シュテフェンス&ノールショピング響/シンディング:交響曲全集(2CD)
2024年12月19日 (木) 18:00 - HMV&BOOKS online - Classical

カール=ハインツ・シュテフェンス/シンディング:交響曲全集
美しいピアノ曲『春のささやき』で知られるノルウェーの作曲家クリスティアン・シンディング。彼は鉱山の町コングスベルグで生まれ、父の死などの苦難を経て音楽の道へ進み、ライプツィヒ音楽院でヴァイオリンと作曲を学び、後に作曲家に転向。成功を収めました。
シンディングはワーグナーやリヒャルト・シュトラウスの影響を受け、特に交響曲第1番(1890年発表、後に改訂)は高い注目を集めました。甘美な旋律や色彩豊かな楽器編成はチャイコフスキーやメンデルスゾーンの影響もあるものの、重厚な響きや感傷的な旋律からはすでに確立した彼の個性が感じられます。第2番(1917年初演)は「メンデルスゾーンとワーグナーの出会い」と評されています。交響曲第3番は53歳の時にオスロで作曲を開始し、翌年、アルトゥール・ニキシュ指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団によって初演され大成功を収めました。当時はシェーンベルクやプロコフィエフなど革新的な作曲家も台頭していましたが、シンディングの音楽は後進的とはみなされず「最もドイツ的な性格を持つ北欧の作曲家」としてバックスやヴォーン・ウィリアムズと並ぶロマンティックな交響曲の作り手として称えられています。ちなみにこの時期、彼の年金は増額され、ロチェスターのイーストマン音楽学校で教える機会もありましたがすぐに辞職。オスロの王城敷地内のアパートに移り住み、そこで余生を送りました。彼の最後の独創的作品となった交響曲第4番は80歳の誕生日の2日後に初演、もともと「霜と春 - 管弦楽のための狂詩曲」として構想され、バス・クラリネット、ハープ、ピアノを加えたオーケストレーションが特徴で、彼の作品の中で最もリヒャルト・シュトラウス的な要素を持っています。また代表作『春のささやき』との関連が考えられ、物語的な要素とシンフォニックな展開が融合した作品です。
シンディングの交響曲全集はこれで3種目で、ドイツの指揮者とスウェーデンのオーケストラのコンビがこれらの曲の「ドイツ的な性格」が持つ魅力を適切に引き出しています。
カール=ハインツ・シュテフェンスは、もともとはクラリネット奏者としてバイエルン放送響の首席奏者(1989〜1996)やベルリン・フィルの首席奏者(2001〜2007)を歴任。2007年に指揮者に転向し、2009年からラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務め、オーケストラと良好な関係を築きました。2019年にはプラハ国立歌劇場の音楽監督に就任し、さらに2020-2021シーズンからはノールショピング交響楽団の首席指揮者兼芸術顧問に任命されています。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1
シンディング:
● 交響曲第1番ニ短調 Op.21(1894)
● 交響曲第2番ニ長調 Op.83(1907)
Disc2
● 交響曲第3番ヘ長調 Op.121(1919)
● 交響曲第4番変ホ長調 Op.129『冬と春』(1936)
ノールショピング交響楽団
カール=ハインツ・シュテフェンス(指揮)
録音時期:2023年6月12-15日(Disc1)、2024年6月17-21日(Disc2)
録音場所:Norrkoping, De Geerhallen
録音方式:ステレオ(デジタル)
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