ピエール・ジェニソン/モーツァルト:クラリネット協奏曲、他

2023年09月08日 (金) 12:30 - HMV&BOOKS online - クラシック


フランスのクラリネット奏者ピエール・ジェニソンのエラートの専属第1弾。
ピリオドのクラシカル・クラリネット、バセット・クラリネットやバセットホルン、
特別に製作されたモダン・クラリネットを使い分け、
コンチェルト・ケルンと共演したモーツァルト・アルバム


フランスのクラリネット奏者ピエール・ジェニソンは、エラートの専属アーティストとしての最初のアルバムで、クラリネットに最もインスピレーションを与えたモーツァルトに焦点を当てています。このアルバムの中心は、この作曲家の有名なクラリネット協奏曲です。「この協奏曲の精神的、象徴的な広がりは計り知れない。この傑作に立ち戻るたびに、私は初めて作品を発見したときと同じようなスリルを味わう」とジェニソンは語っています。
 ピエール・ジェニソンは、今日のフランスを代表する管楽器奏者のひとりで、多方面で活躍するソリストであり、世界中のオーケストラに頻繁に客演する彼は、パリ国立高等音楽院とロサンジェルスの南カリフォルニア大学で学びました。レパートリーはモーツァルトからジャズ、民族音楽まで幅広く、新しい音楽への積極的な関心から著名な現代作曲家たちとのコラボレーションも数多く行っています。
 このアルバムでは、ピリオド楽器オーケストラの「コンチェルト・ケルン」と指揮者ヤーコプ・レーマンとのコラボレーションで、ジェニソンはピリオドのクラシカル・クラリネット、モーツァルト時代の楽器のコピーによる2種類のバセット・クラリネットやバセットホルン、そしてこの録音のために特別に製作されたモダン・クラリネットを使い分けて演奏しています。プログラムは、有名なクラリネット協奏曲だけでなく、歌劇『皇帝ティートの慈悲』からのクラリネットを伴ったアリアではメゾ・ソプラノのカリーヌ・デエと共演。『コジ・ファン・トゥッテ』や『フィガロの結婚』からのアリアでは、作曲家ブリュノ・フォンテーヌがクラリネット用に編曲し、彼のクラリネットでアリアの声部が歌われています。アルバムの最後には、ブルーノ・フォンテーヌがクラリネット、オルガン、フェンダー・ローズ(ローズ・ピアノ)のエレクトリック・ピアノのために編曲したレクィエムからの『ラクリモーサ』で締めくくられています。

ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い輸入盤のみ、日本語解説書付き。日本語解説書には、西村 裕氏による演奏についての書き下ろし解説、ピエール・ジェニソンによるこのアルバムについてのコメントの日本語訳、歌詞訳を掲載予定。(輸入元情報)

【収録情報】
モーツァルト:
1. 恋とはどんなものかしら〜歌劇『フィガロの結婚』 K.492より
2. 岩のように動かずに〜歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』 K.588より
3. 風は穏やかに〜歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』 K.588より
4. クラリネット協奏曲イ長調 K.622
5. 行こう、だが愛しい人よ〜歌劇『皇帝ティートの慈悲』 K.621より
6. 女も15になれば〜歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』 K.588より
7. さあ、その時よ〜歌劇『皇帝ティートの慈悲』 K.621より
8. 今はもう、花で美しい愛の鎖を〜歌劇「皇帝ティートの慈悲』 K.621より
9. ラクリモーサ(涙の日)〜レクィエム K.626より

 クラリネット用編曲:ブリュノ・フォンテーヌ(1-3,6,9)

 ピエール・ジェニソン(クラリネット)
 使用楽器:
 クラリネット(1-3,6)
 A管バセット・クラリネット(4)
 B♭管バセット・クラリネット(5)
 バセットホルン(8)
 クラリネット&バセットホルン(9)

 カリーヌ・デエ(メゾ・ソプラノ:5,7,9)
 ブリュノ・フォンテーヌ(オルガン、フェンダー・ローズ:9)
 コンチェルト・ケルン(ピリオド楽器オーケストラ)
 ヤーコプ・レーマン(指揮)

 録音:
 2022年12月8-11日 ケルン、シュトルベルガー・オーケストラ・リハーサル・センター(1-8)
 2023年5月17日 パリ、イル・ド・フランス国立管弦楽団スタジオ(9)
 2023年6月8日 パリ、ムードン・スタジオ(9)
 ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い輸入盤のみ、日本語解説書・歌詞訳・日本語帯付き

【ピエール・ジェニソン】
1986年マルセイユ出身の、今日フランスを代表する管楽器奏者のひとり。パリ国立高等音楽院とロサンジェルスの南カリフォルニア大学で学び、数々の主要なコンクールで優勝した。2014年、東京で開催されたジャック・ランスロ国際クラリネット・コンクールでも優勝に輝いた。
モーツァルトからジャズ、民族音楽まで幅広いレパートリーを持つ多才なソリストである。新しい音楽にも精力的に取り組んでおり、ティエリー・エスケシュ、カロル・ベッファ、エリック・タンギーなどの委嘱作品をはじめ、数多くの作曲家とコラボレーションを行っている。
ベルリン・ドイツ交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、BBC交響楽団、リエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団など、世界各地のオーケストラに頻繁に招かれ客演を重ねている。
ピエール・ジェニソンは、演奏家としてのキャリアに加え、パリのエコール・ノルマル音楽院にて教鞭を執り、国内外でマスタークラスを行う。
フランス芸術アカデミーからチノ・デル・ドゥーカ賞を受賞し、フランスを代表する管楽器メーカー、ビュッフェ・クランポンのアンバサダーを務めている。(輸入元情報)
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