TOP > Music CD・DVD > News > Classical > Symphonies > クレンペラー・ラスト・コンサート

クレンペラー・ラスト・コンサート

Friday, May 9th 2008

※メーカー情報によりますと、こちらの商品は当初ステレオで発売される予定でしたが、モノラルでの発売に変更になったということです。

クレンペラー・アイテムをリリースし続けてきたテスタメントから、遂に巨匠最後のコンサートが登場。秘蔵写真によるジャケットだけでも価値大のファン感涙のリリース!
 オットー・クレンペラーの娘であり、音楽的財産の相続者であったロッテ・クレンペラーから深く信頼されていたテスタメントは、彼女の死後も、丁寧にこの偉大な指揮者の音源を復刻し、リリースを続けてきました。そのアイテム数はすでに25を数えますが、中でも2005年に登場した8枚組の「ウィーン・フィルBOX」は、こうしたヒストリカル物では異例中の異例ともいえる大ヒットとなり、いまだにロング・セラーを続けているほど。最近も、フェリアーとの『亡き子を偲ぶ歌』の案内があったばかりですが、今回は遂に、ファンには伝説となっているラスト・コンサートのリリースとなりました。

 1971年9月26日。誰もがまさかこれが最後のコンサートになるとは思っていませんでした。「最後のコンサート」という考えから一番遠くにいたのは、まさにクレンペラー本人だったのではないでしょうか。86歳という高齢ではあったものの、この頃のクレンペラーの活動は大変充実しており、新しいものに挑戦しようとする姿勢は逆に「若々しい」と形容したいほどでした。例えば、同年に録音した『コジ・ファン・トゥッテ』においてEMIのオファーを跳ね返し、マーガレット・プライスを起用したり、ニュー・フィルハーモニア管にマゼールを客演指揮者として招いたり、さらには楽団員のオーディションにまで積極的に出席するといった姿は、次世代の音楽を創り出そうとする意欲に満ち溢れています。
 さらには、1971-72年のシーズンには多くのレコーディングも計画されていました。EMIとはバッハのヨハネ受難曲や、ヴェルディのレクィエム、ウェーバーの歌劇『オイリアンテ』、シベリウスの交響曲第4番、オッフェンバックの歌劇『天国と地獄』、ベートーヴェンの大フーガ、モーツァルトのセレナータ・ノットゥルナ、ブラームスのハイドン変奏曲、そしてモーツァルトの歌劇『後宮からの誘拐』全曲といった録音の計画が決定されていました。さらにはなんとドイツ・グラモフォンとの密約もあったということです(それでもクレンペラーの音楽活動を親密に支えてきたピアニスト兼作曲家のオットー・フロイデンタールによると、“クレンペラーはレコーディングには興味がなかった。レコーディング・セッションはコンサートのためのリハーサルだった”と語っています。)。

 1971年はクレンペラーにとって多忙な年でもありました。2月に『コジ・ファン・トゥッテ』のレコーディングと公演を終え、クレンペラーはエルサレムへの客演に備えてヘブライ語の学習を開始、さらにはクーベリックにメトロポリタン歌劇場の音楽監督にならないようアドバイスしたりしていますが、クーベリックは結局、メトの音楽監督に就任、しかも2年経たないうちに辞任しています。
 5月には恩師マーラーの没後60年記念公演としてロンドンで『復活』を指揮し、演奏時間約99分という巨大な演奏によって「壮大で力強い演奏。部分的には風変わりでキズもあるが、総体的には強烈な印象を残す。それは明らかに我々の時代の最も並はずれた音楽家によって成し遂げられたパフォーマンスだった(フィナンシャル・タイムズ)」と絶賛されます。この公演を終えるとほどなくエルサレムに向かい、バッハとモーツァルトのコンサートを行いました。
 フロイデンタールの証言によれば、この頃のクレンペラーは、自作の歌劇『ダス・ツィール(目的地)』をレコーディングするために、スコアを常に持ち歩いて作業をしていたのだとか。
 そして9月にまたロンドンに戻り、18日と19日にハイドンの第92番『オックスフォード』、20日と21日にモーツァルトのセレナード第11番K375をレコーディングします。『オックスフォード』をかつてコンサートで演奏したことがなかったクレンペラーは、めずらしく緊張していたとのことですが、セッションは非常にスムーズだったとか。

 こうして迎えた9月26日のコンサートでは、ベートーヴェン『シュテファン王』序曲にピアノ協奏曲第4番、ブラームスの交響曲第3番というプログラムが組まれました。ピアノ協奏曲のソリストに選ばれたのは、1951年イスラエル生まれの若手ピアニスト、ダニエル・アドニです。ペルルミュテールに師事し、1970年にロンドン・デビューを飾ったばかりでした。
 クレンペラーは『シュテファン王』序曲を1959年にセッション録音しており、ブラームスの交響曲第3番にも、1957年のセッション録音と1956年のライヴ録音が存在。ピアノ協奏曲にはすでに、ノヴァエス、フライシャー、バレンボイム、アラウとの共演が知られていますが、今回のは最晩年のライヴ録音ということで、それら年代の離れた演奏との比較も興味深いところです。
 クレンペラーはこのコンサートのあとは指揮をしていないので、この公演が事実上のラスト・コンサートとなってしまいました。レコーディング計画はたくさんありましたし、コンサートもスケジュールが入っていたのですが、1972年1月にロンドンでのブルックナーの第7響曲のコンサートを膀胱炎のためキャンセルすると、体調に限界を感じたのか、ほどなく演奏活動からの引退を表明しています。

 なお、テスタメントによると、今回の音源は音質的にはあまり良いものではなく、前述の『ウィーン・フィルBOX』などと比較するとクオリティはだいぶ落ちるということです。これは残されているマスター・テープの状態に起因するため、どうにもならないことのようです。ご了承のうえ、お求めくださるようお願いいたします。

・ベートーヴェン:『シュテファン王』序曲 作品117
・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 作品58
・ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 作品90
 ダニエル・アドニ(Pf)
 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
 指揮:オットー・クレンペラー

 録音時期:1971年9月26日
 録音場所:ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ライヴ)

SymphoniesLatest Items / Tickets Information

* Point ratios listed below are the case
for Bronze / Gold / Platinum Stage.  

featured item

Klemperer Last Concert / Brahms: Symphony No.3 ...etc.

CD Import

Klemperer Last Concert / Brahms: Symphony No.3 ...etc.

Brahms (1833-1897)

User Review :3.5 points (20 reviews) ★★★★☆

Price (tax incl.): ¥3,630
Member Price
(tax incl.): ¥3,158

Release Date:25/July/2008

  • Deleted

%%header%%Close

%%message%%

featured item

Der Fliegende Hollander: Klemperer / Npo T.adam Silja Talvela J.king

CD Import

Der Fliegende Hollander: Klemperer / Npo T.adam Silja Talvela J.king

Wagner (1813-1883)

User Review :4.5 points (5 reviews) ★★★★★

Price (tax incl.): ¥7,040
Member Price
(tax incl.): ¥6,125

Release Date:27/June/2008

  • Deleted

%%header%%Close

%%message%%

featured item

Buy 3 International Music Titles Get Up to 30% Off Items with this icon is eligble for Buy 3 International Music Titles Get Up to 30% Off