SACD 輸入盤

『ファルスタッフ』全曲 コリン・デイヴィス&ロンドン交響楽団、ミケーレ・ペトルージ、アナ・イバーラ、他(2004 ステレオ)(2SACD)

ヴェルディ(1813-1901)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
LSO0528
組み枚数
:
2
レーベル
:
フォーマット
:
SACD
その他
:
ライブ盤, ハイブリッド,輸入盤

商品説明


デイヴィスの『ファルスタッフ』。雄弁なLSOサウンド!

シェイクスピアの戯曲をもとにしたボーイトの台本に、最晩年のヴェルディが音楽をつけた傑作『ファルスタッフ』は、自在な進行とアンサンブルの面白さ、雄弁なオーケストレーションに特徴があります。
 特にオーケストラの描き出す音楽の多彩さには素晴らしいものがあり、軽く透明な空気感から猥雑な品のなさ、気取っているのに滑稽な様子、おしゃべりな女性たちの賑やかな雰囲気、妖精の出そうな幻想的な夜の冷気など、ヴェルディが長年かけて体得した管弦楽表現の英知が見事に反映されていることがよくわかります。
 そうした事情もあってか、『ファルスタッフ』には、シンフォニーを(も)得意とする指揮者たちの注目盤が数多く存在します。ジュリーニ、トスカニーニ、カラヤン、ショルティ、バーンスタイン、アバド、ムーティ、ガーディナーなどなど。
 今回登場するデイヴィス盤は、演奏会形式での上演をライヴ収録したもので、そのため、通常のオペラ上演に較べてオーケストラの聴こえ方が非常に克明なものとなっているのがポイント。
 たとえば、ナンネッタとフェントンの愛の二重唱の場面での弦楽の優しい美しさなど抜群のセンスの良さ。ファルスタッフを示すコミカルな低弦動機も実に表情豊かです。

【収録情報】
● ヴェルディ:歌劇『ファルスタッフ』全曲


 ファルスタッフ:ミケーレ・ペトルージ(バリトン)
 アリーチェ:アナ・イバーラ(ソプラノ)
 フォード氏:カルロス・アルヴァレス(バリトン)
 クィックリー夫人:ジェーン・ヘンシェル(メゾ・ソプラノ)
 メグ・ページ夫人:マリーナ・ドマシェンコ(メゾ・ソプラノ)
 ナンネッタ:マリア・ホセ・モレーノ(ソプラノ)
 フェントン:ビュレント・ベズデュズ(テノール)
 カイウス:アラスデア・エリオット(テノール)
 バルドルフォ:ピーター・ホアレ(テノール)
 ピストーラ:ダーレン・ジェフリー(バス)

 ロンドン交響楽団&合唱団
 サー・コリン・デイヴィス
(指揮)

 録音時期:2004年5月17,20,23日  録音場所:ロンドン、バービカン・センター
 録音方式:ステレオ(DSD/演奏会形式上演ライヴ)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND
 プロデューサー:ジェイムズ・マリンスン
 エンジニア:ジョナサン・ストークス
 エンジニア:ニール・ハッチンスン

収録曲   

クラシック曲目

  • Giuseppe Verdi (1813 - 1901)
    Falstaff
    演奏者 :
    Pertusi, Michele (Baritone), Alvarez, Carlos (Baritone), Ibarra, Ana (Soprano), Domashenko, Marina (Mezzo Soprano), Henschel, Jane (Alto), Moreno, Maria Jose (Soprano), Bezduz, Bulent (Tenor), Elliott, Alasdair (Tenor), Hoare, Peter (Tenor), Jeffrey, Darren (Bass)
    指揮者 :
    Davis, Colin, Sir, Davis, Colin, Sir
    楽団  :
    London Symphony Orchestra, London Symphony Chorus
    • 時代 : Romantic
    • 形式 : Opera
    • 作曲/編集場所 : 1893, Italy
    • 言語 : Italian
    • 時間 : 118:39
    • 録音場所 : , [Live]

ユーザーレビュー

総合評価

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これほどの名演・名録音なのに、レビューが...

投稿日:2010/10/06 (水)

これほどの名演・名録音なのに、レビューが少ないのが不思議です。「ファルスタッフ」のライブCDのなかで、最高の演奏と録音です。ジュリーニ盤もこのデイヴィス盤同様、まったくチャラさのない、しかしキレとこくはたっぷりある、文句無しの名演ですが、こと録音に関しては、残念ながらはるかに劣ります。というより、当盤(通常CDの方です。SACDは未所有)の音の鮮度は尋常ではありません。音像の生々しさといい、音場の圧倒的な三次元的広さといい、余裕綽々のダイナミクスといい、名録音に事欠かないデイヴィスの LSO Live のなかでも極め付きの超優秀録音です。

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冒頭からライヴの躍動感たっぷり、舞台に近...

投稿日:2005/01/02 (日)

冒頭からライヴの躍動感たっぷり、舞台に近いマイク位置で収録条件がいいので、臨場感も文句無い。 ペルトゥージのファルスタッフをはじめ各歌手も非常に調子の良い、聴いていて楽しい演奏。

von Oberstein さん | JPN | 不明

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人物・団体紹介

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ヴェルディ(1813-1901)

1813年10月10日、ジュゼッペ・フォルトゥニオ・フランチェスコ・ヴェルディは、カルロ・ヴェルディの10番目の子供として、ブッセート近郊レ・ロンコーレに誕生。この頃は政情が不安で、翌年1月には同地にロシア軍が侵攻しています。生家は旅館兼居酒屋を営み、宿泊客の旅芸人の音楽に幼少から惹かれていたとのこと。1821年、父親からスピネットを買ってもらい、やがてピエトロ・バイストロッキにオルガンの奏法も習

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