人類とイノベーション 世界は「自由」と「失敗」で進化する

マット・リドレー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784910063157
ISBN 10 : 4910063153
フォーマット
発行年月
2021年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
459p;20

内容詳細

目次 : エネルギーのイノベーション/ 公衆衛生のイノベーション/ 輸送のイノベーション/ 食料のイノベーション/ ローテクのイノベーション/ 通信&コンピュータのイノベーション/ 先史時代のイノベーション/ イノベーションの本質/ イノベーションの経済学/ 偽物、詐欺、流行、失敗/ イノベーションへの抵抗/ 現代のイノベーション不足を突破せよ/ 新型コロナとイノベーションの未来

【著者紹介】
マット・リドレー : リチャード・ドーキンス(『利己的な遺伝子』)と並び称される科学・経済啓蒙家。英国貴族院議員(子爵)。元ノーザンロック銀行チェアマン。1958年、英国ノーザンバーランド生まれ。オックスフォード大学で動物学の博士号を取得。「エコノミスト」誌の科学記者を経て、英国国際生命センター所長、コールド・スプリング・ハーバー研究所客員教授を歴任。オックスフォード大学モードリン・カレッジ名誉フェロー。事実と論理にもとづいてポジティブな未来を構想する「合理的楽観主義(Rational Optimism)」の提唱者として世界的に著名で、ビル・ゲイツ(マイクロソフト創業者)、マーク・ザッカーバーグ(フェイスブック創業者)らビジネスリーダーの世界観に影響を与えたビジョナリーとして知られる。著作は31か国語に翻訳。最新刊である『人類とイノベーション』は発売直後から米英でベストセラーを記録している

大田直子 : 翻訳家。東京大学文学部社会心理学科卒。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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昔はイノベーションとは言わず発明、発見と...

投稿日:2021/06/16 (水)

昔はイノベーションとは言わず発明、発見とか言ったのだと思うが、やはり新しい言葉が出来ただけあって、イノベーションと発明発見はちょっと違う概念だと思う。この本の大きなテーマの一つはイノベーションに再現性があるかどうかということを解き明かすことだと思うが、読んだ感想としては、「ある」という風に思わざるを得ない。

kam さん | 大阪府 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • りょうみや さん

    エネルギー、手法、物、システムなどあらゆるイノベーション(発明)は、斬新に見えるものでも個人のポッと出の思いつきではなく、従来からの地道な試行錯誤による改良の積み重ね、アイデアの組み合わせだということを何度も強調している。生物が進化していく過程とよく似ている。本当に数多くのイノベーションの具体例を集めたもので、著者一人でこれだけの内容を記述したことにただただ感心する。あまりに多いので具体例の多くは流し読み。

  • ta_chanko さん

    イノベーションは天才的な発明家の閃きによって生まれるものではない。過去の蓄積と、多くの人々の努力と試行錯誤と偶然とタイミングにより、生まれ出るもの。歴史に名を残した人物が発明しなくても、早晩同じものが発明されたであろう。また、新たな発明を社会全体に理解・普及させることも大変で、時間を要する。多くの発明家は、理解・評価されず、特許をめぐる裁判で疲弊して人生を終えている。イノベーションを妨げる規制・既得権益・特許・保守的な世論なども厄介。現代はイノベーションに溢れているようで、実は少なすぎるのかもしれない。

  • まいこ さん

    「進化は万能である」の続編みたいな気持ちで読んだ。あらゆるテクノロジーの発明は、どれも変異と選択のプロセスで起こる連続的で緩やかなもので、まるで生物のよう。 既存のアイデアやテクノロジーが出会って組み合わさってシャッフルされ新しい組み合わせが生まれ累積的に進化していく、イノベーションとはアイデアやテクノロジーの結婚のようだ。だから孤立した集団や過疎地では生まれないし、参入障壁の高い環境や、規制が多かったり失敗に不寛容な環境では不利に。ヨーロッパは活動家が、日本では出る杭を打ち失敗を許さない文化がハンデ?

  • Bartleby さん

    前半はさまざまなイノベーションについて具体的に紹介。蒸気機関、ワクチン、電球、電子タバコ、コンテナ、飛行機、ヨーロッパ社会へのじゃがいもの導入など、どれもワクワクしながら読んだ。後半はイノベーション概論的な内容。どうも筆者はイノベーション万歳という考えらしく、イノベーションによる社会の刷新が良き物語として語られすぎている。たしかに分かるけど、「革新」を「革新」と認識するのは結果的に、であって、新しいものを警戒するというのも生物学的な生存戦略としては正しい戦略のひとつであるはず。だから、人間の(正しい)……

  • はふ さん

    私たちは、美しく簡潔な物語が好きだ。世の名はある1人の天才的な閃きと発想により、変革させられたと考え、イノベーションを個人の物語として理解しようとする。その方が、理解し易く楽だからだ。 しかし、イノベーションとは、実に多くの人が絡み合いなされるもので、非常にゆっくりと時間をかけて徐々に変えられていくものである。 著者の前作の交換と専門化というテーマと似ているように、たった一人の存在によって世界が大きく変化する事は有り得ない。美しく簡潔な物語の裏には、泥臭く血と汗に塗れた物語が潜んでいるのである。

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