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私の遺言

佐藤愛子(作家)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101064130
ISBN 10 : 410106413X
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2005
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

北海道に山荘を建てたときからそれは始まった。屋根の上の足音、ラップ音、家具の移動をともなう様々な超常現象、激しい頭痛。私はあらゆる霊能者に相談してその原因を探った。そうせずにはいられなかった。やがてわかった佐藤家の先祖とアイヌとの因縁。霊界の実相を正しく伝えることが私に与えられた使命だったのか。浄化のための30年に及ぶ苛烈な戦いを記した渾身のメッセージ。

目次 : 1章 試練の始まり/ 2章 心霊世界の扉が開く/ 3章 宿命を負わされし者/ 4章 神界から来た人/ 5章 死後の世界

【著者紹介】
佐藤愛子 : 1923(大正12)年、大阪市生れ。甲南高女卒。小説家・佐藤紅緑を父に、詩人・サトウハチローを兄に持つ。’50(昭和25)年「文藝首都」同人となり処女作を発表。’60年「文學界」に掲載された「冬館」で文壇に認められ、’69年『戦いすんで日が暮れて』で直木賞を、’79年に『幸福の絵』で女流文学賞を受賞。佐藤家の人々の凄絶な生きかたを、ありありと描いた大河小説『血脈』で、2000(平成12)年菊池寛賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • naoっぴ

    理屈では説明できない不可思議な怪現象に悩まされた佐藤愛子氏が、それに対峙し試行錯誤を繰り返しながらとうとう終息までに至る30年間の命がけの闘いを綴る。その大いなる使命とそこから得たものとは。前半は佐藤氏をめぐるさまざまな出来事にドキドキしながらもページを捲る手が止まらず、後半は日本を憂いながら日本人としていかに生きるべきかの生き方の気づきに深く共感し感動して読了。薦められて読んだ本でしたが、生き方を見つめ直す素晴らしい機会を与えてもらい感謝です!遠藤周作さんのエピソードには亡き祖母を思い出し涙が出ました。

  • かおりんご

    エッセイ。佐藤愛子さん宅で実際に起きたポルターガイスト現象が引き金となり、どんどん霊界やら神界やらの世界に入っていく話。不思議としかいえない内容でした。科学では証明できないものが、あるのかもしれません。

  • つらら@道東民

    北海道・浦河に別荘を建てたことによる心霊体験話。波動やら国を憂う話はすっ飛ばして、体験談そのものは興味深い。30年も良くつきあったね。足音くらいじゃビックリしないけど、帰ってきてスリッパが5段重ねになっていたら・・・私なら次は何を置いておこうか楽しみにしちゃうかも。

  • まる

    気がつけば不平不満ばかり、物事はすべて損得勘定で推し量る……今の自分のあり方を考えさせられる大切な一冊となりました。縁もゆかりもない土地に別荘を建てた著者がほどなくして霊障に悩まされ、問題解決のために霊能者と交わっていくうちに、人間の生きる意味を見いだしていきます。初めは怖くて仕方ありませんでしたが、読み進めていくうちに、そういった次元の話ではなくなり、いかに佐藤さんの切なる想いを理解するかに終始しました。一見トンデモ本と誤解されるこの本を貸してくれた友人に感謝。そして狐狸庵先生が可愛かったです。

  • はちてん

    著者佐藤さんがが1975年に北海道浦河町に夏の山荘を建てたことから、霊的現象が始まる。原因は佐藤さんの先祖とアイヌとの因縁にあるらしい。不自然な音や物の動きなどから始まり、佐藤さん自身の体調不良までに及ぶ。霊媒師やら心霊研究家に相談しながら、結局自分自身が解決しなければならないと腹をくくる。この心霊との戦いは現在に至っているらしい。関わった人々が実名で登場することなど、佐藤さんの確信に満ちた考えの表れだと思う。思うけれども、かの酒鬼薔薇事件なども心霊的な要素が強いとか、ご自身が天の怒り云々を沈める使命を感

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