ピオー、プランディ&ギスリエーリ合唱団/ロッシーニ:小ミサ・ソレムニス
2021年09月03日 (金) 15:30 - HMV&BOOKS online - クラシック
ピオー参加! ロッシーニ晩年の名作の魅力を最大限引き出す美演
人気のピークを迎えた36歳でオペラの作曲から手を引いたのち『スターバト・マーテル』などごく一部の作品を除いて小品ばかりを散発的に書くほかは、美食家としての後半生を満喫していたロッシーニ。齢70になろうという1861年に旧友ルイ・ニデルメイエールを亡くし、その追悼のために作曲されたのがこの『小ミサ・ソレムニス』でした。しかし最初から現在の形が構想されていたわけではなく、友人の死から少しずつ書き足され、ニデルメイエール3回忌の1864年3月14日、銀行家アレクシス・ピレ=ウィル邸宅の大きなサロンで初演される直前に第2ピアノが足され、完成を見たといいます。教会でのミサではなく演奏会を想定したその作風は、ごく小編成ながらも機能性を生かしたドラマティックさと美しさを併せ持ったもの。
ジューリオ・プランディの前作ヨンメッリのレクィエムに続いて、今回も歌姫サンドリーヌ・ピオーが参加。第1ピアノは、バッハの協奏曲集(Pentatone)のリリースも記憶に新しい古楽系鍵盤の名手フランチェスコ・コルティが担当。粒ぞろいのソリストたちと共に、この作品の魅力を最大限引き出しています。
2013年にロッシーニ財団から管弦楽版と併せて出版された、ダヴィデ・ダオルミ校訂版を使用した初録音。(輸入元情報)
【収録情報】
● ロッシーニ:小ミサ・ソレムニス(ダヴィデ・デオルミ校訂室内楽版による初録音)
キリエ
グローリア
クレド
宗教的前奏曲
サンクトゥス
オ・サルタリス
アニュス・デイ
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)
ホセ・マリア・ロ・モナコ(アルト)
エドガルド・ロチャ(テノール)
クリスティアン・セン(バス)
ギスリエーリ合唱団
フランチェスコ・コルティ(第1ピアノ/1838年製エラール、クラヴサン型(グランド・)ピアノ、No.14231)
クリスティアーノ・ガウディオ(第2ピアノ/1856年製プレイエル、プティ・パトロン、No.23635)
ダニエル・ペレル(ハルモニウム/1890年製アレクサンドル、両手のための)
ジューリオ・プランディ(指揮)
録音時期:2021年1月12-16日
録音場所:イタリア、パドヴァ、サラ・デッラ・カリタ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
※このディスクは86分46秒の収録時間のため、一部のプレイヤーでは正常に再生できない可能性がございます。ご了承ください。(輸入元情報)
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