現代最高峰のドラマー アントニオ・サンチェスによる最新ソロプロジェクト作品


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誰もが認める現代最高峰のドラマー アントニオ・サンチェスによる最新ソロプロジェクト作品は多彩なドラムソロにエレクトロなモチーフやヴォイスを多重録音!ロック、ヒップホップ、アンビエント、テクノ、マリアッチ音楽などあらゆる要素が絡み合った傑作に


現代最高峰のドラマー、アントニオ・サンチェス。チック・コリア、ゲイリー・バートンら数々の巨匠がサンチェスを起用してきた他、パット・メセニー・グループのレギュラードラマーを10年以上にわたりつとめていることはまぎれもないセンスの証明。

一方、2014年には映画『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のスコアを担当。ドラム一台で、しかも映像を見ながらの即興で一分の狂いも見せない完成度で創り上げていったことで、世界中から注目を集めたのも記憶に新しいところでしょう。まさしく本作は、そんなサンチェスの才能を最大限に発揮した作品となりました。

サンチェス曰く「かつてない実験的なプロジェクト」であり、バードマン同様すべてを自らが手がけた壮大なソロプロジェクト。NYにスタジオ付きの自宅を持ったサンチェスは、慌ただしいツアーの合間を縫っては、延々と断続的にドラムと向き合い、本能的に思い浮かんだものを即興でレコーディングしていったとのこと。しかしながら、それは『バードマン』での成功を安易に自らの作品に結び付けるという理由のみではなかったようです。




時は2016年11月。アメリカ大統領選挙に向かって世の中が激動しはじめた時期。メキシコに生まれたアントニオ・サンチェスにとって、祖国を意識する時であり、またグリーンカードを所持しつつも、アメリカ合衆国での居住をめぐる市民権の問題をも根底から見つめ直す時期であったとのこと。

結果としては、11月に投票に赴いたとのことですが、フラストレーションや怒りの感情は自らも驚くべきレベルに達していたそう。そうした感情をもって創造的な行為に向かうことは一種のカタルシスであり、一種の瞑想的な行為でもあり、儀式でもあったという。

ドラムソロにエレクトロなモチーフやヴォイスを重ね合わせて多重録音された本作品の原点には、こうした危機的な社会情勢が音の質感として反映されている。不穏な空気感があり、カオス、破滅、焦燥感といったものを予感させる展開の中、物語性に富んだ世界観をしっかりと持つあたりは、さすがメセニー・グループを支える名ドラマーといったところ。

また出自となるメキシコを象徴するように自らの祖父である、名優イグナシオ・ロペス・タルソのパフォーマンスも冒頭に据え、マリアッチミュージックを採り入れているところも興味深くあります。

「自らが今までにない地平に到達できた」と語るとおり、ベック、ハイエイタス・カイヨーテ、ビョーク、リトル・ドラゴン、ボノボといったアーティストの作品にインスパイアされ、ロック、ヒップホップ、アンビエント、テクノ、ミニマル・ミュージックなど様々な音楽要素が有機的に絡み合う、サンチェスならではのマイルストーンが誕生しました。


収録曲


01. Bad Hombre Intro (1:45)
02. Bad Hombre (5:29)
03. Fire Trail (8:07)
04. Distant Glow (4:56)
05. BBO (5:52)
06. Momentum (7:16)
07. Home (4:49)
08. The Crossing (4:56)
09. Nine Lives (6:40)
10. Antisocial (5:26)


Antonio Sanchez (ds,keys,electronics,voice)
All music written and arranged by Antonio Sanchez



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