本土の人間は知らないが、沖縄の人はみんな知っていること ちくま文庫

矢部宏治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480437174
ISBN 10 : 4480437177
フォーマット
出版社
発行年月
2020年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
272p;15

内容詳細

「沖縄・超初心者」だった著者が、ツテなし・コネなしで沖縄の米軍基地を体当たりで取材。普天間、辺野古、嘉手納、ホワイトビーチなど沖縄本島にある全米軍基地を探訪し、「戦後日本」に封印された驚くべき事実をあばいていく。ノンフィクション作家・矢部宏治の痛快無比なデビュー作。カラー写真・地図満載。

目次 : 1 沖縄から考える(ペリーはなぜ、最初に那覇にきたのか/ 沖縄には、6人の帝王がいた/ 普天間は「法律上の飛行場」ですらない/ 占領はまだつづいている/ 鳩山首相はなぜやめたのか ほか)/ 2 戦後史から考える(日本国憲法と日米安保条約/ アメリカの対日政策/ CIAと戦後日本/ 日本テレビとCIA/ 戦後体制の守護神・司馬遼太郎 ほか)

【著者紹介】
矢部宏治 : 1960年兵庫県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業後、博報堂マーケティング部を経て、1987年より書籍情報社代表になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • たまきら さん

    行くだけでも気づく。沖縄本島を車でうろつき、眺めが良い所へ行くとフェンスにぶち当たる。その先はアメリカだ。沖縄の立ち位置を地理的にまず説明し、歴史的背景、様々な政権、アジア各国と説明が続いていく。徹底した分析と研究、シミュレーション…かなり持ち点の多いアメリカに交渉できるのか。色々考えている最中に米議会議事堂乱入事件発生。FBIはこの可能性を分析していたはずなのに、どうしたことか。DC在住の友「民主主義国家の終焉は、いつも他国の脅威でなく自国の腐敗だ」…現状打破のキーワードはもう出ている気がする。

  • 風に吹かれて さん

    昨年2021年6月15日、地元の山形空港にオスプレイが「予備着陸」した。米軍は日本の空を自由に飛び回っていることを改めて確認した。東京上空を低空で飛んでいることも毎日新聞などの報道で知っている。沖縄返還後も返還前と同様に沖縄の基地を使用していることも知っている。米国は日本と詳細な取り決めを結ぶが米国向けのために作成するのであり日本国内での活動では無視されるのだそうだ。また、ペルーが詳細に沖縄を調べアメリカの戦略基地にしようとしていたことは知らなかった。 →

  • Sakie さん

    沖縄は古来、覇権争いの要衝として望まずして権力争いに巻き込まれてきた。基地問題は今の沖縄にとって最たるもの、 アメリカと日本政府の動向は、知るも何も、生活を直接に左右する。敗戦以降、外務省や防衛省はアメリカの意に沿うことを最優先してきた。頻繁に開かれる在日米軍高官との機密会合、政治家は総理になって初めてその鉄の掟と密約を知らされ、背けない。主権国家として有り得ない、日本国民の意思がまるで通用しない領域。この歪みが本土にいるとなんでこんなに見えなくなるのか。「小指の痛み」はいずれ、全身の痛みになるのだろう。

  • 冬佳彰 さん

    「沖縄の人はみんな知っている」は、基地を押し付けられている沖縄、というだけではない。この国がいまだにアメリカの占領下にあるという事実が、本土(おかしな言葉だが)には「見えにくくなっている、意識化を避けている」状況を指している。本書に書かれたすべてが重要だが、『憲法が歯止めとならない状況下での、条約にもとづく大規模な外国軍の駐留は、絶対に認めてはならない。それは自国の法体系を根底から破壊する』に尽きるだろう。痛い話ではあっても、正確な現状認識から始めなければ。加えて国家運営に関わる文書の作成、保存、公開。

  • ist さん

    沖縄の問題ではなく、日本の問題。 憲法改正とは。真の独立とは。アメリカの2つの顔。 この本自体はすごくおもしろかったし勉強になるのだが、最新の世界情勢として香港を吸収し、台湾に手をかけようとする中国や核武装していないウクライナに侵攻するロシアの姿を目の当たりにすると、中国のBATNAでもいいじゃん。日本の国防予算すらまともに確保できない自衛隊だけで自国防衛できるから米軍出て行けとは言えないなあと思ってしまう。

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矢部宏治

1960年兵庫県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業後、博報堂マーケティング部を経て、1987年より書籍情報社代表になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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