◇フレネシ学園 乙女PV研究会 第8回◇
「先生! 私たち、PVの衣装にこだわりたいんです!(前編)」
(これまでのあらすじ)
ファッションには人一倍こだわりを持っているというフレネシ。
人とは違う格好がしたいという欲求をこじらせ過ぎて、お世辞にもおしゃれとは
言えないステージ衣装を選んでしまうことの多い彼女に「漫画研究会の人みたい、
着替えて」と乙女社社長からライブ直前にNGが出ることもしばしば。
それでも懲りずに奇怪な服ばかり買い集める彼女が、出会った瞬間に強烈な
敗北感を味わったというバンドが今回のゲスト、INN JAPAN。
類まれなる彼らのそのファッションセンスのルーツを探ってみた。
(開始のチャイム)
フレネシ :フレネシ学園、今回は『PV衣装研究会」と題しまして、みなさんの
衣装へのこだわり、およびファッション遍歴についてお話を伺おうと
思います。ではまず、出欠を取ります。ショック太郎さん
ショック太郎 :はい
フレネシ :INN JAPANギターヴォーカル担当、しゃんぺ〜さん
しゃんぺ〜 :はーい
フレネシ :INN JAPANベースヴォーカル担当、ヒューマンさん
ヒューマン :はい!
フレネシ :INN JAPANドラムヴォーカル担当、ヤマノイズさん
ヤマノイズ :は、い
フレネシ :今回INN JAPANのみなさんにお集まりいただいたのは、他でもない
ファッションに関するお話を伺うためです。
ホームページ、PVの衣装、オフィシャルグッズなど、悔しいけれど
完璧だな、これはプロの仕事だな、と感じずにはいられませんでした。
そこで、皆さんのビジュアルへのこわだりについてお聞かせいただき
たいのです。私、もっと表現者としての感性を磨きたいのです!
INN JAPAN :あ、はい、何でも聞いてください
フレネシに衝撃を与えたINN JAPANのPV「オニガシマ」
●衝撃の事実、シマシマは母親のお下がり
フレネシ :まず、みなさんのステージ衣装が気になって仕方ないのですが、
これらはどちらで調達しているのでしょうか
しゃんぺ〜 :はい、僕の着ているシマシマのジャケットですが、これは母親が
「コレは着ないな」と捨てているのを見ていて使えそうだと思い、
譲り受けたものです。他のメンバーも、割と僕の母親の服を使い回
していますね。今となっては、よく取っておいてくれたな、
と買うだけ買って着なかった母親に感謝しています
フレネシ :ビシッとキマっているようでそこはかとなく漂う退廃的な雰囲気は、
若かりし日々のお母さまのちょっとした冒険心に起因するのですね
しゃんぺ〜 :で、赤のロングコートは福岡の『マークダウン」という、まさに
「値下げ」という名の古着屋で1,000円以下で購入しました。
ブーツも通常は5,000円以上するんですけど、バーゲンの時には
1,000円以上の商品は全部1,000円になるんです。値段のつけ方が
おかしいというか
フレネシ :じゃあ、今回の暴露によって、今後福岡へ訪れた人の観光名所になる
可能性もあるかもしれませんね、そのマークダウンというお店が
ヒューマン :今はつぶれちゃって、もうないんです
しゃんぺ〜 :「マークダウン」しすぎたのが経営に響いたのか…
フレネシ :ということは、命がけのマークダウンだったんですかね…
しゃんぺ〜 :かもしれません。ちなみに「L.A」って書いてあるTシャツは、僕が
高校生の頃ロサンゼルスに行った際、叔母に「これ買っときなさい」
といわれ、買ったもので、首のところを切ってやっと良い感じに
着れるようになりました
フレネシ :こうした難易度の高いアイテムの場合は、破くなりしてアレンジを
加えるのがポイントですね。参考にさせていただきます
ヤマノイズ :あと、ヒューマンは最近は原宿で買ってるよね
ヒューマン :はい、僕の場合は、原宿にあるサンキューマートという390円均一の
店で探すことが多いです
フレネシ :そのお店でも掘り出せますか?
ヒューマン :そこそこ… でもやっぱり、マークダウンには負けますね
しゃんぺ〜 :エリア感っていいよね
フレネシ :エリア感… 在りし日のマークダウンに、私も一度は行ってみたかったなあ。
ちなみに、こちらの撮影現場はどちらでしょうか?
ヒューマン :これは福岡のとある駐車場です
しゃんぺ〜 :わざわざ車出して高速乗ったのに、結局車を止めた駐車場内で撮ったという
フレネシ :その行き当たりばったり感を微塵も感じさせないのが、プロなんだと思います。
でもこれはそれなりに行き当たりばったり感を感じさせるもので、
決して隙がないわけではなくて。ところがそのギリギリ加減こそが、
実はキャッチザハートなのかなって
人心を掌握するファッションスナップを撮るには、場所にこだわりすぎず身一つで、
とにかく勢いで挑むことが何より重要なのかもしれないと学んだフレネシ。
そんな彼女も職場PCで壁紙として使っているというINN JAPANのアー写がこちら。
※クリックで拡大画像。壁紙としてダウンロード可能!
ぜひ、DLしてみてはいかがだろうか。毎日拝めば、苦手だった数学の問題がすらすら
解けるようになったり、英単語のスペルミスがなくなったりと、きっと学業における
何らかのご利益がある、ハズ(?)
●僕ら「奪われた世代」なんです
フレネシ :ところで衣装が80年代っぽいのは、INN JAPANのコンセプトなんでしょうか
ヤマノイズ :80'sっぽいのは、主にヒューマンです
フレネシ :ではヒューマンさん、80'sカルチャーの目覚めのきっかけは?
ヒューマン :子どもの頃に、お姉さんと一緒に観ていたテレビ番組の影響があると思います
フレネシ :みなさんは当時からファッションには関心があったのでしょうか。
「オニガシマ」のPVを見て、相当服飾関係に詳しい人たちなのかなって
思ったんですが、例えば幼少期から毎週「ファッション通信」をチェック
していたとか、そういうエピソードはありますか?
しゃんぺ〜 :あ、それは全然ないです。というか衣装に関してはほとんどが直感です。
「ファッション通信」といえば、中学高校時分は「乳首が映る番組」って
イメージしかなかったよね
ヒューマン :あー、そうそう、それで俺も観てたもん
ヤマノイズ :「ファッション通信」?何それ
しゃんぺ〜 :テレ東系列のファッション情報番組なんだけど、「ファッション通信」
といえば、「さすがテレ東は違うな、乳首出すなあ」って認識でしたね
フレネシ :えっ、あの、、私の場合は、大内順子さんの解説が面白くて、
毎週見ていたんですが…
ショック太郎 :「ファッション通信」は男女の観る目線が違いそうだね
しゃんぺ 〜:完全に乳首目線ですからね。僕ら「奈美世代」の一歩手前なんですよ。
奈美悦子さんって、美容整形手術を受けて乳首がなくなってびっくり
みたいな一件があったじゃないですか。で、僕らのちょうど下くらいから、
地上波で乳首が映せない時代が来るんですが、その世代を僕は「奈美世代」って
勝手に呼んでいるんです
ヤマノイズ :「乳首を奪われた世代」…
フレネシ :えっと、今はダメなんですか? あの、その、そういう露出は…
しゃんぺ〜 :今は多分、テレビ東京の木曜の深夜の「嬢王」や「下北GLORYDAYS」で、
若干乳首復活な機運が感じられますね。かつての「コルポグロッソ」とか
なつかしいな
ヒューマン :それケーブルテレビでやってたね
しゃんぺ〜 :俺リアルタイムで観たよ、超遅かったよ、2時とか3時からやったからね、
中学の頃に
ショック太郎 :私の場合は10代の頃が80年代だったんだけど、ひねれば乳首という
時代でしたね
ヤマノイズ :ああ〜、そうなんですね。深夜の放送枠
ショック太郎 :あれから国会で問題になって
しゃんぺ〜 :えっ、国会で問題になったんですか? 「乳首出し過ぎだ」って?
ショック太郎 :そうそう、国会で偉い人が「乳首出しすぎじゃないか」と。
所ジョージの番組で「これは下品じゃないか」と
フレネシ :2時間ドラマだと必ずそういうシーンが… 殺人事件とか…
ヒューマン :木の実ナナと古谷一行が出てたやつ、「温泉湯けむり何とか」っていう
タイトルの
ヤマノイズ :あとポロリといえばアイドルの水着のやつもすごかったですね
ショック太郎 :騎馬戦だったら必ずそこが視聴率のピークという。
あれ何の話をしているんだ
ファッション通信をきっかけに思わぬ方向へと脱線したものの、テレビ史における
意外な放送禁止事項の真実を知って、またひとつ大人の階段を上ったフレネシ。
そんな彼女も自宅PCの壁紙として使っているというINN JAPANのアー写がこちら。
※クリックで拡大画像。壁紙としてダウンロード可能!
アイドルさながらの海辺でのビーチボールバレーお宝ショット、ぜひDLしてみては
いかがだろうか。片思い中のあの子からバレンタインの翌日にチョコレートが
もらえるなど、恋愛運がメキメキUPする、かも(?)
●絵コンテ、実は白紙だった
フレネシ :続いて、PV「オニガシマ」についてお尋ねしたいと思います。
ヤマノイズさん改めヤマノヘンドリックス監督が構成を考えたと伺っていますが…
撮影はどういった環境下で行われたのでしょうか
ヤマノイズ :家にDATがあって、それで撮りました
フレネシ :えっ、あの、DATって映像も撮れるんですか?
しゃんぺ〜 :あっ、違うと思います。メディアが一緒で、DATは音を録るやつですよね
ヤマノイズ :はあ、、何か、DATがあったんですよ
フレネシ :じゃあヤマヘン監督の場合は、あえてDATを使ったということで…
そこから音声を抽出したというわけですね
しゃんぺ〜 :山野君は錬金術師やからね、「言葉の錬金術師」の異名を取っています
ヤマノイズ :格上げしたね、もともと「言葉の道化師」だったんで
フレネシ :「言葉の錬金術師」なんて素敵な響き… では、もし差し支えなければ
「オニガシマ」の絵コンテをお見せいただけますでしょうか
ヤマノイズ :あ、はい、こちらです
しゃんぺ〜 :すごいね、よく見つかったね、超貴重。
(パラパラとめくる)ていうかほとんど白紙やん(笑)
※クリックで拡大
ヤマノイズ :…それを元に撮りました
ショック :枠しかないよ
しゃんぺ 〜:でも山野君にはわかるんやろ?
ヤマノイズ :僕にはわかる、でも「鬼三振」と「菓子パン」は一応書いてある!
フレネシ :あー、わかります! わかります! こういう譜面の人いますよね、
キメなんて一切書かないタイプの。でも天才こそこうなんじゃないかと
思うんですよね。タモリさんだって白紙の弔辞を読み上げていましたし。
それにしてもこのページ、ひたすら四角(枠)しか書いてないですね
ヤマノイズ :多分そこは四角を書くのが一番がんばったことだと思います。
何ならそれ、フレネシさんにあげます
フレネシ :いえ、私になんて恐れ多い… 将来的にはINN JAPANの博物館に
寄贈されるものかと思うので…
ショック :ジョンレノンの「イマジン」の歌詞みたいにね
しゃんぺ〜 :実際に、INN JAPANミュージアムは2月に予定してるんです
2月26日(土)13時頃より、高円寺円盤にて「INN JAPAN MUSIUM in TOKYO」と
題して、一日限りの特別展示を開催します。
僕らINN JAPANにまつわる貴重な品々を展示するとともに、スペシャルライブは
もちろん、おもしろ握手会、Xジャンプ大会、ゴルフ講座、第5期インギャル
オーディション、ヒーローショーに講演会などなど、盛りだくさんの企画を
用意いたしますので、どなた様もお友達などお誘いあわせの上、ぜひご来場
ください。また個人、法人を問わずご協賛を募集させて頂いておりますので、
そちらもよろしくお願いいたします。
フレネシ :そんなINN JAPANのみなさんの代表曲「オニガシマ」を、私、勝手に
カヴァーしてしまったんです。ごめんなさい。みなさんの作った音楽が
好き過ぎて、自分でも歌ってみたくなってつい…
しゃんぺ〜 :間奏の部分のアフターアワーズ感が凄い気になったんですが…
あとエンディングのハモりがいいですね
ヤマノイズ :僕はサビの入りが好きですね
フレネシ :はわわわ。まともなコメントをいただき、ありがとうございます。
ところでこの歌詞に出てくる掟を破ったお父さまは、その後帰ってきたのか、
気になります
ヒューマン :これはイマジナリィ空間の…虚数の空間なんですよ。
でも、実はそこがかなり居心地がいいなという感じだったので、
僕らはまあそっとしておこうという。二乗すると-1になる
しゃんぺ〜 :懐かしいね、それ。i二乗ってフレネシさんの曲のタイトルにありそうですね
フレネシ :本当ですか? では次の作品のタイトルに…
INN JAPAN