ブレット・ディーン、グバイドゥーリナ、ワーグナーの
「天使」にまつわる作品集
SACDハイブリッド盤。ブレット・ディーン[1961-]の『天使たちの声』にはじまる当アルバムは、グバイドゥーリナ、ワーグナーの歌曲『天使』とともに「天使」にまつわる作品を主軸にバッハ、ラフマニノフ、シュニトケの作品を織り交ぜ構成されております。
ディーンはヴィオラの名手としても知られ、ベルリン・フィルの団員を14年務めたキャリアをもちますが、近年は作曲活動に力を注いでおり、BISレーベルからもディーンの自作自演集などをリリースしております。『天使たちの声』は1996年、イギリスの名ピアニスト、イモージェン・クーパーとディーンを含むベルリン・フィルの演奏者によって初演された2楽章構成の作品。オーストリアの詩人ライナー・マリア・リルケ[1875-1926]の連作詩「ドゥイノの悲歌」の最初の詩からインスピレーションを与えられ作曲しました。シューベルトの『鱒』と同じ演奏形態であるピアノ五重奏で書かれ、驚くほど多彩な表現に満ちております。
演奏はローレンス・パワーとのデュオでも名高いピアニスト、サイモン・クロフォード=フィリップスとスウェーデンをはじめヨーロッパのオーケストラの首席奏者で結成されたストックホルム・シンドローム・アンサンブル、ヴァイオリンのアンドレイ・パワー、ヴィオラのローレンス・パワー、そしてメゾ・ソプラノのクリスティアーネ・ストーティンです。(輸入元情報)
【収録情報】
1. ディーン:天使たちの声〜ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスとピアノのための(1996)
2. グバイドゥーリナ:天使〜メゾ・ソプラノとコントラバスのための(1994)
3. ラフマニノフ:音楽〜14の歌曲 Op.34より第8曲
4. J.S.バッハ:コラール前奏曲『汝の御前に我は進まん』 BWV.668〜ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス編
5. グバイドゥーリナ:バッハのコラール『汝の御座の前に、われ進み出で』による瞑想曲〜チェンバロ、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとコントラバスのための(1993)
6. ワーグナー:天使〜ヴェーゼンドンク歌曲集 WWV.91より第1曲
7. ラフマニノフ:ここはすばらしい場所〜12の歌 Op.21より第7曲
8. シュニトケ:賛歌 第2番〜チェロとコントラバスのための『4つの賛歌』より(1974)
アンドレイ・パワー(ヴァイオリン:1)
ローレンス・パワー(ヴィオラ:1,5)
クリスティアーネ・ストーティン(メゾ・ソプラノ:2,3,6,7)
ストックホルム・シンドローム・アンサンブル
マリン・ブロマン(ヴァイオリン:4,5)
マリン・ウィリアム=オルソン(ヴァイオリン:5、ヴィオラ:4)
ヨハネス・ロスタモ(チェロ:1,4,5,8)
リック・ストーティン(コントラバス:1,2,4,5,8)
サイモン・クロフォード=フィリップス(ピアノ:1,3,6,7、チェンバロ:5)
録音時期:2017年9月(1,5) 2018年10月(2,4,8) 2019年6月(3,6,7)
録音場所:ストックホルム、ベルワルド・ホール(1,5) ラジオホール・スタジオ2(2,4,8) ヴェステロース・コンサートホール(3,4,7)
録音方式:ステレオ(DSD/セッション)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND
プロデューサー&サウンド・エンジニア:イェンス・ブラウン(Take5 Music Production)
BIS ecopak