モーツァルト(1756-1791)

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CD 輸入盤

『フィガロの結婚』全曲(ドイツ語) ヴィルヘルム・フルトヴェングラー&ウィーン・フィル、クンツ、ゼーフリート、シュヴァルツコップ、他(1953 モノラル)(3CD)

モーツァルト(1756-1791)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
KKC4233
組み枚数
:
3
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


フルトヴェングラー唯一の全曲録音『フィガロの結婚』、国内盤CDとしてよみがえる!

巨匠唯一の全曲録音は1953年にザルツブルクで指揮した『フィガロの結婚』。このオペラの原語はイタリア語ですが、当時のドイツやウィーンではドイツ語歌唱が一般的でした。この53年録音もドイツ語歌唱ですが、クンツ、ゼーフリート、シュヴァルツコップなど名歌手による歌唱に違和感は感じられません。高貴でドイツ語歌唱による格調高さが漂うシュヴァルツコップ(伯爵夫人)、チャーミングな声質が絶品のゼーフリート(スザンナ)、ボーイッシュな声質を披露しているギューデン(ケルビーノ)〜女性陣が個性的な魅力を発揮し、男性陣もクンツ(フィガロ)は台詞にも芸達者なところをみせ、シェフラー(伯爵)は貫録の歌いっぷり。ドイツおよび旧オーストリア帝国出身、ドイツ語圏で育った名歌手たちが台詞もふくめて、生き生きと歌い、語り、演じています。そして何よりフルトヴェングラーの指揮! 序曲のアッチェレランドや『結婚式の行進曲』でのスケール感など持ち味を見せつつも全体的にはいたってノーマル、豪華歌手の名アリアでは繊細かつ暖かみのある伴奏となっています。

「問題は、このきわめて繊細かつ人工的でテンポの速いオペラが、いかつくて雄大な姿勢を持前とする指揮者の手の中で、どのように進行するかということである。答は事実きわめて良好である。これは、必要なときは速く、アリア、アンサンブル、そして実際の音楽のどんなパッセージにおいてもけっしてだれることなく、全体に暖か味があり、ときおり全部が絶妙な輝きを見せる点で、指揮者の個性の航跡のみが光るといったすばらしい演奏である。」(『レコードのフルトヴェングラー』ピーター・ピリー著、横山一雄訳、音楽之友社刊、1983年)

1980年、米ワルター協会についでLP発売された伊チェトラ盤(LO-8)。ミラノ、ディスコス制作のこの音源をキングレコード(セブンシーズ・レーベル)は同年に国内発売しました(GT-7086/8)。4年後(84年)チェトラは「フルトヴェングラー・エディション」シリーズを立ち上げ再発売(FE-27)、キングではK19C-9390/2で再発売しております。しかし、CD化は他社に(仏ロドルフォなど。1996年にはEMIでも)先を越され、マスターテープはキングレコードの倉庫に眠ってまま。今回、このアナログテープ(2トラック、38cm/秒)から、キング関口台スタジオで40年ぶりにデジタル・リマスタリング&初CD化!
 音質は鮮明かつ明瞭! デジタル臭(金属的な響き)のしない、暖かみのある自然な質感! 名歌手揃いの名アリアの数々、楽しさあふれる舞台回し、ウィーン・フィルの美音、フルトヴェングラーの人間味あふれる指揮にききほれてしまいます!
 ブックレットは日本語解説(浅里公三氏のライナーノーツ)付。台詞の場面も含めてドイツ語の歌詞・対訳は販売元HP(WEBサイト)に掲載します。プリントアウトも可能です。ブックレットに記載してあるパスワードを入力してください。(販売元情報)

【収録情報】
● モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』 K.492 全曲(ドイツ語歌唱)


 エーリヒ・クンツ(バリトン:フィガロ)
 イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ:スザンナ)
 パウル・シェフラー(バリトン:アルマヴィーヴァ伯爵)
 エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ:伯爵夫人)
 ヒルデ・ギューデン(ソプラノ:ケルビーノ)
 エンドレ・コレー(バス:バルトロ)
 ペーター・クライン(テノール:ドン・バジーリオ)
 ジークリンデ・ヴァーグナー(アルト:マルツェリーナ)
 アロイス・ペルネルシュトルファー(バス:アントーニオ)
 リゼロッテ・マイクル(ソプラノ:バルバリーナ)
 エーリヒ・マイクート(テノール:ドン・クルツィオ)
 ウィーン国立歌劇場合唱団
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

 録音時期:1953年8月7日
 録音場所:ザルツブルク、フェストシュピールハウス
 録音方式:モノラル(ライヴ)

 音源提供:DISCOS, Milano
 国内発売初LP:セブンシーズGT-7086/8(1980.2.21 オリジナルLPはチェトラLO-8)
 日本語帯・解説付

ユーザーレビュー

総合評価

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作品の持つ魅力だろう。ドイツ語になっても...

投稿日:2021/01/03 (日)

作品の持つ魅力だろう。ドイツ語になっても、このオペラの魅力は、変わらない。これが、フルトヴェングラーの名人芸からかは、分からない。余裕があるひとは、ぜひ買ってお楽しみ下さい。

カニさん さん | 兵庫県 | 不明

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このDISCOS制作による原盤は、すべての拍手...

投稿日:2020/10/30 (金)

このDISCOS制作による原盤は、すべての拍手がバッサリ削除されており、(同じシリーズの《魔笛》の項でも書きましたが)まったく感興が削がれます。一応各幕最後の拍手はかえって不自然なほど数秒残してありますが…。とはいえ、名アリアの最後、オーケストラ後奏では当然ながら拍手が重なるわけですが、それはカットできないので、いきおい後奏が終わったとたん急激にフェードアウトさせ、次のレチタティーヴォに不自然につなげる結果となります。また、この《フィガロ》の序曲ではフルトヴェングラーのアッチェレランドが聴きもので、さすがに拍手がわき起こっていますが、これまたバッサリ削除(が、一瞬だけ残ってしまっており、これならある程度残してフェードアウトさせればまだ良いのに…)。というわけで、EMI盤と一長一短、こちらは音質が相応に良好なので残念(全拍手不自然削除が気にならない方には良いと思います)。ちなみに、周知のことながらドイツ語歌唱です。

銀蛇亭 さん | 福島県 | 不明

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人物・団体紹介

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モーツァルト(1756-1791)

1756年:ザルツブルクで誕生。 1761年:最初の作曲(『アンダンテ ハ長調 K.1a』)。 1782年:オペラ『後宮からの誘拐』初演。 1783年:大ミサ曲ハ短調 K.427(417a)を上演。 1785年:弦楽四重奏曲集(ハイドン・セット)をハイドンに献呈。 1786年:オペラ『フィガロの結婚 K.492』初演。 1787年:父レオポル

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