クープラン、フランソワ(1668-1733)

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CD 輸入盤

フランソワ・クープラン生誕350年エディション(16CD)

クープラン、フランソワ(1668-1733)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
9029561116
組み枚数
:
16
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

フランソワ・クープラン生誕350年記念!

フランソワ・クープランは16世紀末の名鍵盤楽器奏者のひとりであり、クープラン一族の中で最も有名で、大クープランと呼ばれています。父のシャルル・クープランと伯父のルイ・クープランはパリのサン・ジェルヴェ教会のオルガニストでした。1693年には国王のオルガニストという地位につき宮廷に出入りし、王家の人々にクラヴサンを教えました。また、ルイ14世のヴェルサイユ宮廷作曲家として室内楽曲や王室礼拝用の宗教曲を作曲。フランス様式とイタリア様式の融合を試みた室内合奏曲や小規模な宗教曲でも傑作を残していますが、彼の代表作と言えば、やはり鍵盤音楽でしょう。特に彼の功績と有名な「クラヴサン曲集第1巻」が1713年出版され、1730年の「第4巻」まで合計230曲以上がおさめられています。それらは、フランス・クラヴサン音楽を完成へと導くものでした。さらに彼の作品は、当時のヨーロッパへも伝わり、バッハ、ヘンデル、テレマンに影響を与えています。1733年に死去後、19世紀半ばの新たなる出版で広く普及するまで忘れ去られた存在でした。彼を大いに賞賛したドビュッシーとラヴェルは、その再出版された楽譜から彼の作品に大きく影響を受けています。
 ここにはフランソワ・クープランを代表する作品が収録されており、フランス・バロック演奏の大御所のウィリアム・クリスティやクリストフ・ルセらによる宗教的声楽作品、ブリュッヘン&レオンハルトらによる『諸国の人々ガーディナー&イングリッシュ・バロック・ソロイスツらによる器楽作品、そして名鍵盤楽器奏者ローランス・ブーレイによるクラヴサン曲集全集(ディスク8-15。 1970〜1976年頃録音)の名盤が久々に再登場となります。最後のディスク16には、フィッシャー=ディースカウ、ジョルジュ・シフラ、マルセル・メイエらによる演奏も収録。24bit/96kHzリマスターを施し、フランソワ・クープラン生誕350年にふさわしい、待望の名演ばかりで収録されたものです。(輸入元情報)

【収録情報】


Disc1
フランソワ・クープラン:
1. 聖水曜日のための第1のルソン・ド・テネブレ
2. 聖水曜日のための第2のルソン・ド・テネブレ
3. 聖水曜日のための第3のルソン・ド・テネブレ
4. 王の命令により作曲されたモテットの4つのヴァーセット


 ウィリアム・クリスティ指揮、レザール・フロリサン

Disc2
1. 王の命令により作曲されたモテットの4つのヴァーセット (1703)
2. 昨年のモテットによるヴァーセット
3. 王の命令により作曲されたモテットの7つのヴァーセット (1704)
4. 聖スザンヌのモテット〜きたれ、キリストの花嫁
5. 王の命令により作曲されたモテットの7つのヴァーセット (1705)
6. 主の僕たちよ、主をほめたたえよ


 クリストフ・ルセ指揮、レ・タラン・リリク

Disc3-4
1. 復活祭のためのモテット〜勝利だ。復活しておられるキリストに
2. マニフィカト


 ミーケ・ファン・デル・スルス(ソプラノ)、ギュメット・ロランス(ソプラノ)
 パスカル・モンテイエ(リュート)、マリアンヌ・ミュラー(ヴィオール)
 ローランス・ブーレイ(チェンバロ)

3. 組曲『諸国の人々』全曲

 クアドロ・アムステルダム
  フランス・ブリュッヘン(リコーダー&フラウト・トラヴェルソ)
  ヤープ・シュレーダー(ヴァイオリン)
  アンナー・ビルスマ(チェロ)
  グスタフ・レオンハルト(チェンバロ)
 マリー・レオンハルト(ヴァイオリン)
 フランス・ヴェスター(フラウト・トラヴェルソ)

4. 王宮のコンセール第1番、第7番

 チューリッヒ・リチェルカーレ・アンサンブル、ミシェル・ピゲ(オーボエ)

Disc5
1. パルナッソス山(コレッリ賛)
2. 劇場用コンセール(趣味の和 別名 新コンセール集 第8番)(ピーター・ホウルマンによるオーケストラ版)
3. リュリ賛


 サー・ジョン・エリオット・ガーディナー指揮、イングリッシュ・バロック・ソロイスツ

Disc6-7
1. 教区のためのミサ曲
2. 修道院のためのミサ曲


 リオネル・ロッグ(オルガン)

3. 王宮のコンセール第1番〜第4番(2台のチェンバロ編曲版)

 ローランス・ブーレイ(チェンバロ&編曲)
 フランソワーズ・ランジュレ(チェンバロ)

Disc8
1. 第1オルドル

 「アルマンド 尊厳」
 「第1のクーラント」
 「第2のクーラント」
 「サラバンド 威厳」
 「ガヴォット」
 「英国貴族、ジグ」
 「メヌエット、ドゥーブル」
 「森の精」
 「蜜蜂」
 「ナネット」
 「感情、サラバンド」
 「牧歌」
 「若い修道女たち/ブロンドの修道女たち - ブルネットの修道女たち」
 「ブルボン風、ガヴォット」
 「マノン」
 「魅惑」
 「花盛り(優しいナネット)」
 「サン・ジェルマン・アン・レーの楽しみ」

2. 第2オルドル
 「アルマンド、勤勉」
 「第1のクーラント」
 「第2のクーラント」
 「サラバンド、取り澄まし」
 「アントニーヌ」
 「ガヴォット」
 「メヌエット」
 「カナリ(ドゥーブル付き)」
 「パスピエ」
 「リゴドン」
 「シャロレ風」
 「ディアーヌ - ディアーヌにつづくファンファーレ」
 「テルプシコール」
 「フロランティーヌ」
 「ガルニエ」
 「バベ」
 「幸せな思い」
 「ミミ」
 「働き者」
 「へつらい」
 「官能的」
 「蝶」

 ローランス・ブーレイ(チェンバロ)

Disc9
1. 第3オルドル

 「闇、アルマンド」
 「クーラント」
 「第2のクーラント」
 「悲痛、サラバンド」
 「ガヴォット」
 「メヌエット」
 「巡礼の女たち/行進 - 施し物 - 感謝」
 「ロランティーヌ」
 「エスパニョレット」
 「無念」
 「プロヴァンスの水夫の踊り」
 「お気に入り」
 「2拍子のシャコンヌ」
 「いたずら者」

2. 第4オルドル
 「灰色の服の人たちの行進」
 「バッカス祭(バッカスの陽気 - バッカスの愛撫 - バッカスの激情)」
 「パトラン」
 「目覚まし時計」

3. 第5オルドル
 「ロジヴィール、アルマンド」
 「クーラント」
 「第2のクーラント」
 「サラバンド、危険」
 「ジグ」
 「優しいファッション」
 「たわむれ」
 「パンドリーヌ」
 「フロール」
 「アンジェリク」
 「ヴィレール」
 「ぶどう摘みの人々」
 「飾り」
 「波」

 ローランス・ブーレイ(チェンバロ)

Disc10
1. 第6オルドル

 「刈り入れの人々」
 「優しい焦がれ」
 「さえずり」
 「ベルサン」
 「神秘のバリケード」
 「田園詩」
 「おしゃべり」
 「羽虫」

2. 第7オルドル
 「メヌトゥ」
 「若い時代/生まれ出づるミューズ - 幼年期 - 青春期 - こよなき喜び」
 「バスク風」
 「シャゼ」
 「気晴らし」

3. 第8オルドル
 「ラファエル」
 「アルマンド、オーゾエニーヌ」
 「クーラント」
 「第2のクーラント」
 「サラバンド、風変わり」
 「ガヴォット」
 「ロンドー」
 「ジグ」
 「パッサカーユ」
 「モリネート」

 ローランス・ブーレイ(チェンバロ)

Disc11
1. 第9オルドル

 「2台のクラヴサンのためのアルマンド」
 「爽やかさ」
 「魅力」
 「サンスの公女」
 「オリンピア」
 「ほのめかし」
 「魅惑」
 「翻る飾りリボン」
 「略式喪服(別名、3人の後家)」
 「メヌエット」

2. 第10オルドル
 「凱旋/戦いの響き、合戦 - 勝利者の凱旋 - ファンファーレ」
 「メザンジェール」
 「ガブリエル」
 「ノワンテル」
 「颯爽」
 「アマゾネス」
 「バガテル」

3. 第11オルドル
 「カストラーヌ」
 「輝き(ボンタン)」
 「生まれながらのグラースたち(続ボンタン)」
 「ゼノビ」
 「偉大にして古き吟遊詩人組合の年代記」

 ローランス・ブーレイ(チェンバロ)

Disc12
1. 第12オルドル

 「双子」
 「親密(クーラント楽章)」
 「楽しみ」
 「コリュバス」
 「ヴォヴレ」
 「糸紡ぎ」
 「ブローニュの人」
 「アタランテ」

2. 第13オルドル
 「花開く百合」
 「葺」
 「胸飾りリボン」
 「フランス人気質:1. 純潔。目に見えぬ色のドミノで
 2. 羞恥。バラ色のドミノで
 3. 情熱。肉色のドミノで
 4. 希望。緑色のドミノで
 5. 貞節。空色のドミノで
 6. 忍耐。亜麻色のドミノで
 7. 倦怠。紫色のドミノで
 8. コケットリ。色とりどりのドミノで
 9. 年老いた伊達男たちと古色蒼然の会計係の婦人たち。緋色と枯葉色のドミノで
 10. お人好しのコキュたち。黄色のドミノで
 11. 無言の嫉妬。モール色の灰色のドミノで
 12. 狂乱(別名、希望)。黒のドミノで」
 「煉獄の魂」

3. 第14オルドル
 「恋の夜鳴きうぐいす/夜鳴きうぐいすのドゥーブル」
 「おびえる紅ひわ」
 「嘆きの頬白」
 「勝ち誇る夜鳴きうぐいす」
 「ジュリエ」
 「シテール島のカリヨン」
 「ささいなこと」

4. 第15オルドル
 「摂政(ミネルヴァ)」
 「子守歌(ゆりかごの愛)」
 「軽はずみ」
 「ショワジのミュゼット」
 「タヴェルニのミュゼット」
 「甘美と辛辣」
 「花咲く果樹園」
 「ド・シャブイユ公女(モナコのミューズ)」

 ローランス・ブーレイ(チェンバロ)

Disc13
1. 第16オルドル

 「たぐいなきグラースたち(コンティ公夫人)」
 「結婚 - 愛」
 「巫女たち」
 「愛らしいテレーズ」
 「滑稽なやつ」
 「うわの空」
 「レティヴィル」

2. 第17オルドル
 「壮麗(フォルクレ)」
 「クーラント」
 「小さな風車」
 「鐘」
 「バニョレの小さな乳しぼりの女たち」

3. 第18オルドル
 「アルマンド ヴェルヌイユ」
 「ヴェルヌイユの娘」
 「修道女モニク」
 「騒がしさ」
 「感動」
 「テイク・トク・ショク(マイヨタン)」
 「引きずりの足の壮漢」

4. 第19オルドル
 「坊さんたちと尼さんたち(どなたにも向く芝居)」
 「尼さんたち」
 「うぶな娘」
 「芸術家」
 「ドミニコ会修道士たちの堕落」
 「ミューズ・プランティーヌ」
 「陽気さ」

 ローランス・ブーレイ(チェンバロ)

Disc14
1. 第20オルドル

 「王妃マリ」
 「道化」
 「天使ケルビムたち(愛らしいラジュール)」
 「クルイイ(小クープラン)」
 「華奢なマドロン」
 「優しいジャヌトン」
 「セジル夫人」
 「タンブラン」

2. 第21オルドル
 「慕わしき王妃」
 「躍動」
 「クープラン」
 「ハープ型」
 「小さな皮肉屋」

3. 第22オルドル
 「戦利品」
 「夜明け(アルマンド)」
 「鰻」
 「足がらみ」
 「交差するメヌエット」
 「手品」

4. 第23オルドル
 「大胆さ」
 「編物をする女たち」
 「アルルカン」
 「デロス島のゴンドラ」
 「半人半獣の神サテュロス」

 ローランス・ブーレイ(チェンバロ)

Disc15
1. 第24オルドル

 「大殿様たち(荘重なサラバンド)」
 「若殿様たち(伊達男たち)」
 「心を射る矢」
 「花飾り模様」
 「がらくた」
 「いとおしいバビッシュ(たわむれの恋)」
 「優しいジャヴォット(王女)」
 「日和見(パッサカリア)」

2. 第25オルドル
 「幻影」
 「神秘」
 「モンフランベール夫人」
 「勝ち誇るムーサ」
 「さまよえる影」

3. 第26オルドル
 「病みあがり」
 「ガヴォット」
 「ソフィ」
 「とげとげしい女」
 「パントマイム」

4. 第27オルドル
  「高雅(アルマンド)」
  「けし」
  「中国人」
  「機知」

 ローランス・ブーレイ(チェンバロ)

Disc16
1. 聖水曜日のための第1のルソン・ド・テネブレ


 ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
 エディット・ピヒト=アクセンフェルト(チェンバロ)
 イルムガルト・ポッペン(チェンバロ)
 録音:1963年2月、ベルリン

2. 演奏会用5つの小品(ポール・バズレール編)

 リン・ハレル(チェロ)
 ピンカス・ズーカーマン(指揮&ヴィオラ)、イギリス室内管弦楽団
 録音:1979年8月、ロンドン

3. フランス人気質(ドミノ)/神秘的なバリケード/うなぎ/髪の油(バンドリン)/ティク・トク・ショック(オリーヴしぼり機)/蝶々/収穫をする人々/小さな風車

 ジョルジュ・シフラ(ピアノ)
 録音:1981年10月、フランス、サンリス、

4. 花盛り(優しいナネット)/修道女モニク/翻る飾りリボン

 ジーナ・バッカウアー(ピアノ)
 録音:1955年10月、ロンドン(モノラル)

5. 子守歌(ゆりかごの愛)/神秘のバリケード/嘆きの頬白/さまよえる影/ティク・トク・ショック(オリーヴしぼり機)

 マルセル・メイエ(ピアノ)
 録音:1953-1954年、パリ(モノラル)

ユーザーレビュー

総合評価

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手厳しいコメントが寄せられているのに恐れ...

投稿日:2021/05/04 (火)

手厳しいコメントが寄せられているのに恐れをなして買わずにいたのですが、なんとなく聴いてみたくなり購入したところ大変良い内容でしたので、こんな意見もあるということで一言レビュー書きます。再生装置にもよるのかもしれませんが、ブーレイのチェンバロはアナログ時代の優秀録音らしい良好な音で、一聴して現代のものとはっきり異なる調律が行われ、古雅な響きが耳に心地よいです。沢山の曲を性格別に弾き分けるために、造形的にかっちりした演奏がされ、そのぶん詩情に欠けるきらいがあるかもしれないです。ただパイヤールとほぼ同世代のブーレイの演奏は、「バロック音楽」である前に「フランス古典音楽」の演奏という感じがします。演奏に「お国訛り」のあった良き時代の名残が感じられ私には嬉しいです。そのパイヤールですが、「古楽器に非ずんば音楽に非ず」が完全にまかり通るバロック音楽演奏の「時勢を鑑みて」、すべてお蔵入り。(悲しい。緑のエラート・マークがこんなに輝いているというのに。。)代わって入れられたブリュッヘン、レオンハルト、そしてガーディナーらの演奏はもちろん見事なものです。ただし「フランス古典音楽」ではなくてひたすら「バロック音楽」の演奏です。リオネル・ロッグのオルガンも同様。歴史的オルガンの響きがとても美しいですが、フレンチな味わいならやっぱりアランの演奏だろう、とか思ってしまいます。おまけのように付けられたフィッシャー・ディースカウの歌やシフラ、メイエ等のピアノ演奏も楽しいです。これらを現代楽器による歴史的録音と呼ぶなら、他の録音も古楽黎明期の歴史的録音と呼んで差し支えなく、大変に内容のよいものですからお薦めです。

神宮る・BELL さん | 愛知県 | 不明

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ローランス・ブーレイによるクラヴサン曲集...

投稿日:2018/12/25 (火)

ローランス・ブーレイによるクラヴサン曲集全集を目当てにして買ったが、録音も演奏も古臭いのでがっくり。古楽器の復元モデルを弾いているが、金属的な硬い響きで、一瞬モダンチェンバロかと思った。1970年代の録音を24/96でリマスターしたそうだが、元の音源がさえないから如何ともしがたい。安モノ買いの何とかになってしまった。

ROYCE さん | 神奈川県 | 不明

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