シモーネ・メネセス&フィルハーモニア・チューリッヒ/ヴィラ=ロボス:組曲『アマゾンの森』

2023年08月09日 (水) 17:00 - HMV&BOOKS online - クラシック


シモーネ・メネセスが深い共感を持って描き上げる、
ヴィラ=ロボス最後の大作『アマゾンの森』


ブラジル出身でパーヴォ・ヤルヴィの助手を務め、現在はフランスを拠点に活躍するシモーネ・メネセス。2019年には初来日を成功させ、2022年にリリースされたドキュメント映像「メタノイア」は世界各地でたいへん高い評価を得ています。
 近現代とブラジルの作品を得意とする彼女が深い愛情を寄せているのが、晩年のエイトル・ヴィラ=ロボスが映画「緑の館」のために書いた曲を演奏会用に再構成した『アマゾンの森』。今回は「Academia Brasileira de Musica」の新校訂版から、メネセスが管弦楽とソプラノ独唱のための11曲(約45分)を抜粋、組曲版として収録しています。全曲版に聴かれる合唱の参加こそないものの、熱帯雨林の厳しい自然と熱量を大オーケストラで表現する音楽を雄大に歌い上げています。ソプラノ独唱にはメネセスと同じイタリア系ブラジル人のカミラ・プロヴェンツァーレ(プロヴェンサリ)が参加、深みのある歌声を聴かせます。
 併せて収録されたのは、フィリップ・グラス[1937-]がブラジルの創作パーカッション・グループ「ウアクチ」のために書き下ろし、後に管弦楽版も作成した『アマゾンの流れ』から終曲『メタモルフォシス I』。ループするように繰り返されるリズムが心地よい作品です。またこのプロジェクトは報道やドキュメント写真で名高いセバスチャン・サルガドとのコラボレーションとなっており、『アマゾンの森』の各曲に対応する美しい写真をサルガドが提供、メネセスのコンサート会場で展示されるほか、このアルバムのブックレットにも掲載されています。(輸入元情報)

【収録情報】
● ヴィラ=ロボス:組曲『アマゾンの森』

 1. 森
 2. 森の中で
 3. 森の鳥 - 歌 I
 4. 自然の踊り
 5. 陰謀と戦士の踊り
 6. 帆舟
 7. 狩りのための道で
 8. 愛の歌
 9. センチメンタルなメロディ
 10. 森の火災
 11. 終章

● フィリップ・グラス:メタモルフォシス I(『アマゾンの流れ』より)

 カミラ・プロヴェンツァーレ(ソプラノ:3,6,8,9,11)
 フィルハーモニア・チューリッヒ
 シモーネ・メネセス
(指揮)

 録音時期:2022年10月
 録音場所:チューリッヒ歌劇場
 録音方式:ステレオ(デジタル)

 ブックレット掲載写真:セバスチャン・サルガド


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