SACD

交響曲第8番『千人の交響曲』 ベルティーニ&東京都響、他

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
FOCD9216
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
ライブ盤, ハイブリッド

商品説明

ベルティーニ/千人の交響曲ライヴ!

一作ごとに注目を集めるベルティーニ&都響のマーラー第5弾は『千人の交響曲』。SACDハイブリッド盤(マルチチャンネル対応)での登場です。
 ベルティーニの今回の『千人の交響曲』の大きな特徴のひとつは、そのテンポ設定の速さにあります。これまで最速と思われるギーレン旧盤(72分9秒)よりもさらに速く、1991年のベルティーニ&ケルン盤に較べるとトータルでは7分も速いテンポ設定となっているのです。
 差異が特に感じられるのは第1部。快速なテンポで、実はこの部分が通常の交響曲でもおなじみの「ソナタ=アレグロ・スタイル」によっていることを、緊迫した構造美を示して教えてくれます。派手なオラトリオよろしく演奏されがちなこの作品で、こうしたアプローチは貴重。一方、第2部では、緩急の差を大きくとり、『ファウスト』最後の場面にふさわしいドラマティックな演奏を聴かせてくれています。

・マーラー:交響曲第8番 変ホ長調『千人の交響曲』

 中村智子(第1ソプラノ)
 澤畑恵美(第2ソプラノ)
 半田美和子(第3ソプラノ)
 手嶋眞佐子(第1アルト)
 竹本節子(第2アルト)
 福井敬(テノール)
 福島明也(バリトン)
 長谷川顯(バス)
 晋友会合唱団(合唱指揮:関屋 晋)
 新宿文化センター開館25周年記念合唱団(合唱指揮:郡司 博)
 東京荒川少年合唱隊
 オーケストラとうたうこども合唱団(合唱指揮:郡司 博)
 東京都交響楽団
 指揮:ガリー・ベルティーニ

 収録:2004年5月20日 横浜みなとみらいホール
 制作方式:DSD Recording

【ベルティーニのプロフィール】
1927年、モルドヴァ共和国(旧ソ連)で生まれ、幼いころイスラエルに移住。テル・アヴィヴで音楽教育を受けた後、ヴェルディ音楽院、パリのコンセルヴァトワール、エコール・ノルマル、ソルボンヌ大学で、オネゲル、メシアン、ブーランジェ、J.シャイーらに師事しました。
 1958年、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団を指揮してデビュー。その後、スコティッシュ・ナショナル管弦楽団の首席客演指揮者(1971〜81年)、エルサレム交響楽団音楽監督(1978〜86年)、デトロイト交響楽団ミュージック・アドヴァイザー(1981〜83年)、ケルン放送交響楽団(1983〜91年)、フランクフルト歌劇場総監督(1987〜90年)、テル・アヴィヴのイスラエル歌劇場芸術監督(1994〜95年)を歴任、1995年からはパリ・オペラ座の中心的な指揮者として活躍していました。
 日本では、ケルン放送交響楽団とのマーラー連続演奏会でその地位を確立、在京オーケストラへの客演指揮も数多く、とりわけ東京都交響楽団には1981年の初登壇以降も頻繁に客演を重ね、1998年からは第4代音楽監督に就任しました。埼玉会館と横浜みなとみらいホールでおこなわれた「マーラー・シリーズ2000〜2004」は、その精緻で彫りの深い演奏が各方面から絶賛を浴びました。
 経歴からも察せられるとおり、ベルティーニはコンサートとオペラ双方に幅広いレパートリーをもって活躍した指揮者ですが、特に日本では、マーラー演奏のスペシャリストとして高い名声を誇っています。前述のケルン放送交響楽団との来日公演、そしてEMIへの交響曲レコーディングによって、近年のマーラー・ブームの立役者ひとりとなりました。都響の音楽監督に就任してからも、得意のマーラー演奏に冴えた手腕を発揮し、マーラー演奏の権威的存在として篤い尊敬を受けていました。 2005年3月17日永眠。

内容詳細

全曲が72分に収まった、テンポの良い「千人」。引き締まった速度感が過剰さを押さえ込み、かつ熱さをも生み出している。さすがにライヴ録音ゆえの乱れは散見されるが、決めどころでの新鮮な表現が素晴らしい。意図的に作り込まれた録音は、かなり独特な音場感だ。★(榊)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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これはやはり,独唱がいけません.大きな声...

投稿日:2011/07/30 (土)

これはやはり,独唱がいけません.大きな声を出そうとすると絶叫となってしまう(一瞬のうちに大きな声が出せないがために力を振り絞ってしまい,楽譜にはないのに瞬時にクレシェンドしてしまい声が客席に届くころには絶叫に至ってしまう)という,我が国の声楽家の欠点が目立ってしまうCDといわなければならない.でも,合唱はさすが晋友会合唱団.また,指揮はベルティーニらしい抑制の利いたので,オーケストラも健闘.録音は,この大編成のライヴとしては上々といえる.ハープがボンつく録音は皆無と思うが,細部を録り残すまいという執念のなせる業として,様々なハンデを乗り越えてここまでの録音を残したことを愛でるべきだろう.独唱が違えばかなり印象は違うと思い,それが残念.

工房の音 さん | 神奈川県 | 不明

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CD層しか聞いてないで評価している人間もい...

投稿日:2009/04/20 (月)

CD層しか聞いてないで評価している人間もいるが、その評価は的外れだ。実は自分もCD層だけ聞いた時は独唱陣の歌の非力さに呆れ、オケのミスにも腹立たしくなった。だが最近SACDプレーヤーを買ったので改めてSACD層で聴いてみて、感想が一変した。そういう瑕は些細な事に思えてしまった。この異常なまでの熱気と圧倒的な盛り上がりに心から感動させられてしまった。私自身録音を聴いて、音質の変化でここまで評価が変わる事は初めてだが事実である。CDでしか聴いたことがない人は、是非一度SACDで聴いて欲しい。いかに名演か理解できると思う。

蟹缶 さん | 東京 | 不明

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ベルティーニの手中に入った演奏。都響・合...

投稿日:2006/01/03 (火)

ベルティーニの手中に入った演奏。都響・合唱団の演奏も素晴らしい。音も良い。

Blicket auf さん | 千葉 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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