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2 people agree with this review 2011/09/17
別の10枚組全集にこれが入っていて聴いた。凄い!その一言だ!この50年以上も前の時代にこんな凄い演奏が出来るなんて・・・やはりミトロプーロスは「哲人」だったんだなあ、とつくづく思う。「哲人」ゆえにもっと冷徹な演奏を想像していたのだが、凄い迫力!NYPもこの頃はワルターもいたので実力があったんですなあ。いや、感動しました。音も、当時を思えば、最高の部類でしょう。文句無し★5個献上!
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0 people agree with this review 2011/09/12
金さんの言われる通り!この第九はちょっと中途半端なんですわ!しまりがない、って言うたら叱られるかも知れへんけど、BPOやVPOと違うんでフルヴェンも抑えたんかな?っていう感じかな?ちょっと他のが良すぎるので特に1942・3月BPOと1953VPO、そして本命中の本命バイロイトなどに比べるとグッと落ちる感じですわ。解釈は同じだろうけどオケの違いでしょうか?私もかなり甘めの4点、ってとこですわ。
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5 people agree with this review 2011/09/12
この第九は懐かしさでいっぱいだ。もう40年くらい前かなあ、フィリップスから900円で出ていたLPのリメイクだ。何と、900円なのに折り返しジャケットでずいぶん得をした気がしたものだ。当時、「1000円札でお釣りが来てコーヒー が飲める!」とかいうキャッチコピーがついていたんじゃなかったですか?あの頃、第九だけでも、クリュィタンスBPO、モントゥーLSO、メンゲルベルクCOA、フルヴェンBPO(1942年、これも1200円だったか?)、父クライバーVPO(これはちょっと高いキングのMZシリーズのため、1200円もした!)しばらく後でミュンシュBSO等々、他にもたくさんあったのでしょうがいま思い出すのはそれくらいでしょうか?とにかくたくさん廉価LPがありましたねぇ。カラヤンのなんか高くて手が出ませんでしたもんねぇ・・・。古き良き時代ですね・・・。演奏も晩年の枯れ切ったVPO盤より若くはつらつした演奏が気に入ってました。もっとも当時はVPO盤は高くて手が出せなくて聴けませんでしたが・・・。ペアのように出ていたモツレクも良かったですしね、これはさすがにVPOP盤には勝てませんでしたが・・。今でもこの第九はドイツオーストリア系のスタンダードとして聴かれるべき録音だと考えます。フルヴェンのような派手さはないけど、しっかりした演奏で気に入ってます。
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6 people agree with this review 2011/09/06
この全集のベストは?小生はミトロプーロスの第6番!小生がまだ3歳の時の録音だ。でも素晴らしい!ミトロプーロスの演奏はクールを通り越して、コールドだとこれまで感じていたが、これを聴くと彼もやはり血の通った人間だったのだ、ということが判る。LPで持っていた「幻想交響曲」のあの鐘とピアノを2つとも鳴らすシーンは彼の面目躍如たる一場面だろう。「悲愴」もそうだった。冷徹そのものという感じの演奏に憧れたものだ。そんなミトロプーロスの第6番!絶対聴きものです。だまされたと思って、1000円少々出してもらえませんか?6番だけで1000円払ってもええですわ!他の曲もクーベリックの巨人、クレンぺラーの復活、ボールトの3番、など珍しい音源に出会えて満足!ワルターのものなど一部ダブりもあるがご愛敬、と笑い流しましょう。他の方々のようにうまく書けませんが、ぜひ買うべきセットだと思います。もちろん値段を考慮して★5個満点献上!10個でもええですわ!
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0 people agree with this review 2011/08/13
はっきり言って安さのみで購入した!小生はサヴァリッシュという人を信用してなかった。これまでにもベト全集やドヴォ8+9など聴いたが、感動しなかった。同じブリリアントからブロムシュテットのベト全が出ていた時、ブロムシュテットの燻し銀のSKDとの組み合わせに比べると、あまりにもつまらない演奏だった。個性がない、誰が振っているの?という感じの演奏だった。だから今回のも正直に「安い」から買った。また、他の全集にあるような交響曲の途中切れがないこと(チャイコなどでは5番が途中で切れてうんざりさせられることが多い)も良かった。そして演奏であるが、期待がゼロに近かった分だけに、良かった。特に4番が良いと思う。個人的には1番などはミュンシュのやや「やりすぎ」的演奏が大好きであるが、その対極にあるようなこの指揮者の演奏もいいもんだ、と思った。安さはもちろんであるが、序曲やハイドン変奏曲もきっちり入っていて良かった。これでサヴァリッシュを信用できるかどうかは別としてこの盤に関してはOKである。大甘の★4つとさせていただきましょうか?
3 people agree with this review 2011/08/09
小生の持っているのは実はこの盤ではなく、「英雄の生涯」がアタマにつけられた2枚組というもの。しかしこの6番はまさしく「悲劇的」というタイトルがひしひしと伝わってくる。。知人いわく、他の指揮者の6番は「追い立てられる」感じがするが、バルビ盤は「押しつぶされてしまう」ような感じがする、とのこと。言い得て妙、の感じだ。特に4楽章の素晴らしさ!4楽章の演奏時間だけなら、シノ−ポリやテンシュテットの方がかかっているようが、バルビ盤はそれ以上の感じがする。出だしのティンパニのあの遅い叩き方!素晴らしい!これでなければ・・・。この遅さでなければ!他の演奏もたくさん持っているが、これ以上のものはない!録音技術が進歩し、ごまかしや、作り物の多い中で、こうした本物こそが、見直されなければならない、と感じるのは小生だけだろうか?文句なしの満点!★10000個でも惜しくないわ!
3 people agree with this review
ジンマンのでは聴きたくなくなるが、マッケラスのだと聴きたくなるのはなぜ?今回、メニューインのを買って、参考に前記2者を聴き比べてそう思った。しっかりしてますやんか、マッケラスのおっちゃん!
1 people agree with this review 2011/08/09
この全集は1994年の実況録音盤とある。しかもこれは多分例のベーレンライター版ではないだろうか?小生、あのジンマンのを持っているが1回聴いてもう棚の奥にしまいこんでしまったので判らない。(詳しい方、また教えてください!)しかし同じベーレンライター版でもマッケラス盤とジンマン盤ではずいぶん違うし、第九の終わりなど、いかにもあの版のようであるがライブゆえのテンポの変化もあってわかりにくい。エロイカの2楽章のオーボエもジンマンのと違う。オケもあまり上手くないようだし、指揮者自体が前に書かれた方の言われるように「アマチュア」であるがそこが逆に良い!地方のアマチュアオケのような「ひたむきさ」を感じる。確かに偉大なる「アマチュア」のようであり、聴いていてすがすがしい!またライブというのも嬉しい!ロイヤルフィルの「悲愴」も持っているが、カラヤンの何回目か判らない重箱のスミをつつくような録音に比べたらよっぽど聴ける演奏であった。ライブであることを評価して甘めの満点を献上!!
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4 people agree with this review 2011/08/02
小生の持っているのはメモリーズでもこのCDセットではなく、7枚組でもうちょっといろんな曲、例えばPC3番などが入っている。しかし5枚分は同じなので同じソースなんだろう。しかしオケの名を見てみると意外にロンドンに行ってるんですな、この指揮者、あんな時代にロンドンまで行ってセッション録音すること自体が大仕事だったろうに・・・。いやはやご苦労様ですねえ。内容は意外にアッサリした演奏、というより、トスカやメンゲル、さらにはフルヴェンなどばかり聴きあさった小生としては、ちょっと食い足りない演奏に聴こえる。考えてみれば、あの時代はみんな個性的な演奏家が多かったのでしょうな、あとはクナのベト全集があれば・・・と思う昨今ですわ。何せ誰が振っても同じような演奏ばかりがどんどん出てくる現代。音だけはSACDなどと称して素晴らしい音ですけどね、どいつもこいつも同じやないか、と言いたくなる。というわけでワインガルトナーってこんな指揮者やったんや、ということが判っただけで満足ですわ。評価は内容から甘めの★3ツ半!
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1 people agree with this review 2011/08/02
どうしても昔の録音はキンキン音になりがちですねぇ、まあ、仕方ないんとちがいますか?聴けることだけで満足しましょうや。晩年の再録音した1953年頃のものは音はまあ、これよりは良いけど、内容ならこちらでしょう?いかがでしょうか?こんな荒っぽいベートーヴェンを振れる人はこれからもう出てくることもないでしょうから・・・。音の悪さに目をつぶっての、甘めの「★4つ半」でいかがでしょう?評価は半分がないので4つになっていますが・・・。甘いかなあ?まあ、トスカ嫌いの人(宇野氏に言わせればトスカノーノーか?)には聴きたくもないCDでしょうな・・。
4 people agree with this review 2011/07/31
これ、お得なCDです。カイルベルト・ヘルシャーのチェロコン、リンデンバーグのドヴォ9と文句ありません。共にドイツ(リンデンバーグはドイツでないとのことですが)の頑固親爺の名演と思います。といって堅苦しくて止まってしまいそう、なんてことはありません。こういう指揮者、最近はおりませんなあ・・・。リンデンバーグはブラームスでも良い演奏を残しているし、その昔、1000円盤のLPレコードで出ていたと思います。またカイルベルトは日本では「若くして死んでから有名になった人」の代表みたいな存在で、当時の録音が今頃見直されている程ですからこの2曲はお薦め、と思います。
0 people agree with this review 2011/07/31
1枚で聴けるので良い、と書かれた方がありましたが個人的にはやっぱり1枚で入る長さのマラ6はどうも・・・。この曲第6番はマーラーの中でもベストと言える曲だと思う。9番に勝るとも劣らない。なぜ、「悲劇的」なのか?それを考えたら1枚では入りきらないと思うのですが・・。批判は敢えて覚悟の上で、2枚組のバルビローリ先生/ニューPOのが世界一、と思うのでこのメータ盤は出来としてはけっこういいのだが、敢えて★3つにさせていただきます。その昔、バーンスタインで6+9のLPレコード買いまして(当時5700円もしました)、今でも持ってますが、時代は変わりましたなあ、6+9でCD2枚で楽に入ってしまうんですから・・・。今のはテンシュテットのでも内容、音ともに、抜群によろしいしなあ、うらやましい限りですわ。メータが次に録音する時に2枚組になっていることを期待しますわ。
1 people agree with this review 2011/07/31
このCDの聴きどころは第3楽章!これほどゆったりあのアダージョモルトェカンタービレが聴ける盤はそんなにないはず!(他の楽章はまずまずかな?良くもなし、悪くもなし=あまり面白くない?ってことかな?)でもさ、バレンボイムだから・・・云々はもうやめましょうや。ええ物はええ、それでええんと違いますか?まあ、いっぺんアダージョ聴いてみてくださいな・・・。 アダージョだけなら★10個でもええわ!
5 people agree with this review 2011/07/09
14枚組3000円以下!これだけでも買う価値あり!テン様との初めての出会いはブル8かツァラツストラやったかな?あの頃はこんなエライさんとはつゆ知らず、「ああ、まあまあやなぁ・・・」ぐらいしか感じなかった。それが何とマーラーであんなに凄いの出す人やった、と判ってから脱帽!最敬礼!特にこれとペアで発売のマーラー全集は内容も値段もはっきり言って「詐欺」ですわ!「こんなん、出されては困りますわ!」って友人も言うてました。ちょっと横道にそれました。このセット、いろんな皆さんがコメントしておられますんで小生のようなひがみ者には書くことおまへん!でも敢えてお薦めなら、やっぱりマラ1でしょうか?えっ?面白くもなんともない?みんながええ言うとるもの推薦してもあかんか?そこで奥の手!あと出しジャンケンですんませんけど、意外に「ザ・グレイト」がベストやおまへんか?どうでっしゃろ?各々方・・・。
7 people agree with this review 2011/06/25
この広告を初めて見たときは思わず身体が震えたんさ。全曲+ライブ3曲でたった3000円ちょっと・・・???信じられへん!ウソやろう?と言いたくなったわ。それもテンシュテットで?これは詐欺やで!さっそく友人Y氏に言ったら「そんなアホな!」の一言でした。さっそく2人とも購入しましたわ。小生は1〜4番をバラで持っていたので別の友人H氏にそれらを貰ってもらい、聴いてみました。まずは6番のライブですわ。そもそもLPO自体を小生あんまり信用してなかったんですわ。セッションならごまかしもききますからねぇ、ハイティンクの頃は正直疑ってましたわ!でもこの6番聴いて実力を知らされましたわ、すんません!でもライブが5〜7というのちょっと小生には辛いんですわ、5,6、9なら・・・って思いましたわ。でも贅沢は言えませんわな、なにせこの値段!ライブが2,6,9やったら・・・なんて言えませんわなぁ、口が裂けても・・・。でも6番素晴らしいですわ!セッションのも6番よろしいなぁ、2番はメモリーズの1+2で聴いて素晴らしかったので余計LPOのライブで聴きたかったんやわなぁ、どっかにありませんやろか?どなたかLPOの2番のライブあるんなら、知ってみえたら書き込んで下さい!でも考えてみると「えげれす」の楽団って意外にマーラー得意なんですなぁ、6番では小生は断然バルビおじさんのPO(録音当時ィはニューがついてたなぁ!)盤が世界一や思うてますんで、あっ、まだ聴いてはらへんお人はぜひ聴いてみてください、絶対好きになる、思います!あのいらいらさせ、はらはらさせる演奏聴いてみて下さいな!バルビおじさんの次にこのライブの6番ランクさせてもらいますわ!だまされたつもりで3000円ちょっと、出してもらえませんか?1回焼肉喰うの辛抱したら買えまっせ!肉を喰ったら酒も欲しなりますやろ?テンシュテット肴に呑んだらよろしっ!あっ、これはテンシュテットおじさんに失礼なこと言うてしもうたわ・・ほな、皆さん、テンシュテットおじさんの6番聴いて一緒に酒呑みましょうや、ほろ苦い「悲劇的」な、酒を・・・。ランクはもちろん★1000個でも足りまへんわ。
7 people agree with this review
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