【発売】ヴィルデ・フラング/エルガー:ヴァイオリン協奏曲、カリッシマ

2024年07月19日 (金) 12:00 - HMV&BOOKS online - Classical


ヴィルデ・フラングが、エルガーの作品内容を汲み取り、
並外れた美しさを引き出した、叙情性に満ちた演奏


エルガーのヴァイオリン協奏曲は、独特の情熱によるノスタルジックなもので、ロマン派後期の偉大な協奏曲のひとつです。この協奏曲の1910年初演時ではロンドン交響楽団と、英国のソリストではなく、ウィーン生まれの名ヴァイオリニストのひとりであるフリッツ・クライスラーが演奏しました。クライスラーは「エルガーのメロディ、オーケストレーション、調和、壮大さ、それは素晴らしい。そしてすべて純粋で影響を受けていない音楽」という見解を持って作品を依頼しましたが、クライスラーはあまりこの作品を好まなかったのか、録音を残していません。自身がヴァイオリニストだったエルガーはロンドン交響楽団と親密な関係にあり、1932年にエルガーは当時若干16歳だったイェフディ(ユーディ)・メニューインをソリストに迎え、伝説的な名演奏となった『ヴァイオリン協奏曲』を、アビー・ロード・スタジオでの録音のために指揮しました。
 ヴィルデ・フラングは、この協奏曲を知ったのは実はかなり遅かったのですが、この作品の形式は音楽として非常に壮大なものであり、ヴァイオリン協奏曲というよりは交響曲的なスケールであると感じ、録音を願望していました。技巧面は勿論、音色と曲想が包含する内面の表現の妙が、特に優れていないと、繊細に描き出してゆくことがかなり難しい曲ですが、だからこそ、この協奏曲を演奏することに大きな喜びを感じながら、エルガー直伝による作品理解を汲み取り、大きな歌わせ方と表現意欲に満ちた演奏になっています。ヴィルデ・フラングはこの録音前にコンサートを行っていますが、その演奏に対する評価は素晴らしく「エルガーの並外れた美しさを引き出した素晴らしい演奏」と高い評価を得ています。共演は、ロビン・ティチアーティ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団によるもので、ヴァイオリン・ソロとオーケストラを見事に共存させ、高貴さ、ニュアンス、叙情性に満ちた演奏が印象的。
 このアルバムには、トーマス・ホッペがピアノとの共演による、エルガーの中でもあまり演奏されない作品『カリッシマ』のヴァイオリンとピアノ版も収録されています。

ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い輸入盤のみ、日本語解説書・帯付き。日本語解説書には、イギリス音楽の研究音楽学者ルイス・フォアマンによる作品解説の日本語訳、山崎浩太郎氏による新規書下ろし解説を掲載。(輸入元情報)

【収録情報】
エルガー:
● ヴァイオリン協奏曲ロ短調 Op.61

 ヴィルデ・フラング
(ヴァイオリン)
 ベルリン・ドイツ交響楽団
 ロビン・ティチアーティ
(指揮)

 録音時期:2024年2月12,13日、3月12日
 録音場所:ベルリン、ダーレム、イエス・キリスト教会


● ヴァイオリンとピアノのための『カリッシマ』

 ヴィルデ・フラング
(ヴァイオリン)
 トーマス・ホッペ(ピアノ)

 録音時期:2024年5月21日
 録音場所:ベルリン、テルデックス・スタジオ

 録音方式:ステレオ(デジタル)
 ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い輸入盤のみ、日本語解説書・帯付き

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