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Review List of レインボー 

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     2014/03/09

    オイロディスク原盤、ハインツ・ワルベルク指揮、ミュンヘン放送管弦楽団の演奏で収録されたこの音源は、『後宮からの逃走』の名盤の1つとして知られている音源です。
    歌手はつぶ揃い、そして何よりワルベルクの音楽が、しっかりとツボを抑えた物で、序曲からとても楽しい、飽きの来ない演奏です。
    このCDは安価なわりに、音質も良好なほうで、特に聴きずらいと言う事もないと思います。
    このオペラの全曲の入門盤としてもおすすめです。
    尚、輸入盤なので当たり前ですが、歌詞対訳などはありません。

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     2014/03/08

    オッフェンバックのオペレッタをフランスの指揮者、マルセル・クーローがふった録音。
    どちらの作品も非常に珍しい作品。
    一枚目は、ジャン=フランソワ・パイヤール室内管弦楽団と、フィリップ・カイヤール合唱団による、喜歌劇『バ・タ・クラン』で、この作品のほぼ唯一の全曲盤。
    かつて国内盤からも出ていたが、このCDではより細かいトラック分けがされている。
    バロック物ばかりが目立つパイヤール室内管弦楽団の珍しいオペラ作品だが、小気味の良い演奏で、歌手ともに良い、演奏と言えるでしょう。
    2枚目には喜歌劇『おしゃべり屋達』が収録、これは、ORTFリリック管弦楽団&合唱団の演奏。
    全曲盤自体は他にマルスツァレク盤等がありますが、これもかなり珍しい録音と言えます。
    このクーロー盤は、フランスらしさを残したサウンド、及び演奏の良さもあって、この曲の一番の名演奏と言って良い。
    1960年代の録音だが、音質は思っていたよりも聴きやすい。

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     2014/03/07

    ヴィルヘルム・シュテファン大佐と、西ドイツ連邦軍司令部軍楽隊のコンビで録音された、ドイツ軍隊行進曲集は、ドイツ行進曲の名曲を体系的に網羅した選曲で、演奏の良さもあり、名盤と言われている音源です。
    この第4集は、19世紀後半から20世紀前半の曲を収録しています。
    ドイツのバンドらしい重心の低いサウンド、規則正しいリズム、力強いその演奏はまさしく名演奏といわれるに相応しい物で、行進曲初心者からマニアまで、吹奏楽に興味のある方なら是非とも聴いて貰いたい一枚です。
    録音年代のわりに、音質もまずまず。

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     2014/03/06

    オッフェンバックのオペラ『ホフマン物語』は未完の作品とあって、色々な版で演奏され、それも一種の楽しみだが、このCDではエーザーによる校訂譜を使っている。
    カンブルラン盤(同じエーザー版を使っている)と同じような曲順だが、微妙に曲が違ったりする。
    歌手はビックネームが多いが、どうもイマイチ。
    指揮は、ジェイムズ・レヴァイン、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とこちらも大物。
    ウィーン・フィルの演奏のホフマン物語は珍しいと思う。
    あまりオケが目立つ曲ではないが、第5幕への間奏曲ではしっかりとウィーン・フィルの柔らかいサウンドが聴ける。
    録音は放送用録音をCD化したような、距離感のある物で、年代を考えればあまり良いと言えない。
    どちらかと言うとファンアイテムと言った所でしょうか。

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     2014/03/05

    レハールのオペレッタ『神の夫』全曲盤。
    大変珍しい作品で、録音も全曲の現役盤はこの盤ぐらいだと思います。
    オペレッタ自体は知られてませんが、メロディはなかなか良く、隠れた佳曲でしょう。
    マックス・シェーンヘル指揮する、ウィーン放送管弦楽団の演奏も、歌手もなかなかのレベルで、楽しく、また録音年のわりに音質も聴きやすいです。
    2枚目にはボーナスとして戦前に録音されたレハールの作品が収録されており、オペレッタのアリア3曲を含む、珍しい作品(中にはヴァイオリンと管弦楽のための作品も含む)が沢山収録されており、レハールファン必見の一枚となっています。
    こちらも録音年代のわりには聴きやすい音質でしょう。

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     2014/03/04

    アゼルバイジャンの国民的作曲家、アミロフの作品集。
    アントニオ・デ・アルメイダ指揮、モスクワ交響楽団。
    1996年、モスフィルム・スタジオでの録音。
    収録曲は、『アゼルバイジャン・ムガーム第1番、第2番』『アゼルバイジャン奇想曲』『交響的舞曲』の4曲。
    このうち、交響的舞曲は、本盤以外には音源がない(吹奏楽版ならある)貴重な物。
    全体的にテンポは遅く、時々は良いが間延びした印象を受けます。
    特にアゼルバイジャン奇想曲は、テンポや音楽の運び等何もかもが悪く、非常に残念な演奏です。
    モスクワ交響楽団もバランス重視の整った演奏で、民族パワー濃厚なアミロフの作品を演奏するには、力不足。
    録音は新しいだけあって、音質その物は悪くないのですが。
    現在では、ヤブロンスキー盤という廉価で演奏も良い盤があるので、ほとんど交響的舞曲の資料としてのみのCDと言って良さそうです。

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     2014/03/03

    ミゲネスが歌ったウィンナ・オペレッタのアリア集。
    一部の曲はなんだか合ってないなと思うのもあるのですが、ほとんどの曲は、情熱的に歌い上げており良いです。
    バックを務めるのは、オペレッタ録音を多数手がける、ケルン放送管弦楽団で、指揮者はクルト・クレーマー。
    オケはほとんど伴奏に徹していて、これと言った所はありませんが、安心して聴けます。
    古い録音ながら、ノイズ等もカットされ聴きやすい音質です。

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     2014/03/02

    オットー・ニコライの代表作、『ウィンザーの陽気な女房達』は、序曲が有名ですが、オペラ本体も、美しいメロディーがちりばめられていて、あまり知られてないのがもったいない位です。
    全曲盤はいくつか出回っていますが、ベルハルト・クレーが、シュターツカペレ・ベルリンを指揮したこのCDはお勧め出来る一枚です。
    歌手は女性陣はちょっと弱いですが、男性陣はなかなか。
    しかし、それ以上にクレーとシュターツカペレ・ベルリンの演奏が素晴らしい。
    どんな時もオケがしっかり鳴っていて、かつ音楽にメリハリがあって、時に歌手よりも、目立っている所があります。
    特に序曲は、推進力と、音楽の鈍急をハッキリとつけ、これからオペラが始まるワクワクとした雰囲気の良く出た名演奏です。
    私が持っている盤は、ブリリアントレーベルから出た物ですが、音質や録音は問題ありません。

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     2014/03/01

    ヨハン・シュトラウス1世の管弦楽曲を紹介していく、シリーズの2枚目です。
    このCDから演奏をスロヴァキア・シンフォニエッタ・ジリナが担当しています。
    指揮者は、クリスティアン・ポラック。
    収録曲は最初期の作品を収録しています。
    後期の作品と違いオーケストラの編成も小さく、室内楽のような響きがします。
    曲もいかにも実用音楽と言った所ですが、収録されるのは珍しい曲も多く、資料として貴重でしょう。
    演奏はスロヴァキアのオケらしく、中庸で、強く印象に残るような物ではないですが、丁寧に演奏されていて作品を知るには十分。
    録音、音質も良いです。

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     2014/02/28

    このCDは、一曲目を除いて、『ベルエポックのサロンミュージック』『舟歌〜オーケストラ名曲集』というアルバムから編集されたCDで、小品を集めたアルバムです。
    あまり馴染みのない曲もありますが、気軽に聴けBGMにも良いでしょう。
    マリナーの音源を除き、デジタルリマスターされているので、音質はまずまず。

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     2014/02/27

    ミハイル・ユロフスキ指揮、ベルリン放送交響楽団の演奏で収録されたこのCDは、レハールの管弦楽曲を集めたアルバム。
    収録曲は、喜歌劇の序曲やワルツと言った作品で、ほとんどの作品が今まで録音のない珍しい物。
    知られざる作品ではあるが、なかなか魅力的な曲が多く、レハール・ファンは勿論の事、ぜひ色んな方に聴いて貰いたい一枚。
    演奏も、なかなか楽しく聴かせてくれる。
    録音、音質も良好。

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     2014/02/26

    オッフェンバックの歌劇『ホフマン物語』の全曲盤。
    オイゲン・センカーの指揮、ケルン放送交響楽団&合唱団の演奏で1950年に録音された物。
    歌手はなかなか豪華で、タイトルロールのホフマンを、ルドルフ・ショックが歌い、他にも、アレクサンダー・ヴェリチェ、マルタ・メードル、ヴィリー・ホフマン等当時のスター歌手が多く登場しています。
    そのため、声楽陣はよく、不足ありません。
    指揮者のセンカーはあまり知られているとは言えませんが、音楽にメリハリがあって、オケパート、特に第2幕や第5幕への間奏曲は美しいです。
    尚、録音時間の関係か、はたまた楽譜がそうなのかはしりませんが、一部の曲省略あり。
    録音年代を考えればまずまずの音質ですが、時々割れたり、ノイズがあったりします。
    この盤あまり知られていませんが、総合すればなかなか良い一枚だと思います。

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     2014/02/25

    ヨハン・シュトラウス1世&2世、及びオスカー・シュトラウスのメロディーを使ったこのオペレッタ『3つのワルツ』
    やはりというか、作品としての出来はイマイチで、忘れられたのも分かるような出来ですが、とりあえず音源として聴けるというのは、嬉しい事でしょう。
    本盤を指揮しているリシャール・ブラローは1960年代にオペレッタの録音をいくつか残していて、このCDでも立派な演奏を聴かせてくれます。
    また、オーケストラはこの録音のための楽団だと思われますが(オーケストラ&コーラスと記載)こちらも技術はしっかりしています。
    若干古さは感じますが、音質は年代のわりに聴きやすいです。

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     2014/02/24

    マリナーと言えば、アカデミー室内管弦楽団のイメージが強いですが、このCDではドイツのシュトゥットガルト放送交響楽団と共演した物で、オーケストラのための小品を集めたアルバムです。
    印象に残るような特徴的な演奏ではありませんが、ドイツのオケから、マリナーらしい紳士的な響きはしっかりと聴けます。
    良くも悪くもマリナーらしい演奏と言った所でしょうか。
    録音、音質は問題なく、価格も高くないので、マルチバイのお供にでも。

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     2014/02/23

    19世紀末にかけて活躍した作曲家の小品を集めたアルバム。
    なかなかこだわりと言って良い選曲で、聴き慣れない珍しい曲もあるが、どれも親しみやすい曲。
    バーベリアンは全てを歌っているわけではなく、中にはカニーノのピアノのみや、ベトヒャー、ツェラーのソロが加わった器楽のみの曲もあるが、リラックスした肩の凝らない演奏で、勿論技術も問題なし。
    録音、音質も安心して聴ける水準。

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