リヒター、フランツ・クサヴァー(1709-1789)

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CD 輸入盤

フルート協奏曲、チェンバロ三重奏曲集 ヤナ・セメラードヴァー、アンサンブル・カストール

リヒター、フランツ・クサヴァー(1709-1789)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
PC10406
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

マンハイム楽派が打ち上げた華麗な作品群

マンハイム楽派を興した重要な作曲家のひとり、フランツ・クサヴァー・リヒター。モラヴィア生まれの彼は20 年以上にわたりマンハイムの宮廷楽団でヴァイオリン奏者を務め、さらにバス歌手としても活躍しました。この時期に書かれた作品はバロックと古典派の狭間で特別な輝きを放つマンハイム様式の魅力をおおいに伝えてくれます。同じくマンハイム楽派の創設者であるヨハン・シュターミッツの作品もカップリング。華麗なフルート協奏曲や、雄弁なチェンバロ三重奏曲などを収録しています。後者はオブリガート・チェンバロとヴァイオリン、チェロのための作品でまさに古典派ピアノ・トリオの前身。(輸入元情報)

【収録情報】
● F.X.リヒター:フルート協奏曲ホ短調
● F.X.リヒター:トリオ・ソナタ 変ロ長調 Op.4-1
● J.シュターミッツ:フルート協奏曲ト長調
● F.X.リヒター:チェンバロ三重奏曲ニ長調
● F.X.リヒター:チェンバロ三重奏曲ト短調


 ヤナ・セメラードヴァー(フラウト・トラヴェルソ)
 アンサンブル・カストール

 録音時期:2019年2月14-16日
 録音場所:オーストリア
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

ユーザーレビュー

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 マンハイム学派の中では伝統を重んじ保守...

投稿日:2021/07/27 (火)

 マンハイム学派の中では伝統を重んじ保守的な作風のリヒターの交響曲は聴いたことがあるが、このCDの曲は初めて聴いた。Fl協奏曲はクヴァンツのような華やかな技巧は見られないが、堅実で品の良い陰りのあるメロディーが印象的である。トリオ・ソナタは形式的にはバロック音楽だが、メロディーは少しエレガントで抒情的である。2つのハープシコード・トリオはピアノ三重奏の先駆的作品で、主役のハープシコードの音量が大きくないせいもあってか、Vn、Vcが対等に活躍して聴きごたえ十分である。とはいえ、マンハイム学派の主・ヨハン・シュターミッツのFl協奏曲を聴くと、やはりリヒターは少し古風かなと思うが、それがリヒターの個性であって、個人的には好感が持てる。セメラードヴァーのトラヴェルソは技巧的に問題はなく、柔らかく美しい音がする。アンサンブル・カストールは早い楽章では時には各パートが自己主張もしながら生き生きと、遅い楽章では気持ちを込めてゆったりとメロディーを歌う。リヒターの曲のCDはまだ少ないが、多くの人に聞いて欲しいと思う。

まさやん さん | 新潟県 | 不明

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