独特の間合いとノリでリスナーを虜にする戸谷重子のブラック・フィーリング溢れるTBM第2弾。ビリー・ホリデイが愛唱したタイトル曲は、戸谷の熱唱はもちろん、高柳・今田等のソロも充実した極上ブルースだ。(塙耕記)

戸谷重子 (vo) / 今田勝 (p) / 高柳昌行 (g) / 五十嵐明要 (as) / 水橋孝 (b) / 小原哲次郎 (ds)

トップ・ヴォーカリスト、中本マリの記念すべき初リーダー作品。スタンダード・ナンバーを中心にハスキー・ヴォイスで小粋に歌い上げる好盤である。宮沢昭のテナー&フルートがムードを一層盛り上げている。(塙耕記)

中本マリ (vo) / 大沢保郎 (p) / 稲葉国光 (b) / 小原哲次郎 (ds) / 横内章次 (g) / 宮沢昭 (ts,fl)

A面(喜びの歌)、B面(失恋の歌)というコンセプトでつくられた、後藤芳子のTBM第1弾。彼女のエッセンスがギュッと詰まった、ムーディーかつブルージーな大人の音楽。(塙耕記)

後藤芳子 (vo) / 大友義雄 (as) / 大口純一郎 (p) / 水橋孝 (b) / 関根英雄(ds)

中牟礼・稲葉の名コンビをバックに、後藤芳子が甘く切なく歌い上げるバラード作品。60年以上のキャリアを誇る彼女の作品中でも代表作と謳われる、TBM第2弾。(塙耕記)

後藤芳子 (vo) / 稲葉国光 (b) / 中牟礼貞則 (g)

A面M1〜4(戸谷重子の弾き語り)、B面M5〜8(中本マリ＋山本剛トリオ)という構成の「5デイズ・イン・ジャズ1976」の実況録音盤。戸谷の幽玄的な“グリーンスリーヴス”、中本の軽快な“ユービーソー”がいい。(塙耕記)

戸谷重子 (vo,p) / 中本マリ (vo) / 山本剛 (p) / 大由彰 (b) / 楠本卓司 (ds)

60年代後半にアール・ハインズ・グループの専属歌手になるなど、西海岸で17年間プロとして活動してきた細川綾子の凱旋作品。哀愁漂う、“フィール・ライク・メイキン・ラヴ”は絶品!! (塙耕記)

細川綾子 (vo) / 横内章次 (g) / 西条孝之介 (ts) / 山本剛 (p) / 福井五十雄 (b) / 小原哲次郎 (ds) / 玉野嘉久 (vln) / 森岡美穂子 (vln) / 横井俊雄 (vla) / 岡本和夫 (cello)

『フリー・ファイト』(Mobys Record)で衝撃デビューを果たした早坂紗知の2ndアルバム。若き才女と謳われた彼女が、扇情的なトーンで力強くアグレッシヴに暴れまくる、日本ジャズ界に喝を入れた問題作。(塙耕記)

早坂紗知 (as,ss) / 佐藤達哉 (ts) / 村田陽一 (tb) / 加藤崇之 (g) / 久保嶋直樹 (p) / 永田利樹 (b) / 八尋知洋 (per) / 角田健 (ds) / 佐野康夫 (ds) / ワダダ・レオ・スミス (tp)