲ならではの視点で、クラシック音楽に挑んだ選りすぐりのクラシック名曲集。 久石譲指揮、ライヴ盤。(ユニバーサルIMS)

「作曲家として、この曲を分析しながら感じていたことを話そうと思います。ただし、非常に個人的かもしれませんが、それが僕の「音楽」です。」久石譲

【ドヴォルザーク/交響曲第9番『新世界より』】
ドヴォルザークはチェコの偉大な作曲家だ。彼は今で言う最も優れたキャッチーな作曲家であろう。スコアを追っていくとよくわかるのだが、とても緻密に、色々なモティーフ(音型)を散りばめ、沢山構築している。ところが、幸か不幸か、あまりにもメロディがキャッチーすぎるため、我々はその裏側に隠された彼の緻密さになかなか気づくことができないのである。

【シューベルト/交響曲第7(8)番『未完成』】
シューベルトの一番わかりやすい天才的な部分は、ハーモニー感覚の凄さだ。普通は、ある調からある調に移るには正当な手続きを踏んで新たなキーに転調するように書くのだが、シューベルトはたった一音で次の調に自然に転調してしまう。これほどの天才は他に見たことがない。
−2009年5月24日サントリーホール 久石譲プレトークより抜粋−

【収録情報】
・ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調op.95『新世界より』
・シューベルト:交響曲第7(8)番ロ短調D.759『未完成』
 東京フィルハーモニー交響楽団
 久石譲(指揮)

 録音時期:2009年5月24日
 録音場所:東京、サントリーホール
 録音方式:デジタル(ライヴ)

【久石譲(Joe Hisaishi)プロフィール】
1950年長野県生まれ。国立音楽大学在学中よりミニマル・ミュージックに興味を持ち、現代音楽の作曲家としてコンサート、演奏、プロデュースを数多く行う。1981年「MKWAJU」を発表、翌82年「INFORMATION」を発表し、ソロアーティストとして活動を開始。以後、「Piano Stories」をはじめ、2009年発表のロンドン交響楽団演奏による「ミニマリズム」まで、多数のソロアルバムを生み出し、ジャンルにとらわれない独自のスタイルを確立する。
映画『風の谷のナウシカ』(84)以降、宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』(01)や『崖の上のポニョ』(08)などすべての作品の音楽を担当するほか、北野武監督の『HANA-BI』(98)、滝田洋二郎監督『おくりびと』(08)等の音楽を手掛け、現在までに70本近い映画作品の音楽を担当。日本アカデミー賞最優秀音楽賞をはじめ国内外で数多くの賞に輝く。日本における映画音楽の第一人者として高い評価を得ている。2009年秋、芸術分野における長年にわたる素晴らしい功績を讃えられ紫綬褒章を受章。また、2004年よりスタートした新日本フィルハーモニー交響楽団との共同プロジェクトであるワールド・ドリーム・オーケストラでは初代音楽監督に就任するほか、2006年のアジア4都市を巡るアジア・オーケストラ・ツアーや、2008年8月に開催した日本武道館で開催した「久石譲in武道館〜宮崎駿と共に歩んだ25年間〜」コンサートでは総勢1200名を超える演奏者と共に指揮・ピアノ共演を果たすなど、大胆かつ自由な発想でプロデューサーとしての手腕もあますことなく発揮し、各地で大成功を収めている。
2009年より、クラシックコンサートの指揮者として本格的な活動を開始し、同年5月「久石譲Classics vol.1」、2010年2月「久石譲Classics vol.2」を開催。作曲家の視点から捉えたクラシックの曲目解説付きコンサートは、幅広い層に支持され、好評を博した。ますます今後の活躍が期待されている。(ユニバーサルIMS)

内容詳細

あの久石譲が“新世界・未完成”という超有名曲を振った。というだけでも話題性があるが、演奏がまた“お楽しみ”の域を超えた好感の持てるもの。何より指揮者自身のこれらの曲に対する新鮮な感性の輝きが、音と表現にはっきり示されている。一聴をお勧め。(教)(CDジャーナル データベースより)

ユーザーレビュー

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ジブリなどで知られる作曲家、久石譲が、東...

投稿日:2020/01/20 (月)

ジブリなどで知られる作曲家、久石譲が、東京フィルハーモニー交響楽団を振ってクラシックの名曲を演奏したライブコンサートのアルバム。 この盤はドヴォルザークの交響曲第9番新世界よりと、シューベルトの交響曲第7番未完成を収録している。 誰もが知っているような通俗的な名曲であるが、その演奏は正直に言えば久石譲がタクトを取ったから音源化されたと言っても良い、有名作曲家による色物的なアルバム。 ただ、色物と言っても演奏そのものは非常に丁寧に、真摯に演奏されており、癖のない演奏である。 悪い演奏ではないが、クラシックを聴き慣れた人間からすれば、競合盤の多い中それ程良い演奏とも言えない。 ではどう言う人に良いかというとライナーノーツで指揮者自身も書いているが、ジブリをはじめとする映画音楽で久石譲を知ったリスナーが、クラシックに興味を持った時、久石譲(この盤)という仲介を経てクラシック音楽に入っていくいわば、入り口とも入門といえる盤ではないかと思う。 ライブ盤だが比較的近年なので、音はまぁまぁ良い方だ。

レインボー さん | 不明 | 不明

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人物・団体紹介

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久石譲 (Joe Hisaishi)

北野武監督作品における音楽を担当し、世界中で脚光を集めるようになった作曲家、久石譲。2003年3月に約一年振りのニューアルバム『Etude - Piano Stories 4 』を発売。1月に発売されたミニアルバム『Curved Music 2 - Joe's Cm Stree』ともに大ヒットとなっている。また第75回アカデミー長編アニメーション映画賞を受賞した『千と千尋の神隠し』のサウンドトラッ

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