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0 people agree with this review 2021/07/06
カール・ベームがシュターツカペレ・ドレスデンの指揮者時代に残した録音を復刻したものである。 1枚目はブラームスの交響曲第4番をメインに選曲されたもので、もちろんこのブラームスもいい演奏なのだが、小品のシューベルトとベルリオーズの行進曲がなかなかのもの。 2枚目はブラームスとシューマンのピアノ協奏曲を集めた内容となっていて、バックハウスとギーゼキングと共演したもの。 ベームのレパートリーでは珍しいシューマンのピアノ協奏曲が覇気があっていい。 CD3→ブラームスのヴァイオリン協奏曲にハンガリー舞曲第5、第6番、レーガーのモーツァルト主題による変奏曲とフーガを収録。 ハンガリー舞曲が意外と聴かせてくれる。 CD4→オペラの序曲や間奏曲を集めた小品集。 後のベームでは録音のない曲もあったりして、なかなか貴重。 そして演奏もしっかりとしている。 復刻はまあまあと言ったところだが、国内盤に拘らなければもう少し良い音質のCDも出回っているので、そちらをお勧め。
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アルテ・ノヴァが録音したエネスコ管弦楽作品集の一枚。 この盤では、ルーマニア狂詩曲第2番と交響曲第2番を収録している。 クリスティアン・マンデール指揮、ジョルジュ・エネスコ・ブカレスト・フィルハーモニー管弦楽団の演奏である。 エネスコはルーマニア狂詩曲第1番を別にすれば意外と音源も少なく、かつ廉価盤となるとかなり限られてくる。 故郷ルーマニアのこのオケ、演奏はなかなか健闘しており、さすが作曲家の名前を冠しているだけある。 指揮者のマンデールはルーマニア出身で録音時のこのオケのシェフ。 知名度は高いとは言えないが、チェリビダッケの弟子であり、出ている録音の殆どは外れが少ない。 1990年代半ば頃の録音で、録音は普通に優秀なもの。
ドヴォルザークの交響曲第7番を、コンスタンティン・シルヴェストリが振ったもの。 シルヴェストリはドヴォルザークの交響曲のうち、7〜9番をEMIに録音、いずれもオケが違うという変わった録音となっている。 この7番はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と録音したもの。 爆演指揮者と言われるシルヴェストリだが、ここでは至って正統派の演奏。 ウィーン・フィルの自発性に任せたもので、ブラインドされればシルヴェストリというのは難しいかもしれないぐらい普通だ。 そのため全体的にオケを聴くアルバムと言えるだろう。 美しい弦と木管、存在感がありながらも煩くない金管とこのオケらしい演奏だ。 録音は年代の割に良い。
ドイツのバジェット・レーベル、アルテ・ノヴァ。 色々な演奏家によるCDが発売されましたが、これはクリスティアン・マンデール指揮、ジョルジュ・エネスコ・ブカレスト・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で収録されたアルバム。 収録曲は『交響曲第3番』と演奏会用序曲『ルーマニア民族風主題による』を収めたもの。 エネスコの作品では後期にあたる作品で、交響曲ではオルガンなどが使われたちょっと変わった編成をしている。 序曲も曲目だけだとルーマニア狂詩曲の路線のように思うが、どこか難解でどちらもいまいち。 演奏は非常に健闘しているのが分かり、悪くないのだが。 音質良好。
エーリヒ・クライバーがパリ音楽院管弦楽団を振って録音した、チャイコフスキーの交響曲第6番を収録している。 エーリヒ・クライバーの録音はドイツやオーストリアのオーケストラの録音のイメージが強いので、フランスのオケとはなかなか珍しい組み合わせに思えるが、演奏はなかなかのもの。 最初の楽章こそ、普通だが3楽章あたりから音楽が乗ってきて、テンポも揺れが激しいが、クライマックスに向かうにつれエネルギーが激しい熱血型と言って良い演奏をしている。 第4楽章もオケをコントロールしており、この悲愴はエーリヒの名演の一つだろう。 録音は年相応。
ヤッシャ・ホーレンシュタイン指揮、ウィーン・プロムジカ管弦楽団によるブルックナーの交響曲第9番と交響曲第8番を収録したアルバムである。 アメリカのレーベルVOXがウィーンに出向いて録音した録音の一つ。 巨匠なんだかそうじゃないのかよくわからないホーレンシュタインだが、残された録音はどれも一級品。 このブルックナーもそうで、オケはウィーンの演奏家を集めた団体で、往年のウィーンの響きがする。 演奏は9番の方が優れていると思うが、8番も壮大な演奏で悪くないと思う。 録音も時期とレーベルを考えたら相応では無いだろうか。
クリスティアン・マンデール指揮、ジョルジュ・エネスコ・ブカレスト・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるエネスコの管弦楽作品集。 アルテ・ノヴァは数枚のエネスコ作品集を制作しておりこれもそのひとつ。 このCDには、ルーマニア狂詩曲第1番、組曲第2番、組曲第3番を収録。 選曲的にも初期、中期、後期とそれぞれの作品が並んでいます。 本場、ルーマニアのオケの演奏で、程よく洗練され過ぎないサウンドと、オケが健闘していて悪い演奏ではありません。 名曲、ルーマニア狂詩曲第1番はほかにも良い演奏があるので、これが1番とはいえませんが、無理のない演奏だと思います。 指揮のマンデールはチェリビダッケ門下の指揮者で、録音時このオケの指揮者でした。 録音は1990年代のデジタル録音なので、良好です。
フォーレのレクイエムを収録したアルバム。 アンドレ・クリュイタンス指揮、サントゥスタシュ合唱団、コロムビア管弦楽団の演奏である。 クリュイタンスにはパリ音楽院管弦楽団との録音もあり、一般的には、クリュイタンスのフォーレのレクイエムといえばそちらの方が有名なのだろうが、旧盤にあたるこの録音もフォーレの穏やかな作風と、流麗なメロディを存分に伝えてくれる名盤。 オケもフランスの薫りがよく残っていて、今では聴く機会のない演奏である。 ファーストチョイスにはおすすめしづらいが、何度か聴いてきた人には良いのではないだろうか。
最近は少なくなったが、昔はオペラの聴きどころのみを集めたアルバムも結構出ていた。 このCDは1960年代にグラモフォンに録音されたプッチーニの歌劇『ボエーム』を収録したもの。 アルベルト・エレーデ指揮、シュターツカペレ・ベルリンの演奏で収録。 歌手はスタジオ録音らしく豪華なメンバーとなっており、シュトライヒ、フィッシャー=ディースカウらが出演、もちろん素晴らしい歌を聴かせてくれます。 指揮者のアデーレは有名とは言い難いですが、この様なオペラの伴奏をいくつも残しており、職人的な手堅い演奏です。 録音当時は上演される国の言語に直して演奏するのが普通でしたので、これもドイツ語で歌われています。 録音は年代を考えれば良好でしょう。
旧ソ連には様々な個性的な指揮者がたくさんいたが、その中でも一際目立つのがこのCDでタクトを取っているニコライ・ゴロワノフです。 亡くなるまで指揮者を務めたモスクワ放送交響楽団と、主にワーグナーを中心にしたプログラムのCDです。 とにかく低音が大好きなゴロワノフらしい、低音をビシッと響かせた演奏であり、ロシア的に濃厚に歌わせたとにかく他では聴けない変わった演奏であるが、ほかの方も指摘されている通り復刻がよく無い。 このCDの音源は現在では、その他のレーベルで既に復刻されており、そちらの方がまだ良いので、マニアでも無ければ無理して買う必要はないだろう。
このCDはチャイコフスキーの歌劇『エフゲニ・オネーギン』のハイライト盤。 全曲はなく元よりハイライト盤として制作されたもので、この音源が初めて出回った当時は結構ありました。 この作品の聴きどころは一通り収録しています。 オットー・ゲルデス指揮、バイエルン国立歌劇場管弦楽団の演奏、合唱はバイエルン国立歌劇場合唱団である。 歌手は当時のスターが揃えられており、特にヴンダーリヒとフィッシャー=ディースカウが揃っているのは録音ならでは。 歌ももちろん問題ないが、時期がらドイツ語歌唱だ。 ゲルデス率いるバイエルン国立歌劇場管弦楽団も、しっかりとした伴奏を聴かせてくれる。 録音は時期相応。
このCDはプロコフィエフのピアノ協奏曲を収録した物。 第1番、第3番、第4番を収録しています。 演奏はアントニ・ヴィット指揮、ポーランド国立放送交響楽団、ピアノはクン=ウー・パイク。 録音は1991年なのでスロヴァキアのオケによる演奏から徐々にアイルランドやロシアのオケが起用されてきたころの録音。 ヴィットとポーランド国立放送交響楽団もその流れで出てきたオケの一つですが、いずれも、レベルの高い演奏を繰り広げており、本CDでもクリアで見通しの良い洗練された響き徐々に熱くなっていく伴奏を聴かせてくれます。 ピアノのパイクは韓国出身のピアニストらしく、録音自体はそう多くないようですが、ここでは作曲者への共感を感じられる演奏です。 ナクソス盤という事であまり話題になりませんが、隠れた名演と言えるのでは無いでしょうか。 録音は1990年代のナクソス録音で、大きな不満はないと思います。
ルイ・フレモーと、バーミンガム市交響楽団と言えば、フランス物ばかりをEMIに録音していたイメージがあります。 しかし数少ないながら、イギリス物も幾つかあり、これはそのうちの一つ。 ウィリアム・ウォルトンの作品集となっています。 このウォルトンの演奏、中々のものでして、後半に収録された機会音楽系にあたる、『王冠』『宝玉と杖』『テ・デウム』が素晴らしい。 このオケがイギリスのオケであるのを思い出させる、充実したサウンドと、テ・デウムでの合唱団の透明な歌声と重厚なオルガンと聴きどころがたくさん。 あまり話題にならないディスクですが、隠れ名盤と言えるかも知れません。 録音は時期相応と言ったところでしょうか。
1 people agree with this review 2021/07/06
ウクライナ生まれのロシアの作曲家、セルゲイ・ボルトキエヴィチのピアノ協奏曲第2番と第3番を集めたアルバムです。 ボルトキエヴィチは1877年に生まれ1952年没と20世紀初期に活躍した作曲家です。 同時代の作曲家はモダンな曲を書いていたのですが、ボルトキエヴィチはそれに逆らうようにロマン派のような聴きやすい作品集を書きました。 このピアノ協奏曲もそうで、非常にロマンティックなメロディが次々と出てくる隠れた名曲となっています。 演奏は、ダヴィド・ポルセリーン指揮、ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団、ステファン・ドニガのピアノです。 なかなか立派な良い演奏で、その充実した演奏内容は現在、両曲の決定盤と言えるでしょう。 録音は良好。
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0 people agree with this review 2021/07/05
カーメン・ドラゴン指揮、ハリウッド・ボウル交響楽団の演奏で収録、制作された音源を復刻したもの。 このCDは前半はオーケストラの名曲を、後半はフォスターの名曲をオケに編曲した内容のものとなっている。 ドラゴンはキャピトルの看板アーティストとしてこのオケを率いて録音を行った。 大雑把に分けて、クラシック音楽を手を加えずに演奏したもの、多少の手を加えセミ・クラシック調に直したもの、ポピュラー音楽を吹き込んだものがあり、このCDは後半二つに該当する。 この事から判るように演奏も聴きやすいもので、小難しい話も無く音楽そのものを楽しめる演奏と言えるだろう。 また、録音用のオケである、ハリウッド・ボウル響の演奏もべらぼうに上手い。 ただ録音が古いので、そこそこな音質なのは残念。
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