3rdシングル「ユニバーページ」をリリースする“三森すずこ”さんにインタビュー！

2013年10月17日 (木)

3ndシングル「ユニバーページ」をリリースする“三森すずこ”さんにインタビュー！

---「ユニバーページ」というタイトルについて、耳馴染みのない言葉ですが造語でしょうか？

三森さん：はい。作詞作曲の渡辺翔さんが作られた造語です。「世界」とか「拡がり」を示した「ユニバース」と、歌詞にも出てくる「本」を示した「ページ」を合わせて「ユニバーページ」という言葉ができました。

---ユニークなタイトルですね。ネットで「ユニバーページ」と検索すると三森さんしか出てこないです。

三森さん：嬉しいですね（笑）それは。やった！って感じです（笑）。

---歌詞を読むと「本」にまつわる表現が多い印象を受けました。

三森さん：そうですね。渡辺翔さんが『アウトブレイク・カンパニー』の原作を、先の先まで読んで世界観を理解した上で書いてくださった歌詞になっています。ワクワクドキドキする感じが伝わってくる歌詞ですね。

---渡辺翔さんが作詞作曲を手がけたことや、作品のタイアップということもあって、三森さんがこれまでにリリースしたシングル2枚とはかなり違う環境だったと思います。

三森さん：作品のために書かれた曲というのが初めてだったので、私自身も『アウトブレイク・カンパニー』の原作をしっかり読んで、イメージを固めて臨みました。渡辺さんも作品の世界にしっくりくる曲を書いてくださったので、私も含めスタッフみんながひとつの世界観を共有しながらレコーディングができたと思います。

だから私も、もっともっとこの世界観を深めるように歌えたらなぁと、作品の一部となって入り込んでいけたらなぁと、これまでにない体験でした。でも軸が固まっているだけにプレッシャーも大きくて、自分の声が世界観にしっくりこなかったらどうしようとか、どう歌えばもっといい雰囲気になるかな？とか試行錯誤もありました。

---レコーディング時の渡辺さんはどのような感じですか？

三森さん：作詞作曲をしていただいて曲のすべてを把握している方なので、レコーディングしながら私に合わせてその場で曲の細かい部分を調整してくれたり…「まさに今作ってる」というか、共同作業で作り上げていく、みたいな経験をさせていただきました。

---これまでとの環境の違いから生まれた曲ですが…

三森さん：今までの曲はわりと主人公の女の子がグイグイ引っ張っていくというか、恋の妄想を拡げて突っ走っていく感じの曲で、「恋愛」っていうストーリーがはっきりしていたんですけど、「ユニバーページ」は歌詞だけ読むと「本」に語りかけているようだったり、誰かに想いを馳せているようだったり、単純に恋愛なだけじゃなく解釈に拡がりがあって、とってもロマンチックな曲だなと思いました。

あと私の個人的な推しポイントとしては、「ユニバーページ」は振り付けがバレエなんです。私はクラシックバレエを子供の頃から習っていたので、それが今回活かせたかな？と思います。初回限定盤のDVDにはミュージックビデオも入っていますので、ダンスにも注目してもらえると嬉しいです。

---「ユニバーページ」のミュージックビデオについてお聞かせください。9分の超大作と伺っております。

三森さん：童話の世界に入りこんでいくファンタジーなストーリー仕立てのミュージックビデオになってます。お姫様、魔法使い、妖精、私の一人4役を演じさせていただきました。撮影はお城でロケをしてきました。中世ヨーロッパっぽい日本国内のお城です（笑）。プロローグ、曲、エピローグの構成になっている超大作なので、是非見ていただきたいです！

---一方、カップリングの「私…見守ってるよ！」はこれまでの恋愛路線を継いでいる印象を受けました。

三森さん：まさにその繋がった感じの延長線上の感じです（笑）。また「話しかけるタイトルシリーズ」ですね（笑）。

---今回はちょっと切ないというか一歩引いたというか…

三森さん：「何かあったの？」って感じですよね～。付き合ってはいない二人だったので別れ話とかではないと思うんですけど、どっちかが引っ越したの？というか。切ない感じですよね。物理的な距離を感じる…。心の距離とかじゃなくて、単純に「会えない」みたいな。遠距離恋愛の曲になっている気がします。

---距離とか時間が離れて、切ない感じですね。

三森さん：でも曲調はすごく爽やかで、秋っぽいシンフォニックさもあり…女の子のちょっとセンチメンタルな季節の歌、っていう感じかな？別に両想いではなくて片想いなんだけど、自分の置かれてる立場にちょっとセンチになっちゃて…悲劇のヒロインじゃないですけど、そうなってる自分にちょっと酔ってるっぽい感じもしますよね（笑）。…女子は陥りがちだな、と思います。自分が主役感というか。

---センチメンタルな季節、ということでやはりこのシングルのテーマは「秋」かと思いました。「ユニバーページ」も「本」まつわるところで「読書の秋」というか。

三森さん：はい、そうですね。今回の私のビジュアルも「本」を持ってたり黄色っぽい衣装だったりで「秋」を感じるんじゃないかと思います。2ndは夏、1stは春っぽい感じでしたので…

---「読書の秋」というところで三森さんオススメの本はございますか？

三森さん：『アウトブレイク・カンパニー』は勿論としまして…（笑）。私、けっこう小説を読むのが好きなタイプなんですけれど、オススメは…うーん林真理子さんの『野ばら』っていう作品が何回も読んじゃったくらい好きです。私、元々タカラジェンヌに憧れて受験するくらいだったんです。この小説は歌舞伎役者さんとタカラジェンヌの恋とか青春とか心の葛藤とかが描かれるお話なんですけれど、それでいてすごくドリーミーなんです。女の子が「いいなぁ」って思う世界が拡がっていて…これはオススメです。…あとミステリーも好きでよく読みますね。

---『アウトブレイク・カンパニー』での三森さんの役どころをお教えください。

三森さん：私が演じるミュセルは、主人公の慎一くんの身の回りのお世話をするメイドさんです。すごく真面目で献身的な「理想の女の子」って感じの可愛い…そしてちょっとドジっ娘要素のある女の子です。まさに「萌え」って感じで、こんなにわかりやすい萌えキャラを演じるのも初めてです（笑）。ツンツンした要素もなく、柔らかく、見返りも求めず、ただひたすら尽くしてくれる女の子です。

---今後の活動についてお聞かせください。11月には『ANIMAX MUSIX2013』へのご出演も決定していますが…

三森さん：そうですね。大きい場所で一人で歌うのは初めてなのでドキドキです。いつもはわりとユニットで大きな会場に立たせていただいているんですけれど、一人だから今回はどうなっちゃうんだろう？と。…とにかく自分を信じてがんばります。こういう大きなイベントだと私の曲を初めて聴く方もたくさんいらっしゃってと思いますので、皆さんの脳裏に少しでも残る三森すずこをお届けできたらと思います。

---それではファンの皆様へメッセージをよろしくお願いいたします。

三森さん：今回の『アウトブレイク・カンパニー』はヒロインを演じて主題歌を歌ってと盛りだくさんになってます。自分でもここから大きく羽ばたいて、がんばっていきたいなと考えているところなので、アニメもたくさん見て、楽曲のほうもたくさん聴いていただけたらと思います。あと「読書の秋」なので読書のお供に聴いていただくのもいいかもしれません。秋の夜長に「ユニバーページ」、よろしくお願いします！

三森すずこ動画コメント

三森すずこフォト・ギャラリー（画像クリックで拡大します）

三森すずこ直筆コメント

※画像クリックで拡大します

直筆サイン入りポラロイドを3名様にプレゼント

シングル「ユニバーページ」初回限定盤or通常盤のいずれかをHMV ONLINEにてご予約・お買い上げいただいたお客様から抽選で3名様に直筆サイン入りポラロイドを差し上げます。

※既にご予約が完了されているお客様も本施策の対象となります。
※当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせて頂きます。
※特典は商品と同梱してお届けいたします。
※HMV店舗でのご購入は対象外となります。