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5 people agree with this review 2014/03/23
ヨッフムの重厚なバックの下、ミルシテインが妖刀村正の切れ味を見せるブラームス。ちょい聞きには冷たく聞こえるきらいのあった若い頃のやや素っ気ない快速スタイルから、よりゆったりと表情をつけ円熟味・とろみを加えている。音色は若い頃のまま扇情的なほど艶やかで美しい。巨匠のブラコンの最終到達点として実に味わい深い演奏だ。ミルシテインの音色は、怜悧なきらめきの下に熱く情念がたぎっており、一度この魅力にはまると虜になる。
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0 people agree with this review 2014/03/20
完璧な技巧で軽やかに爽やかに歌い込まれる中に、ブラームスの叙情が春風のように匂い立ってくる様が素晴らしい。シュタルケルは旋律を粘らないので、聴き始めはブラームスにしてはいかにもあっさりしているように聞こえるのだが、すぐにそんな不満は吹き飛び、爽やかなロマンに魅せられていく。録音の素晴らしさにも助けられ、この巨匠のスケールの大きな至芸を堪能できる。惜しくも去年亡くなられたが、膨大な録音を残されているので彼を偲ぶ材料には事欠かない。ありがとう、シュタルケル。
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8 people agree with this review 2014/03/16
世界的に長らく廃盤になっていて、今や忘れ去られようとしていた全集。この演奏のどこがそんな扱いを受けなければならないと言うのか?まったく理解に苦しむ、とはこのことだ。本物だけが持つ、あのずっしりとした重みをこれでもかと感じることができる。びっしり目の詰んだ織物のような緊密なアンサンブルで、恐るべき集中力をもって弾かれて行く。凄い演奏だ。耳に心地よいところは皆無だが、それがいけないというのか?へらへらしたペラペラな演奏ばかりでもいいのか?たまにはこういう内省的な深みのある演奏にじっくり付き合うべきじゃないのか?これはまさしく一生聴き続けて行く全集だ。4ヶ月待ちでやっと買えたが、私が最後だったようで即廃盤になってしまった。何と言うことだ。今度は何時出るか分からないから、ほんとにラッキーだったが、こういう文化遺産は永続的に出していくのがレコード会社の使命じゃないのか?
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1 people agree with this review 2014/03/16
録音は古いが音は非常に良い。鑑賞には全く差し支えない。シューリヒトのつまらない演奏など聴いたことがないのに、音質が良いなら、もう無敵だ。この渋〜い長大な曲を一気に聴かせてしまう。とにかく一瞬たりとも退屈することがないのだ。この曲の美しさを余すところなく表現しつくした名演だと思う。シューリヒトが振ると音楽が一瞬の弛緩もなく心地よく流れ滞ることがないのはどうしてなのだろう、本当に魔法のようだ。シューリヒト、あなたこそ真の名匠だ。
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0 people agree with this review 2014/03/16
いまだにこの References 盤が現役とは心底驚いた。廃盤よりはマシだが、いくらなんでもリマスターしろよ、需要があるから現役なんだろうから。録音、マスタリングともに古い割に聴きやすい音ではあるが、合唱は多少混濁して聞こえるのは否めない。グリュンマーの清純な歌唱と若々しいFディースカウが聴けるのがこの盤の魅力を高めている。敬虔な祈りと真摯な情熱が音のハンデを吹き飛ばしてしまうのだから名盤には違いないが、リマスターされもっといい音で聴けたらどんなに良いだろうと思わせる演奏だ。
2 people agree with this review 2014/03/16
この演奏の価値は、重厚でマッシブな響きが残っていたベルリンPOを、洗練とかスマートさを全く意に介さない質実剛健を絵に描いたような若かりしケンペが振ったことにある。とにかくこてこてのマッチョなブラームスが展開される。絶滅した恐竜が生き返ったようなもので、今では絶対に不可能なスタイルだ。こんな田舎くさいブラームスは嫌だという人は目もくれないだろうが、私のような者にはお宝である。武骨でごつごつした、古武士のようなブラームスが愛おしい。
2 people agree with this review
正に巨匠同士ががっぷり四つに組んだらこうなるという、見本のようなライブ録音。年代からすれば音が良く、ピアノの粒立ちの良さに驚く。アラウもクーベリックも叙情を大切にして慈しむかのようにゆったりと進めていくが、ここぞという時の盛り上がりも凄まじく、美しくも雄大な名演だ。とにかく叙情的な美しさが際立っており聴き惚れてしまう。私の盤はDDDのデジタル録音の表記がしてあり笑わせるが、出て直ぐに買ったものだから今は修正されているだろう。
3 people agree with this review 2014/03/16
女流とは思えない芯の通った剛毅なピアニズム。風格というか貫禄も凄いし、リリシズムにも欠けていない。これほどのピアニストがなぜ埋もれてしまうのか?残念でならない。とにかくコンクールの名前だけでしか残っていない現状は寂しすぎる。音も凄く良いし、一人でも多くの人に聴いてもらいたいバッカウアー最良の遺産の一つである。20年前初めて聴いたとき驚いたものだが、今聴いても十分凄い演奏だ。
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0 people agree with this review 2014/03/13
コンツェルトハウスSQをステレオで聴ける喜びは何ものにも代え難い。こんなにほんわかとした味わいは、もはや聴くことのできない耳の愉悦だ。今のスタイルから見れば洗練を通り越してもはや鄙びた味わいなのだが、古きよきウイーンのとろけんばかりの優美な響きには身も心も奪われる。
なんとも優しげな歌にあふれた美しい演奏。在りし日の追憶にひたっているかのように哀しげに、時には情熱的に歌い込まれているのを聴くと、愛おしくて堪らない気持ちになる。立派なステレオ録音で聞けるのは望外の喜びだ。なんだかんだ言っても、モノラルよりは百倍楽しめる。類似の盤が見当たらない希有の演奏。
4 people agree with this review 2014/03/12
演奏には何も言うことはないですね。典雅この上ない優美なモーツァルト。ワルターしか成し得ない、未来永劫人類の至宝です。ただ、交響曲のステレオ録音については、ハイ上がりの音質という意見に同意します。マーラーは素晴らしい音質だったのに残念です。モーツァルトだけに、もう少し柔らかな音にしてもらいたかったなぁ。硬いとまでは言えないが、最高音域がキンキンするのが残念でならない。
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6 people agree with this review 2014/03/11
マスタリングに驚きました。クリーブランド管の音はビロードのように柔らかいものだったそうですが、CBS傘下のEPICの録音が硬く乾いた潤いのないものだったので、来日公演で初めて実際に聴いた人々は仰天したといいます。このマスタリングは本来のクリーブランド管の音を彷彿させる潤いのあるもので、従来の音質からは一変してます。セルの厳しい古典美はその分後退したようにも聞こえますが、私はこの優美さを増した音質には大賛成です。これが本来の音に近いんですから、当然です。このシリーズで全部出してくれないかなーと思っているくらいです。この瑞々しい音質で聴くセルの端正な古典美あふれるベートーベンは素晴らしいの一言です。
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6 people agree with this review 2014/03/07
室内楽がみな聞き物です。シェリング、フルニエとの共演は当然として、期待していなかったガルネリSQとの共演も、こってり濃密なブラームスを満喫でき、思わぬ掘り出し物で得した気分。協奏曲はライナーとの1番が、さもありなんという秀演。独奏曲も佳演で、お腹一杯になれますよ。piano trio だけは持ってましたが、もちろん音は非常に良くなってました。ブラームス好きなら、絶対買いです!
2 people agree with this review 2014/03/06
リマスターで音質向上を期待しての買い直し。非常に柔らかなアナログ的な音質で蘇っており、今までで最高の音質だと思います。ダイナミックレンジを広大にとっているので、全体的にカッティングレベルが低いが、マスターテープのダイナミックレンジをそのままに近い形でCDに刻んだもので、LP時代には不可能だったことです。ボリュームを上げれば良いだけのことだから、歓迎すべきでしょう。古いモノラル録音が驚異的な音質で蘇っているのには本当に驚きました。これが一番の収穫かもしれないです。ワルターファンのみなさん、なくなる前に早く買いましょう。私も3ヶ月待ちで諦めかけていたところでした。完売は近いと思いますよ。
2 people agree with this review 2014/02/28
10年以上前の国内盤から音質向上を狙っての買い直し。素晴らしく鮮明な音質になっている。楽譜をめくる音はもとより、いろんな物音まではっきり聞こえる(ヘッドフォンで聴いた時)。ただ鮮明すぎて多少聴き疲れがするかも。LIVING STEREO シリーズと同じマスタリングにしてくれたら良かったのになぁ(ジャケットはオリジナルデザインだから同じだけど)。 演奏は豪快なミュンシュ節が炸裂した名演だ。速いテンポでグイグイたたみかけるその迫力はやっぱり大したもの。超ラテン的に晴れ渡ったすがすがしいベートーベンが聴ける。迫力だけでなく旋律を歌わせるときの瑞々しさも特筆もの。第九は2回続けては聴けない曲だが、ミュンシュのはお代わり3杯はいけるから不思議。同じような演奏ばかりじゃつまらない。ラテン的ではあっても重量級の演奏は少ないから貴重です。
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