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Review List of ユローヂィヴィ 

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     2018/03/03

    カズラエフはアゼルバイジャンの民族的要素とジャズの要素が少し入った独特の作品を作曲している。

    「6つの前奏曲」はロマンチックでとても美しい。

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     2018/03/02

    パッパーノの指揮はヴェルディ初期の作品にある音楽の隙(欠点ではないがシンプルに聴こえすぎる。)が感じられた。
    そして第1幕では合唱が少し力不足に感じた。

    この作品は美しいメロディーもあり、ドラマの中心に夫婦愛や親子の愛が歌われているが、政治犯への裁判、冤罪、拷問、流刑、政敵からの復讐、失脚、子供たちに先立たれ独り残る父親など、暗い内容で救いがなく、この作品がレパートリーから離れていったのも納得がいく。

    台本の弱さは最初から最後まで主人公が同じような内容を歌い続け、物語がほとんど発展していかないところにもある。

    この物語は初演当時のイタリア建国前夜の世の中には受け入れられたのだろう。
    もしロシア帝政末期(ロシア革命)前後にロシアで上演されていたら、革命を支持する人々に歓迎されたことだろう。(もっとも検閲に引っ掛かりそうだが。)

    この公演では歌が始まる前(序曲の間)にスクリーンに映像を映しているが、映像だけならまだいいが、物語の説明を文字で映し出していて音楽に集中出来ない。
    物語の時代背景は理解できるが、プログラムに書けばいいことだと思う。

    特典映像にも日本語字幕が付いているのが嬉しい。

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     2018/03/02

    面白い!

    「アメリカ国歌」、「アルプス一万尺」、「ベートーベンの交響曲第5番」、「美しき青きドナウ」、「ファウストの劫罰」などの引用があったり、音楽を聴いているだけで楽しいが、これは対訳付きの国内盤でなくては、作品が理解できない。
    そして実際の舞台で観たいものだ。

    ボニングがこの作品を指揮しているのも興味深い。

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     2018/02/28

    このアルバムのメインであるショスタコーヴィチの『ヴァイオリン協奏曲第1番』が以外とオーソドックスに感じられて少し残念。

    近年ではハーン。一昔前ではコーガンとスヴェトラーノフの演奏が頭に刷り込まれていて、この曲は攻撃的なソロを弾いてくれないと満足出来なくなっているようだ。

    カンチェリの『VとV』やペルトの『鏡の中の鏡』の演奏が興味深く、現代作曲家の作品を今後是非録音してほしい。

    ラフマニノフの『ヴォカリーズ』は感情が込められていてとても良い。

    リサ・バティアシュヴィリの父、タマシュ・バティアシュヴィリ編曲によるショスタコーヴィチの『抒情的なワルツ』は独特の雰囲気があり面白かった。

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     2018/02/28

    これは名盤です。

    ここに収録されている作品も演奏も素晴らしい。
    これらの作品には数多くの名演奏が残されているが、この演奏からは同時代を生きる演奏家の解釈について考えさせられた。
    過ぎ去った時代の証言としての録音も貴重だが、同時代だからこその説得力もある。
    過去の作品でもその時代時代の息吹を入れて甦らせなくては作品が色褪せてしまうということを感じた。

    現代のクルバトフという作曲家の名前も作品も初めて聴いたが、素晴らしい。

    このアルバムはロシアの室内楽作品入門にもおすすめ。

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     2018/02/27

    演奏のみならず選曲に(曲目の順番にも)ベルリンスカヤのセンスが光る。

    重くならない程度の劇的な『クライスレリアーナ』もいい。まるでソナタを聴いているような、しっかりした構成に聴こえる。

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     2018/02/26

    バティアシュヴィリのヴァイオリンの響きが素晴らしい。一音弾いただけで他のヴァイオリンニストとは全く違う音がする。

    ネゼ=セガン指揮のヨーロッパ室内管弦楽団も刺激的な演奏をしている。

    特に第1番の協奏曲が練り上げられていていい。

    ヴァイオリンとオーケストラ用に編曲された『ロメオとジュリエット』の「騎士の踊り」と『シンデレラ』から「グランド・ワルツ」に『3つのオレンジへの恋』の「行進曲」も面白い。
    アンコールピースに使えそうだ。

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     2018/02/26

    なんと豪華なボックスだろう。
    このボックスが国内盤で歌詞対訳が付いていたら。

    ドヴォルザークは宗教曲やカンタータでも多くの優れた作品を残している。
    それらの作品をチェコの演奏家たちの録音で。

    これらのジャンルでは『スターバト・マーテル』が最も優れているように感じた。

    今回初めて聴いたが、オラトリオ『聖リュドミラ』にひかれた。(特に第3部が素晴らしい。)

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     2018/02/26

    興味深い音楽だ。

    『ゼウスとエリダ』は冒頭を聴くと、まるでガーシュインの音楽かと思ったが、ジャズの要素をヴォルペ自身の音楽と解け合わせた独特の音楽になっている。
    音楽だけを聴いていると、都会を舞台にしたお洒落な短編ドラマが繰り広げられているようだ。

    歌劇『美しい物語』は実験的な要素のある作品。

    『ブルース』は理屈抜きに楽しめる作品。

    エボニー・バンドの演奏もいい。

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     2018/02/13

    美しい。
    これこそ21世紀に相応しい音楽に思われる。

    素朴なリュートのメロディー。そして人間の声(合唱)に心の緊張がほどけるようだ。

    英国グラナダ・テレビで製作された『シャーロック・ホームズの冒険』でホームズを演じたジェレミー・ブレットの朗読も聴く事が出来る。

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     2018/02/10

    サバネーエフのピアノ作品集1とあるから、今後全集または数枚発売されると思われるが、『4つの前奏曲』など、4曲でセットの作品が抜粋で収録されているのが残念だ。作品の本来ある姿で聴きたい。
    体系的に収録してほしかった。

    個々の作品はとても魅力的で、友人であったスクリャービンの初期の作品を思わせる。

    ピアノ・ソナタ「スクリャービンの思い出」は特に完成度の高い作品だ。

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     2018/02/09

    毎日、一日が終わるときにこの演奏を聴いていたのだが、実に至福の時間だった。

    このクニャーゼフの演奏は、始め単純に演奏時間を見て個性的な演奏なのかと思っていたが、聴いているうちに個性という言葉ではおさまりきらない深い意味があり、ごく自然な音楽の流れに感じられ、すんなりと受け入れることが出来た。

    クニャーゼフの技術が、この解釈で演奏することと一致して、無理のない演奏として仕上がったのだろう。

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     2018/02/07

    まず、この企画の時点で☆5つだろう。

    モーツァルト、ベートーベン、ブラームス、そしてチャイコフスキイなど名だたる作曲家がヴィオラ・ソナタを残さなかったためかヴィオラのための作品が少ないが、20世紀のロシア・ソヴィエトで質の高いヴィオラ・ソナタが生まれた。

    ヴィオラの好きな方、ロシア・ソヴィエト音楽ファンには聴いてほしい1枚。

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     2018/02/07

    交響曲第1〜3番はショスタコーヴィチの交響曲のような印象を受けた。
    調性はあるが全体的に深刻でどんよりした色彩の音楽。
    ちなみにラッブラの方がショスタコーヴィチより少し年上。

    交響曲第4番の音楽にはそれまでの交響曲になかった希望の光ようなものを感じた。
    第4番以降からラッブラ自身の音楽が表れてきたように思う。

    交響曲第5、6番が素晴らしい。特に第6番は生演奏で聴いてみたい。

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     2018/02/07

    作曲家というより、音楽評論家・音楽学者として活躍したサバネーエフのピアノ三重奏曲。

    『即興曲』は作品番号4ながらサバネーエフ独自の音楽になっている。

    さほど作品を残していないようだが、自分の音楽のスタイルを求めて作曲していたことを感じた。

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