作家特集-佐藤愛子(さとう あいこ)

佐藤愛子九十歳・奇跡の話題作、待望の文庫化!

晩鐘 上
晩鐘 下』

老作家・藤田杉のもとにある日届いた訃報――それは青春の日々を共に過ごし、十五年間は夫であった畑中辰彦のものだった。 共に文学を志し、夫婦となり、離婚の後は背負わずともよい辰彦の借金を抱え、必死に働き生きた杉は、思う……。 あの歳月はいったい何だったのか? 私は辰彦にとってどういう存在だったのか? 杉は戦前・戦中・そして戦後のさまざまな出来事を回想しながら、辰彦は何者であったのかと繰り返し問い、「わからない」その人間像をあらためて模索する。 『戦いすんで日が暮れて』『血脈』の系譜に連なる、かつて夫であった男と過ぎし日々を透徹した筆で描く、佐藤愛子畢生の傑作長編小説。

「老い」と真摯に向き合う

『こんな老い方もある』 角川新書

可愛い老人」になるよりも、私は一人毅然と孤独に耐えて立つ老人になりたい--。

どんなに頑張っても、人はやがて老いて枯れるもの。いかに自然に老い、上手に枯れて、ありのままに運命を受け入れるか--。
少女だった戦時中のことや最初の結婚から離婚、作家を目指した下積み時代のこと、著名な作家たちとのエピソード、日々の暮らしで感じたことなどなど。「老い」という人生最後の修業の時をしなやかに生きる著者の痛快エッセイ!

【もくじ】
第1章 <私の覚悟>こんな老い方もある
第2章 <女の視線>こんな感じ方もある
第3章 <私の選択>こんな出発もある
第4章 <暮しのたし算 ひき算>こんな愉しみ方もある

おすすめの一冊!
2016-17年の大ベストセラー

『九十歳。何がめでたい』

「いちいちうるせえ」の喝で世代を超えた読者の心をキャッチ!

各界の著名人はじめ、メディアで取り上げられ、さらに2016年-2017年とロングランで全国書店ベストセラーランキング1位を独占した名エッセイ!本書は2016年5月まで1年に渡って『女性セブン』に連載された大人気エッセイに加筆修正を加えたもの。痛快で毒舌、言い放ち放題、吠えて吠えて吠えまくる潔さとたくましさに笑って泣いて下さい!「怒り」にユーモアが加わればより一層深みと重みがダイレクトに伝わる、佐藤愛子節の妙味に脱帽です。


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