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ショスタコ10番とリゲティの過激演奏

2011年9月11日 (日)

インドの血をひく期待の指揮者アフカム、デビュー
2010年ザルツブルク音楽祭ライヴ
リゲティとショスタコの過激すぎる演奏に期待


ドイツとインドのハーフで1983年フライブルクに生まれたダーヴィト・アフカムの指揮者デビュー盤の登場。2008年にドナテッラ・フリック指揮コンクールで入賞して以来、ロンドン響とグスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団のアシスタント・コンダクターを務め、2010年にはフランス国立管、チューリヒ・トーンハレ管、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、クリーヴランド管なども振る活躍ぶり。さらに「若き才能のためのベルナルド・ハイティンク基金」の第1号として、ハイティンク自身の薫陶も受けています。ちなみに兄はベルリン・フィルのヴィオラ奏者、ミーヒャ・アフカムです。
 リゲティの『アトモスフェール』はキューブリックの「2001年宇宙の旅」に使われて以来、現代音楽としては異例の人気を誇る作品。アフカムの指揮ぶりは、これが映画に使われていたらさぞや凄い効果をあげたと思える雄弁さ。メインのショスタコーヴィチの交響曲第10番の荒れ狂う過激さもムラヴィンスキー盤以上。今後目の離せぬ逸材の出現です。

【収録情報】
・リゲティ:アトモスフェール
・ショスタコーヴィチ:交響曲第10番ホ短調 Op.93

 グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団
 ダーヴィト・アフカム(指揮)

 録音時期:2010年8月14日
 録音場所:ザルツブルク、祝祭大劇場
 録音方式:デジタル(ライヴ)
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。