チャイコフスキー(1840-1893)

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SACD 輸入盤

交響曲第2番『小ロシア』、ロココ変奏曲、アンダンテ・カンタービレ キタエンコ&ケルン・ギュルツェニヒ管、エルシェンブロイヒ

チャイコフスキー(1840-1893)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
OC669
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明

チャイコフスキー:交響曲第2番、ロココ変奏曲、他
キタエンコ&ギュルツェニヒ管弦楽団


マンフレッド交響曲『悲愴』第5番第1番という4作品で、作品の真価を引き出す語り口の巧さによって聴き手を魅了したキタエンコ&ギュルツェニヒ管コンビによる交響曲第2番、ロココ変奏曲、アンダンテ・カンタービレという魅力的なプログラム。
 ウクライナ民謡を3曲用いた交響曲第2番にはもともと副題は付いていませんが、出版の際、第三者によって当時のウクライナ地域の呼び方だった『小ロシア』という名前が付けられています。組み合わせの『ロココの主題による変奏曲』『アンダンテ・カンタービレ』ともども、旋律の美しさを十分に引き出した仕上がりとなっています。

【キタエンコ&ギュルツェニヒ管】
レニングラード包囲戦の前年、1940年にレニングラードに生まれたロシアの名指揮者ドミトリー・キタエンコは、生地のレニングラード音楽院を経てモスクワ音楽院で学び、さらにウィーン音楽アカデミーでハンス・スワロフスキーに師事して指揮の腕を磨いた経歴の持ち主。
 その後、14年に渡ってモスクワ・フィルの音楽監督を務めたキタエンコは、やがて西側に拠点を移し、フランクフルト放送響の首席なども務め、各地のオーケストラを指揮して着実に名声を高めていきます。
 2010年にはケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団の名誉指揮者に指名されていますが、これは数多くの演奏会やレコーディングでの成功を受けてのもので、そのコンビネーションの素晴らしさはショスタコーヴィチ交響曲全集プロコフィエフ交響曲全集でも明らかでした。
 キタエンコの芸風は、ロシア的な情感を無用に前面に出したりすることなく、作品に対してあくまでも純音楽的にアプローチするというものですが、このチャイコフスキー・シリーズでは、そうした姿勢で一貫しながらもパワフルで豊かな表情を湛えた演奏に仕上がっているのがポイント。
 ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団の暗めの音色を基調とした重厚なサウンドも作品の雰囲気に合致しており、優秀な録音とあわせてシリーズの魅力をさらに強化してくれています。
 アルバムは3つの音声を収めたハイブリッド・タイプのSACDで、通常CDのステレオ音声のほか、SACDのステレオ音声(2.0)、SACDのマルチチャンネル音声が収録されています。直接音の切れ味、楽器の音の細密な描写を味わうのであれば2チャンネル・ステレオが、ホールに響く全体の雰囲気を味わうにはマルチチャンネルが適しているとよくいわれますが、それらを聴き較べて楽しむのもハイブリッドSACDならではの楽しみと言えるかもしれません。(HMV)

【収録情報】
チャイコフスキー:
・交響曲第2番ハ短調 Op.17
・ロココの主題による変奏曲 イ長調 op.33
・弦楽四重奏曲第1番ニ長調より『アンダンテ・カンタービレ』(弦楽合奏版)

 レオナルド・エルシェンブロイヒ(チェロ/変奏曲)
 ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
 ドミトリー・キタエンコ(指揮)

 録音時期:2009年8月、2012年3月
 録音場所:ケルン、スタジオ・ストルベルガー
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

収録曲   

  • 01. Andante Sostenuto - Allegro Vivo - Cologne Gurzenich Orchestra
  • 02. Andantino Marziale, Quasi Moderato - Cologne Gurzenich Orchestra
  • 03. Scherzo and Trio: Allegro Molto Vivace - Cologne Gurzenich Orchestra
  • 04. Finale: Moderato Assai - Allegro Vivo - Cologne Gurzenich Orchestra
  • 05. Theme: Moderato Quasi Andante - Leonard Elschenbroich/Cologne Gurzenich Orchestra
  • 06. Variation 1 - Leonard Elschenbroich/Cologne Gurzenich Orchestra
  • 07. Variation 2 - Leonard Elschenbroich/Cologne Gurzenich Orchestra
  • 08. Variation 3 - Leonard Elschenbroich/Cologne Gurzenich Orchestra
  • 09. Variation 4 - Leonard Elschenbroich/Cologne Gurzenich Orchestra
  • 10. Variation 5 - Leonard Elschenbroich/Cologne Gurzenich Orchestra
  • 11. Variation 6 - Leonard Elschenbroich/Cologne Gurzenich Orchestra
  • 12. Variation 7 - Leonard Elschenbroich/Cologne Gurzenich Orchestra
  • 13. Andante Cantabile - Leonard Elschenbroich/Cologne Gurzenich Orchestra

ユーザーレビュー

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なぜこの2番だけがこの値段なのだろうか?...

投稿日:2014/06/20 (金)

なぜこの2番だけがこの値段なのだろうか?人気がない曲なのだろうか、はたまた・・・と、まぁ勝手気ままに想像しています。が、しかししかし、この演奏・録音はとてつもなく素晴らしい。アンダンテ・カンタービレも華を添えています。これがあれば他は特に要らない、とそう思わせる完成度+コストパフォーマンスです。

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チャイコフスキー(1840-1893)

1840年:ロシアのウラル地方ヴォトキンスクで鉱山技師の次男として誕生。 1859年:法務省に勤務。 1861年:アントン・ルービンシュタインが設立した音楽教室(1962年にペテルブルク音楽院となる)に入学。 1863年:法務省を退職。 1866年:交響曲第1番『冬の日の幻想』初演。初のオペラ「地方長官」を完成。 1875年:ピア

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