ベートーヴェン(1770-1827)

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CD 輸入盤

ピアノ・ソナタ全集 ディノ・チアーニ(9CD)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CDS432
組み枚数
:
9
レーベル
:
:
Italy
フォーマット
:
CD

商品説明

ディノ・チアーニ 未発表録音
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集(14番は2種)!
ディノ・チアーニ(P)
録音:1970年10月、11月

イタリアの伝説的ピアニスト、ディノ・チアーニ。1941年クロアチア生まれ、20代に破竹の勢いで頭角を現し、当時の評価と将来への期待は同世代のポリーニよりも上という意見が大。
 未来の巨匠を約束されたような彼でしたが、1974年にわずか33歳で交通事故死してしまいます。突然の悲劇的な死を惜しむファンはいまだに多く、死後30年近く経ても根強い人気があります。
 残された録音は多くなく、いずれもが貴重なもの。Dynamicからは既に6枚組のトリビュート・アルバムが発売、大変話題になりました。
 そして今度は、誰も予想しなかったベートーヴェンのソナタ全集!!!
 この録音は1970年10月4日から11月29日に行なわれた8回のコンサートを収めたもの。演奏会自体は比較的知られていましたが、録音の存在はこれまで全く知られていおらず、驚きの二乗三乗。
 チアーニだけが成し遂げることのできた眩い輝かしさと繊細なニュアンスの奇跡的融合のベートーヴェンの世界がこれでもかの9枚に。
 ピアノ・ファンの鼓膜と脳を悦楽マッサージしてくれます。(K.I.)


ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調op.2−1
ピアノ・ソナタ第2番イ長調op.2−2
ピアノ・ソナタ第3番ハ長調op.2−3
ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調op.7
ピアノ・ソナタ第5番ハ短調op.10−1
ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調op.10−2
ピアノ・ソナタ第7番ニ長調op.10−3
ピアノ・ソナタ第8番ハ短調op.13『悲愴』
ピアノ・ソナタ第9番ホ長調op.14−1
ピアノ・ソナタ第10番ト長調op.14−2
ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調op.22
ピアノ・ソナタ第12番変イ長調op.26『葬送』
ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調op.27−1
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調op.27−2『月光』
ピアノ・ソナタ第15番ニ長調op.28『田園』
ピアノ・ソナタ第16番ト長調op.31−1
ピアノ・ソナタ第17番ニ短調op.31−2『テンペスト』
ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調op.31−3
ピアノ・ソナタ第19番ト短調op.49−1
ピアノ・ソナタ第20番ト長調op.49−2
ピアノ・ソナタ第21番ハ長調op.53『ヴァルトシュタイン』
ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調op.54
ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調op.57『熱情』
ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調op.78『テレーゼ』
ピアノ・ソナタ第25番ト長調op.79
ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調op.81a『告別』
ピアノ・ソナタ第27番ホ短調op.90
ピアノ・ソナタ第28番イ長調op.101
ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調op.106『ハンマークラヴィーア』
ピアノ・ソナタ第30番ホ長調op.109
ピアノ・ソナタ第31番変イ長調op.110
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調op.111

収録曲   

ディスク   1

  • 01. I. Allegro
  • 02. II. Adagio
  • 03. III. Menuetto: Allegretto
  • 04. IV. Prestissimo
  • 05. I. Allegro vivace
  • 06. II. Largo appassionato
  • 07. III. Scherzo: Allegretto
  • 08. IV. Rondo: Allegro ma non troppo
  • 09. I. Allegro con brio
  • 10. II. Adagio
  • 11. III. Scherzo: Allegro
  • 12. IV. Allegro assai

ディスク   2

  • 01. I. Allegro ma non troppo
  • 02. II. Tempo di menuetto
  • 03. I. Allegro molto e con brio
  • 04. II. Largo con gran espressione
  • 05. III. Allegro
  • 06. IV. Rondo: Poco allegretto e grazioso
  • 07. I. Molto allegro e con brio
  • 08. II. Adagio molto
  • 09. III. Finale: Prestissimo
  • 10. I. Allegro
  • 11. II. Allegretto
  • 12. III. Presto

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総合評価

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チアーニは現在のクロアチアで1941年に生ま...

投稿日:2021/07/06 (火)

チアーニは現在のクロアチアで1941年に生まれたピアニスト。極めて強いパーソナリティーを感じさせる芸術表現を体得した人でもあった。しかし、彼は1974年、ローマ近郊で交通事故のため、33歳の若さで世を去っている。彼が無事生き長らえていたら・・・その後のクラシック音楽界の演奏・録音史は異なるものになっていたのはないか。思わず、そんなことを想像してしまうのが、この録音。それほどのピアニストであったにもかかわらず、レコード会社による正規の録音は、とても満足のいくラインナップではない。この全集も本来非正規なもの。1970年にトリノで行われたベートーヴェンのピアノソナタ全曲演奏会の模様を収録したのだが、同封の解説によると、彼の芸術の理解者であり協力者であった友人たちの手による、きわめてプライヴェートな録音が音源とのこと。録音用のテープレコーダはホールの中心に据え置かれたもので、当然モノラル録音。聴衆の拍手の音が一番大きくてびっくりする。もしこのような方法がこのとき行われなかったら、この貴重な記録は、永遠に失われていたであろう。。。当然の事ながら、録音はやはり聴きやすいものではなく、とくに低音が濁り、高音がややキンキンする。しかし、これはないものねだり。それを差し引いても、素晴らしい演奏であることはよくわかる。まずその音量の豊麗なこと。そしてロマンティックな感情の高ぶりの見事さ。音楽全体が生気溢れる躍動感に満ちている。瞬間瞬間の刹那的ベクトルがもつエネルギーもすごい。個人的には、テンペスト・ソナタは、この演奏がベストと思う。深い音の谷間に深淵をのぞき込むような深みがあり、美しく、そして恐ろしい。

ココパナ さん | 北海道 | 不明

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確かに録音状態は悪い。聴衆の拍手の方が音...

投稿日:2021/03/04 (木)

確かに録音状態は悪い。聴衆の拍手の方が音が大きい。しかしチアーニにしか出来ない演奏が刻まれている。全集として残った。ファン以外には不要かもしれないが貴重なディスクである事に変わりはない。

ぽんた さん | 静岡県 | 不明

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マイクが遠く、残響が残り過ぎという感じ。...

投稿日:2006/04/30 (日)

マイクが遠く、残響が残り過ぎという感じ。しかしこの全集からは彼独自の解釈によるきわめて洗練されたベートーヴェンが聞ける。これまでとはひと味違うPソナタ集を聞きたければ、ぜひお薦め。

イーグル さん | 埼玉 川越市 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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