【発売】バッティストーニ&東京フィル/オルフ:『カルミナ・ブラーナ』
2024年11月13日 (水) 17:00 - HMV&BOOKS online - クラシック

圧倒的な推進力と、完璧なコントロールで作り上げられた巨大な音宇宙
『カルミナ・ブラーナ』はドイツの作曲家カール・オルフの代表作であり、力強いリズム、印象的なメロディ、そして大規模な合唱とオーケストラの融合により、クラシック音楽の中でも特に人気の高い作品です。特に冒頭の『O Fortuna』は映画やCMなどでも頻繁に使用され、クラシック・ファンのみならず一般にも広く知られている人気曲です。
歌詞は、ドイツのバイエルン地方にある修道院で発見された11〜13世紀の古い詩歌集の写本がもとになっており、「春」「酒場」「愛」をテーマに、当時のヨーロッパの民衆のエネルギーが感じられるもので、その若々しい奔放さに驚かされます。
混声合唱、少年合唱、ソプラノ、テノール、バリトンのソリスト、大規模なオーケストラという大編成で、クラシックらしい迫力のあるサウンドが繰り広げられる一方、中世の人々の日常の細やかな描写もあり、劇的な構成と多様な感情表現が味わえる名作といえるでしょう。
オペラ指揮者として卓越した統率力を持ち、歴史や文学にも造詣が深いバッティストーニは、この『カルミナ・ブラーナ』を得意としており、イタリアのアレーナ・ディ・ヴェローナ音楽祭などでも大成功を収めてきましたが、今回満を持して東京フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会で取り上げ、収録に臨みました。
バッティストーニの音楽は、歯切れの良いリズムを刻みながら圧倒的な推進力を持って進んで行きますが、同時に全てが統率され、俗謡のような表現や、繊細で叙情的な歌唱も巧みに織り交ぜながら、巨大な音空間を作り上げています。(メーカー資料より)
【収録情報】
● オルフ:世俗カンタータ『カルミナ・ブラーナ』
ヴィットリアーナ・デ・アミーチス(ソプラノ)
彌勒忠史(カウンターテナー)
ミケーレ・パッティ(バリトン)
新国立劇場合唱団
世田谷ジュニア合唱団
東京フィルハーモニー交響楽団
アンドレア・バッティストーニ(指揮)
録音時期:2024年3月
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
【アンドレア・バッティストーニ】
1987年ヴェローナ生まれ。国際的に頭角を現している同世代の最も重要な指揮者の一人と評されている。2013年ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ歌劇場の首席客演指揮者、2016年10月東京フィル首席指揮者に就任。
『ナブッコ』、『リゴレット』、『蝶々夫人』(二期会)、グランドオペラ共同制作『アイーダ』のほか、ローマ三部作、『展覧会の絵』『春の祭典』等数多くの管弦楽プログラムで東京フィルを指揮。東京フィルとのコンサート形式オペラ『トゥーランドット』(2015年)、『イリス(あやめ)』(2016年)、『メフィストーフェレ』(2018年)で批評家、聴衆の双方から音楽界を牽引するスターとしての評価を得た。同コンビで日本コロムビア株式会社よりCDのリリースを継続している。
スカラ座、フェニーチェ劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、スウェーデン王立歌劇場、アレーナ・ディ・ヴェローナ、バイエルン国立歌劇場、マリインスキー劇場、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管、イスラエル・フィル等世界の主要歌劇場・オーケストラと共演を重ねている。
2024年7月には、「トスカ」を指揮してコベントガーデンのロイヤルオペラに初登場することが決定している。
2017年には初の著書『マエストロ・バッティストーニのぼくたちのクラシック音楽』(音楽之友社)を刊行。2021年、東京フィルとの録音『ドヴォルザーク新世界&伊福部作品』欧米盤が欧州の権威ある賞の一つ「OPUS KLASSIK 2021」交響曲部門(20-21世紀)を受賞した。(メーカー資料より)
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