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Review List of レインボー 

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  • 1 people agree with this review
     2022/07/02

    アーサー・フィードラー指揮、ボストン・ポップス管弦楽団がRCAに吹き込んだ録音より、フランスの作曲家の作品を収録したものです。
    フレンチカンカンで有名なオッフェンバックの天国と地獄に始まり、サン=サーンスやドビュッシー、エロールなどの作曲家の著名な作品が収録され、最後はビゼーのアルルの女のファランドールで締めます。
    選曲は有名な曲をとりあえず集めましたと言った感じが強く、あまり良いとは思いません。
    しかしフィードラーの演奏はいかにもアメリカ的な明るい演奏。
    特にファランドールはライヴと言うこともあって大変盛り上がっています。
    録音年は記載がありませんが、古い録音であるのは違いなく、音質は充分聴ける範囲です。

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     2022/07/01

    イギリスの作曲家、アーサー・サリヴァンは、コミック・オペラの作曲家として知られますが、劇音楽も手がけています。
    ただ、あまり演奏されることもなければ、知名度も高くありません。
    このCDは組曲『ヴェニスの商人』劇音楽『ヘンリー8世』及び『サファイアの飾り』序曲と『イン・メモリアル』を収録したものです。
    指揮者はナクソス系列でイギリス音楽を録音した、アンドリュー・ペニー、演奏はRTAコンサート管弦楽団。
    ここに収録された音楽は有名ではないですが、しっかりとしたメロディといかにもイギリス的な作風に仕上がっており、出来は悪くないです。
    オケは厳密に言えばアイルランドのオーケストラですが、ペニーのタクトの下、作品の魅力を存分に引き出した好演奏と言えます。
    リマスターしたとは書いてないですが、音は十分に聴けます。

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     2022/06/30

    このCDはペトロス・ペトリディスの作品集です。
    ペトリディスはギリシャの作曲家で20世紀に活躍した人物です。
    このCDはオーケストラを伴った作品を3つ収録しています。
    メインとなるのは『皇帝コンスタンティノス・パレオロゴスのためのレクイエム』という作品です。
    ペトリディスの作品は現代的要素を取り入れつつ、ギリシャ的なメロディを取り入れたつまり国民学派にも通づるような聴きやすい作品です。
    これは『交響曲第3番』や『合奏協奏曲』もそうです。
    指揮は全曲、バイロン・フィデツィスで、オケは、レクイエムと交響曲が、ソフィア・アマデウス管弦楽団、合奏協奏曲はニコラウス・マンツァロス・ウィンド・アンサンブル。
    フィデツィスは近年ナクソスにギリシャの作曲家の録音を吹き込んでいる指揮者。
    ソフィア・アマデウス管の演奏は、2006年の録音で、知られてないオケながらも非常に熱の入った演奏であり、なかなか良かった。
    レクイエムの声楽陣も聴きごたえあり。
    合奏協奏曲は1989年録音で元々別のレーベルの録音だったらしいが、今回新しくこの盤に入れられたもの。
    ニコラウス・マンツァロス・ウィンド・アンサンブルの演奏は作品を知るには問題ないが、ソフィアのオケ程の熱意はないと思う。
    録音はどれも綺麗な音質だ。

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     2022/06/29

    スペインの指揮者、アタウルフォ・アルヘンタ。
    44歳という若さで亡くなったのが残念ですが、当時人気の指揮者でもあったため、幸いにも録音はある程度残りました。
    スクリベンダムから出たこのボックスは、アルヘンタが残した録音のうち、重要な音源はほぼ揃う上に貴重なライヴ録音もおさめたお買い得盤。
    格安盤らしくクラムシェル・ボックス仕様で解説書もないですが、アルヘンタを楽しむ上で問題ありません。
    CDの内容を簡単に書きますと、CD 1〜2→スペインの喜歌劇、サルスエラの前奏曲や間奏曲を集めた物。
    アルヘンタはサルスエラを得意として全曲盤も多数残しています。
    ここでは代表的な作品を中心にスペイン国立交響楽団と、グラン・オルケスタ・シンフォニカを振っていますが、大変楽しい仕上がりになっています。
    後者のオケは録音用団体かも知れませんが中々上手いです。
    尚、トゥリーナの交響詩はサルスエラではありません。
    CD3→グリーディとブレトンの作品を収録。
    共にスペインの作曲家です。
    ブレトンはこんにち無名ですが後期ロマン派風管弦楽法にスペイン風の旋律をもった聴きやすい作風。
    ここではグラン・オルケスタ・シンフォニカを振って情熱的な演奏をしています。
    CD4→イエペスとソリアーノ、スペイン国立管、フェラス、フランス国立放送管による協奏曲集。
    ソリストを聴くべき一枚だが、それをしっかりサポートするアルヘンタも聴き所。
    CD5→セントソリ管弦楽団によるラヴェルと、スイス・ロマンド管弦楽団を振ったドビュッシーを収録。
    当時のパリの演奏家達を集めたラヴェルが聴き所。
    CD6→グラナドスの作品を集めたもの。
    有名なロンドン交響楽団を振ったアンダルーサも流石だが、ゴイェスカスも出来が良い。
    CD7→ファリャの作品。
    ペドロ親方の人形芝居やチェンバロ協奏曲は貴重な録音だし、恋は魔術師の全曲録音も珍しい。
    スペイン国立管弦楽団とパリ音楽院管弦楽団を振っているがどちらも情熱あふれる演奏である。
    CD8→ファリャとシャブリエ、モシュコフスキの作品を収録。
    三角帽子も恋は魔術師も悪くないがやはりロンドン交響楽団との録音が良い。
    特にシャブリエのスペインは推進力と色彩感豊かで、録音も素晴らしい。
    CD9→スイス・ロマンド管弦楽団とのシュトラウスのライヴも悪くないが、パリ音楽院管とのファウスト交響曲がわかりやすい演奏が良い。
    CD10→リストとシュトラウスを収録。
    リストはデッカ原盤の定評ある演奏で良いが、シュトラウスは録音が悪いのが残念。
    CD11→ベルリオーズの幻想交響曲とリムスキー=コルサコフのスペイン奇想曲を収録。
    どちらもアルヘンタらしいラテン的気質の演奏で良いが、幻想の3楽章は大変に美しい。
    CD12→スイス・ロマンド菅とスペイン国立菅とのライヴ。
    演奏はどれもパワーあふれる演奏で、ライヴならではの熱気が感じられ一枚。
    CD13→ブラームスの作品集だ。
    ヴァイオリン協奏曲も良いが、交響曲第2番がなかなかの出来。
    隠れた名演だろう。
    CD14→チャイコフスキーの作品集。
    交響曲第4番の終楽章が良い。
    ヴァイオリン協奏曲はカンポーリの濃密なヴァイオリンを楽しむべきだが、アルヘンタの指揮も悪くはない。
    CD15→再び得意のスペイン音楽集。
    スペイン国立管弦楽団とパリ音楽院管弦楽団を振って見事な演奏を聴かせる。
    アルベニスは有名だが、トゥリーナの曲はもっと知られて良いのではないでしょうか。
    CD16→これもスペイン音楽集で、アルベニスを中心にした物だが、注目はバイエルン放送交響楽団と共演したエスクデロ作曲のバスク協奏曲。
    スペイン国民学派とも言えるメロディや、イマスのピアノの良さもあって、この曲の名演。
    もちろん、アルベニスも悪くない。
    CD17→この巻は指揮者アルヘンタではなく、ピアニストアルヘンタの顔が見れる貴重な一枚。
    ただ、正直伴奏以上の物はなく、グリュミオーのヴァイオリンを聴く一枚と言えるだろう。
    CD18→R.シュトラウスとシューベルトを収録。
    セント・ソリ管弦楽団を振ったシューベルトがなかなか素晴らしい演奏。
    CD19→ハイドンとメンデルスゾーンという組み合わせ。
    いずれも録音は多数あるが、メリハリの付いた演奏で良い。
    CD20→バッハからストラヴィンスキー、アルフテルまでバラエティに富んだ選曲のCD。
    この中ではバッハが良い演奏。
    CD21→オアナという作曲家の作品集です。
    知られざる作品ですが、あまり面白くはありません。
    オケは再びセント・ソリ菅ですが、シューベルトの様な上手さはなく、散漫な印象を受ける演奏です。
    CD22→チャイコフスキーの交響曲第4番です。
    スイス・ロマンド管弦楽団との共演でこちらはライブ。
    CD14とは違いちょっと荒さがあって、出来として14枚目の演奏が良い。

    このボックスは得意のスペイン音楽から定番のクラシックまでを体系的に集めており、アルヘンタの知るにあたって最適な一枚と言えます。
    録音は年代を考えれば良いかまたは問題ないレベルです。

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     2022/06/28

    珍しい作品を積極的に紹介するトッカータ・レーベルが出した一枚です。
    20世紀前半から半ばぐらいまで活躍したスイスの作曲家、リヒャルト・フルーリーの管弦楽曲を集めた内容となっています。
    『祝典のための5つの管弦楽小品』は1935年作曲でCD中最も古い作品ですが、わかりやすい作品でこのCDの中で最もおすすめです。
    『ヴァイオリン協奏曲第3番』はクーレンカンプによる古い録音で知られていますが、今回新たに録音が登場し、聴き比べできるのは嬉しいところ。
    晩年に書かれた『4つのカプリース』『アンダンテ・ソステヌート』は、前者はミニ協奏曲とも言える内容で、後者はメロディが大変美しい作品です。
    フルーリーの作品は後期ロマン派音楽をベースにした調性的な音楽だそうですが、このアルバムを聴く限り飛び抜けた曲こそないが、安定した水準の作品が並び良いと思います。
    演奏はポール・マン指揮、リエパーヤ交響楽団、ヴァイオリンはアレクサンドル・ドゥバッハ。
    マンはトッカータ・レーベルにイギリス音楽を大量に吹き込んだ指揮者で、フルーリーの音楽にも取り組んでいるとのこと。
    そのためか演奏は大変共感豊かに演奏しており、リエパーヤ響の上手さもあり名演となっています。
    ヴァイオリンのドゥバッハも他では録音は見ないですが、なかなか熱い演奏です。
    2021年録音で、音質良好。

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     2022/06/27

    ヤッシャ・ホーレンシュタイン指揮、ウィーン交響楽団の演奏で収録された音源です。
    ヤナーチェク『シンフォニエッタ』ドヴォルザーク『新世界より』を収録しています。
    共に他に録音があり、新世界はロイヤル・フィルと、シンフォニエッタはフランス国立放送管弦楽団と録音しています。
    このウィーン交響楽団との録音はアメリカの新興レーベルがギャラの安かった時代のウィーンに、乗り込んで録音された音源の一つ。
    ホーレンシュタインの演奏は巨匠と言われるだけあり、新世界でのロマンティックな2楽章の世界や、急に加速する振り幅の大きなダイナミックな演奏など中々のもの。
    しかし、録音がボヤッとした感じで、あまりホーレンシュタインの凄さが伝わらないのが残念。

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     2022/06/26

    フェリックス・スラトキン指揮、ハリウッド・ボウル交響楽団による演奏で収録。
    ワルツとマーチとあるが、その大半がワルツである。
    1枚目はヨハン・シュトラウスを中心にワルトトイフェルやチャイコフスキーを収録したもの、2枚目はフランス、ロシア、ドイツの作曲家の作品を収録したものである。
    選曲としてはスラトキンの録音の中からとりあえず集めたと言った感じが強いです。
    スラトキンの演奏はいかにもアメリカらしい、明るくパリッとした演奏です。
    ウィンナ・ワルツなども完全にアメリカ流の演奏で、ちょっと好みは分かれるかも知れませんが、これはこれで聴きやすいでしょう。

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     2022/06/24

    クレメンス・クラウス指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で収録された、ウィンナ・ミュージックのCDだ。
    クラウスは戦後にデッカに録音した音源が今でも名盤と語り継がれているが、戦前にもそこそこの録音を残している。
    本音源は1929〜1931年に録音された物で、後年に再録された曲もあるがツィーラーなどはこの時代にしか録音がない。
    演奏は古き良きウィーンの薫りを残した演奏で、現在ではなかなか聴けない演奏だ。
    一部の曲はSP盤の収録時間の関係でカットがある。
    復刻は年代を考えればまずまず。

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     2022/06/23

    チャールズ・グローヴズ指揮、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団によるウィリアム・ウォルトンの管弦楽作品集です。
    映画からの組曲や改作、イギリス王室のための戴冠式行進曲、演奏会用作品を集めたものです。
    グローヴズの音楽は、ポートレートの写真そのままの温かなイギリス紳士的な演奏と言えますが、ここではそれに加えて、オケを存分にドライヴし、メリハリのある演奏を聴かせてくれます。
    特にスピットファイアの前奏曲とフーガ、戴冠式行進曲王冠、戴冠式行進曲宝玉と王杖の三曲はそれぞれの曲の名演と言えるもの。
    録音もなかなか良い。

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     2022/06/22

    エーリヒ・クライバーが指揮した音源を集めた2枚組です。
    今ではカルロスの父といったイメージが強いクライバーですが、生前はワルターやフルトヴェングラーら、当時の大指揮者に並ぶ著名な人物でした。
    このCDはひとつだけ戦前録音を別にすれば晩年にあたる、1950年代の録音をセレクトしたもの。
    レーベルは様々ですが、北ドイツ放送交響楽団とのシューベルトの第5番、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団とのベートーヴェンの田園と楷書体的ながらキレの良い演奏を聴かせたり、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団との威勢の良いドヴォルザークの謝肉祭、そして、ロンドン・フィルとウィーン・フィルを振ったヨハン・シュトラウスはウィーン出身を思わせるところがあり、戦前のシュトラウスの大家の1人であった事がわかる。
    音は時代相応だろうか。

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     2022/06/21

    クレメンス・クラウスは、ニューイヤー・コンサートの創始者として知られる。
    当然というか、J.シュトラウスとウィンナ・ワルツの録音は戦前のSP時代からあり、最後のニューイヤーのライヴも残されている。
    しかしなんといっても、ロンドン・デッカに録音されたこの2枚に及ぶ録音は、クラウスのJ.シュトラウスを代表する録音。
    なんといっても、当時のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の豊かなサウンドとウィーン情緒豊かな演奏はこんにちの同オケでも聴けない、この時代ならではの演奏です。
    過去に国内レーベルがLPから復刻したり、デッカが国内盤を出したりしていますが、海外デッカから出たこの録音も悪くないでしょう。

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     2022/06/20

    このCDは、ジョン・ウィリアムズが指揮し、スカイウォーカー・シンフォニー・オーケストラの演奏で収録されたアルバムである。
    スターウォーズの映画音楽を集めたもので、今風に言えばエピソード4〜6の音楽を集めたもの。
    それぞれの代表的な曲を集めたものだ。
    これらは既に録音当時からサントラやフィリップスから作曲家自身の録音があり、それらに続くものとなっている。
    オケは名称から判る様に、今回の録音のために集めたメンバーからなる物だが、演奏はなかなか立派で重厚なサウンドを聴かせている。
    個々の曲に関しては他にもいい演奏が多いが、全体として見ればなかなか良いアルバムだろう。
    録音は1990年で、音質は良好。

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     2022/06/19

    クレメンス・クラウスが、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を振って録音した音源を復刻したアルバムです。
    戦後デッカに録音された音源で知られるクラウスですが、戦前からSPレコードに録音するなど活躍してきました。
    本CDは戦前録音を復刻したものです。
    メインはハイドンの交響曲第88番で、クラウスは同曲を何回か録音しています。
    しかし、それ以上に素晴らしいのが、余白的に収録されたウィンナ・ライトミュージック。
    ほとんどシュトラウスの音楽なのですが、当時のウィーン・フィルの甘美な弦楽の音色や、リズム等ウィーン情緒豊かな名演です。
    後年改めて録音された曲もありますが、ツィーラーのウィーン娘などは多分これが唯一のはず。
    ただし、時間の制約上のカットがあるのは残念。
    録音はヒストリカル録音に慣れていれば聴けるでしょうか?

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     2022/06/18

    キープという日本の会社が発売し、一時はCDショップは元より、スーパーやホームセンターでも販売されていた、ロイヤル・フィルハーモニック・コレクション。
    このCDはハチャトゥリアンのガイーヌ、スパルタクス、仮面舞踏会の音楽から抜粋したものです。
    演奏はユーリ・シモノフ指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団。
    このシリーズにシモノフは何枚か録音を残していますが、どれもこれもハズレはありません。
    このCDでの演奏も低音をバシッと効かせて、旧ソ連のオケの様なとはいかないまでも、ロイヤル・フィルのまろやかな音色を生かしつつ、程よく暴れており、なかなかの好演奏。
    録音もデジタルで綺麗な音です。

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     2022/06/17

    ハンス・シュミット=イッセルシュテットが、北ドイツ放送交響楽団と録音したモーツァルトの交響曲集。
    収録されているのは、第38番と第40番。
    いずれも後期の交響曲の傑作として名高い。
    イッセルシュテットはモーツァルトを得意とし録音も多い。
    この2作品も温和で奇をてらうことのないストレートな演奏と、ドイツオケらしい厚いサウンドが特徴的な演奏だ。
    強力なインパクトはないが、これはこれで良い。
    年代を考えれば録音は普通。

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