日本のふしぎな夫婦同姓 社会学者、妻の姓を選ぶ PHP新書

中井治郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569850955
ISBN 10 : 4569850952
フォーマット
出版社
発行年月
2021年12月
日本
追加情報
:
232p;18

内容詳細

ひょんなことから結婚時に「妻の姓」になることを選んだ、ある社会学者。それが波乱の幕開けになるとは、まだ知る由もなかった―。「夫婦同氏制が現存する世界最後の国、日本」で、妻の姓になることを選んだ著者が目の当たりにした、結婚にまつわる日本のふしぎな制度。時には理不尽な出来事を経験しながらも、著者は次第にその「ふしぎさの正体」を探究したくなり、日本の戸籍制度や家族の歴史の研究を始める。その先に見えてきた、日本人の「おどろきの家族観」とは。「選択的夫婦別姓」の実現が叫ばれる今こそ読みたい、著者渾身のルポルタージュ。

目次 : 第1章 わずか「4%」の少数派―妻の姓を選んでみたら/ 第2章 「制度」から考える結婚と家族の歴史/ 第3章 苗字を変えない男たち、あきらめ続けた女たち/ 第4章 「僕が苗字を変えました!」―男たちが変わるために必要なこと/ 第5章 「私の名前を返してください」―選択的夫婦別姓を阻む壁/ 第6章 「家族の自立」の実現と、「自由でエグい」時代の歩き方/ 第7章 「妻の姓を選んだ夫たち」特別座談会

【著者紹介】
中井治郎 : 1977年、大阪府生まれ。社会学者。龍谷大学社会学部卒業、同大学院博士課程修了。大学に身を潜め就職氷河期やリーマンショックを受け流してきた人生再設計第一世代。現在は京都で暮らしながら非常勤講師として母校の龍谷大学などで教鞭を執っている。専攻は観光社会学。主な研究テーマは文化遺産の観光資源化やオーバーツーリズムなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • くさてる さん

    様々な観点から夫婦同姓について述べられている切り口は押しつけがましくなく読みやすく面白かった。夫婦同氏制を採用してるのが世界で日本だけってのはさすがに驚き。選択的夫婦別姓は、夫の姓にしたいひとにとってはこれまでと変わることはなにもないうえに、姓が変わると不都合になる人を救う制度だと思うのだけど、なにがそんなに許されないのか。この一冊を読んで、おぼろげに見えてくるものがありました。自分の姓を変えた人も、変えたくない人も、ご一読をお勧めします。

  • 香菜子(かなこ・Kanako) さん

    日本のふしぎな夫婦同姓 社会学者、妻の姓を選ぶ。中井 治郎先生の著書。時代遅れの夫婦同氏制。時代遅れの夫婦同氏制をいつまでも続けている日本。時代遅れの夫婦同氏制を続けている最後の国が日本。時代遅れの夫婦同氏制を続ける理由がないのにいつまでも時代遅れの夫婦同氏制を続けてしまうのが何も決められない何も変えられない優柔不断集団日本という国の病なのかも。国民が積極的に時代遅れの夫婦同氏制を支持しているとは思えないから。

  • ひよピパパ さん

    社会学者が妻の姓を選んだ結果感じた日本社会の理不尽さを描くルポタージュ。驚きの事実が明かされ、読んでいて面白くはあるのだが、問題点の背景についての言及が物足りず、解決に向けた方策の提言も浅薄で、全体的に現象のみを追ったやや薄っぺらい内容。夫婦同姓をめぐる核心的課題にもっと突っ込んで論述してほしかった。

  • おでんのたまご さん

    選択的夫婦別姓がここまで根深い問題だとは。私も去年名字を変えた。夫の方がちょっと変わった名字だったので、正直あんまり揉めたくもないし、まあいいかと思って。でももうちょっと話し合ってもよかった。面倒なのはある程度覚悟していたけど、アイデンティティの問題であるというのは痛感してるところ。男性が変えるとなると、また別の問題も生じるのか。

  • うさぎや さん

    強制的夫婦同姓なのって日本だけなんだ!と目からウロコが落ちる1冊。同姓か別姓か、ではなく選択制か強制か、が問題だという指摘には確かに……となる。それが今の日本という国。

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中井治郎

1977年、大阪府生まれ。社会学者。龍谷大学社会学部卒業、同大学院博士課程修了。大学に身を潜め就職氷河期やリーマンショックを受け流してきた人生再設計第一世代。現在は京都で暮らしながら非常勤講師として母校の龍谷大学などで教鞭を執っている。専攻は観光社会学。主な研究テーマは文化遺産の観光資源化やオーバー

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