LPレコード

テンシュテット&ウィーン・フィル、一期一会の大演奏会 (2枚組アナログレコード)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ALTLP133
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
LPレコード
その他
:
限定盤

商品説明

大戦艦の巨砲の如き「英雄」とマーラーの恐るべき震撼。巨星テンシュテットとウィーン・フィルの一期一会。絶後の大演奏会!

テンシュテットが生涯ただ一度ウィーン・フィルを振った空前絶後の大演奏会ライヴを初LP 化。当LP用の最新リマスタリングにより音質も十全。ベートーヴェンの『英雄』は音楽の展開と共にどんどんと白熱、気付けば強烈な世界へと驀進していきます。テンシュテット宿命の作曲家・マーラーの第10 番もウィーン・フィルから最高の響きを引き出しつつ魂の震える超熱演を披露。特別な演奏会を大興奮と共に楽しめること請け合いです。ブックレット所収のシカゴ響総裁ヘンリー・フォーゲル氏による解説も熱がこもっていて読み応えあり。

【収録内容】
[LP1-A]ベートーヴェン:交響曲第3 番 変ホ長調『英雄』Op.55 第1 楽章
[LP1-B]ベートーヴェン:交響曲第3 番 変ホ長調『英雄』Op.55 第2 楽章
[LP2-A]ベートーヴェン:交響曲第3 番 変ホ長調『英雄』Op.55 第3・4 楽章
[LP2-B]マーラー:交響曲 第10 番より アダージョ

クラウス・テンシュテット(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1982年8月29日 /ザルツブルク、祝祭劇場
(オーストリア放送協会によるライヴ録音、ステレオ)

・国内プレス
・完全限定生産盤
・ステレオ
・日本語帯・解説付
(メーカー・インフォメーションより)

総合評価

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5.0

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多くの皆さんの意見と異なっていますが、多...

投稿日:2020/09/03 (木)

多くの皆さんの意見と異なっていますが、多くのテンシュテットの演奏を聴いていて、この「英雄」の演奏は、忘れてはならない、貴重なものだと思います。確かに第1楽章の始まり部分の、ぎこちなさは不安感を充分煽るものですが、曲が進むにつれて、緊迫の度合いを強めていき、他の指揮者では、堀出せなかった、ウィーンフィルの底力に近いものを我々に提示してくれていると、私は感じます。最近、ウィーンフィルを指揮する指揮者の中には、オーケストラの能力に寄り掛かり、ほとんど能力を感じない人もいるのが残念でなりません。そもそも、代理で呼ばれた、テンシュテットがウィーンフィルに二度と呼んでもらえなかったことは、仕方がないことかもしれません。しかし、ここで聴かれる英雄の演奏は、お互いの真剣勝負の結果であり、オーケストラ演奏でなければ、経験でない種類の、高い次元の貴重な記録だと思います。この演奏を聴いた後では、他の演奏が生温く感じるのは、私だけでしょうか?

ふなし さん | 東京都 | 不明

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テンシュテットがWPを振るということで、...

投稿日:2011/06/25 (土)

テンシュテットがWPを振るということで、年末のFM放送を楽しみにしていた演奏会だったが、聴き終えて首をかしげた記憶がある。これほど伝わってくるものが希薄な『英雄』はあまり経験したことがない。その印象は30年近く経た今も変わらない。WPはどんな指揮者と共演してもWPとしての水準を下回る演奏をしないことが伝統となっているオケだが、この『英雄』はまさに水準ぎりぎりの演奏である。ライブで真価を発揮するテンシュテットの録音の中では稀にみる凡演であり、彼の『英雄』を堪能したいのであれば、NDR盤かLP盤を聴く方がよい。マーラーは一転してテンシュテットの気概が感じられ、WPもそれに引きづられるかのように応えているところが面白い。こちらは『英雄』とは逆にスリリングな名演である。この演奏を聴くたびに、オケと指揮者の関係の難しさを痛感する。特にWPは指揮者にとって一筋縄ではいかない(つまり簡単に言うことを聞かない)オケであることはよく知られている。ましてピンチヒッターで急遽WPの指揮台に立ったテンシュテットがいかに苦労したかは想像に難くない。テンシュテットはWPに対して相当腹を立てたという後日談が伝わっているが、この両者は互いに信頼関係を築くことなく、二度と共演することはなかった。その意味では、貴重な「記録」であるのかもしれない。蛇足ながら、ザルツブルク音楽祭のレヴァイン=WPによるマーラーの7番の名演は是非ともCD化していただきたい。

ディスク派 さん | 東京都 | 不明

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このアルバムは、何と言ってもマーラーのア...

投稿日:2011/05/12 (木)

このアルバムは、何と言ってもマーラーのアダージョが圧倒的。これだけで「英雄」の世界を超えている。苦しみにのたうちまわりながら、しかし不思議なまでに妖しく美しいこの曲の魅力と「凄み」を余すところなく表現した、まさに絶世の名演。ウィーンフィルもまさにウィーンフィルらしさをフルに発揮しつつ、独自の魅力たっぷり。これはすごい。時間からいえば遅い類だが、そんな印象もまるでない。究極のアダージョ。一方、「英雄」はそれほどの特徴はない。ライヴのテンシュテットによくある暴走(肥大化)をウィーンフィルがしれっと受け流しているかのよう。おかげで、指揮者とオケの「らしさ」が感じられない出来栄え。それはそれで記録としては面白いのかもね。録音は超優秀。何の不満もない、よい音。正規発売、はなはだめでたし。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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人物・団体紹介

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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