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Review List of ほんず内閣総理大臣 

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     2013/03/23

    メトの新『リング』。映像では全曲出ておりますが、CDではこのハイライト盤があるだけです。演出それ自身が売り物のようですから、また2作ずつで指揮者も代わってしまいましたし、音だけの発売はないのかな。このハイライトも全曲から重要場面について音だけ引っこ抜いたもの。その意味で、あくまでもサンプルに過ぎません。演奏の傾向をこれで確かめて、その上でブルーレイなどを購入する手掛かりとすればよいのでしょう。さて、今回の『リング』、前回のものとはずいぶんと違います。歌手陣は新世代が揃いました。ターフェルがヴォータンだなんて、以前は想像もできなかったなあ。脇役陣はほとんど知らないし、ジークフリート役はそもそもアンダーだそうだしねぇ。前回が重い声を揃えつつもしっかりした「歌」を志向し精緻なオケの表現に特徴があったならば、今回はさらに「歌」に強く傾斜して完全な「歌劇」になっているようですな。オケの音はずいぶん軽く、ドイツ系の演奏に聴く重さ(重心の低さ)がまるでありません。仕上がりは美麗ですけれど、なんかワーグナーの魅力が薄い気はしますね。ベルリンフィルやバイロイトに聴くような轟々たる響きが欲しいねぇ。迫真力に欠けるかな。収録レベルも声がかなり前面に出ていてオケが引っ込みがち。こうして音だけで(ましてハイライトで)聴きますと不満が大きいなあ。全曲聴くと(映像も見ると)印象は変わるかもしれませんが。

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     2013/03/20

    マスネの名作『ウェルテル』。このアルバムはなかなかに結構な出来栄えでした。主役のボチェッリが企画の売り物でもありましょう。個人的にはこれまでどうもボチェッリさんの声に違和感を感じて、クラシック向きではない、ましてオペラ向きではない、と思っていたのですが、このアルバムを聴いて彼が注目され人気がある理由がわかったように思いました。ここでの印象は、「ちょっと陰ったパヴァロッティ」という感じの声だなあ、ということです。テクニックとしてのビブラートと不安定さの「揺れ」とが混じっちゃってるのはいかんけど、声の素材そのものはいいんだなあ。納得しました。そしてとくにヒロイックな役柄でもないので、ここでの歌はとても合っているように思いました。ヒロインのカロリスさん、指揮のアベルさんともども、全体に結構かと思います。第1幕が実に優美ですばらしいなあ。録音も文句なしに優秀。堪能したアルバム、よろしゅうございます。

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     2013/03/18

    う〜ん、残念だけど肝心のブルックナー特集の内容が薄すぎるよ。ページで言えば19ページから50ページまで。交響曲第3番以降については、各交響曲につきディスク紹介も含めて2〜3ページしか割り振らない。楽譜の異同をくどくど言う一方、曲全体への解説は少ない。ディスク紹介はほぼ300字前後の寸評でディスク数も多くて10枚ほど。定盤を挙げているケースも多く、特に参考とはならないなあ。シューリヒトやヨッフム、カラヤン、ベーム、チェリビダッケなど、ブルックナー指揮者のメジャーなディスクだけではなくて、未知の指揮者やオケのディスクがいろいろと出てきて、どれほどブルックナーをめぐるディスク状況が変化してきたか、そして豊かになってきたか、そういうあたりをもっと紹介・説明・強調していいんじゃないかな。がっかりしました。『レコード芸術』誌、もう40年ほどの読者ですけど、近頃はとにかくダメですね。本誌の持つ意義や長所がまるで活かされていないのですよ。1970年代初期には輸入盤特集をずいぶんとページを割いて行いまして、海外には日本で発売されていない魅力的なレコードがたくさんあることに驚き憧れ、自分なりにデータを整理してみたり、音楽の先生が出張で上京すると聞くと「このレコードを買ってきてください!」とお願いしたりと、ホントに音楽生活の充実の参考になりました。今や音楽情報、ディスク情報ではインターネットで圧倒的な(全部見切れない!)情報量があるわけで、もはやその点では『レコ芸』は勝負になりません。但し、『レコ芸』が優位に立てる点がただ一つあります。それは「実際にそのディスクを聴いた上での評価が掲載されている」ということであります。単なる目録に止まらない、お買い物ガイドとしての意味はまだ存在し、そこに意義を発揮できるはずなのであります。ところが!「海外盤REVIEW」のコーナーでは曲が珍しい場合には作品のことだけ書いて、演奏・録音に触れない文がいくつもあります。これじゃあ何の利点もない!また、「読者投書箱」も月によっては(レコードではなく)コンサートについての投稿が多い時もありますしね。要は編集の方針がまるでいかんとしか言いようがないんだなあ。だから『レコ芸』、買わないことが多くなっちゃいましたよ。『レコ芸』編集部さん、もっと自分たちのアドバンテージや存在意義を自覚して、充実した雑誌を作りましょうよ。新着のディスクと『レコ芸』を、いれたてのコーヒーとともに楽しむ、というのが私にとってはホントに安らげる最高の愉しいひと時なんだからね!

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     2013/03/18

    白状しますと、マリア・カラス、ほとんど聴いたことがありません。彼女の得意なレパートリーと、当方の好きなレパートリーが合わないせいでありまして、それ以上の理由はありません。さて、カラスの得意な『ノルマ』、どんなものかと期待しつつ聴きました。ま、録音時はすでに全盛期を過ぎており、そろそろスキャンダルもいっぱい出てきた頃でもあり、正直、特別すばらしいとは思いませんでした。まず、美声ではないですね。やや荒れていて、音程が揺れるところもあります。ベルカント・オペラとしてはそこでやや魅力減。但し、逆に人物の感情やドラマの起伏に対しては実に積極的なアプローチであり、その辺がやはり劇場で彼女をプリマドンナにしていた特徴なのかと推察します。この録音が残されたことは大変貴重でありますが、やはり「遅かった」と言うべきなのでしょうか。ほかの共演者は、各自のベストの歌を聴かせていると思います。コレッリはスゴイ声だな。ルードヴィヒは美しい歌。セラフィン指揮するスカラ座は、ここでは意志的であるよりかはやや伴奏っぽいかなあ。録音はまずまず。トータル、マリア・カラスという偉大な歌手をフィーチャーしたディスクであり、その歴史的な意義が大きいものと思います。なお、『ノルマ』も毎度のベルカントオペラだなあ。基本、ノーテンキな音楽だよねぇ。劇場での娯楽の王ではあるけれど、迫真的芸術ではないなあ。あくまでも個人的感想です。妄言多謝。

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     2013/03/17

    生気横溢というよりも、まさしく「元気溌溂!」といった感じの『ファルスタッフ』。冒頭から弾みまくりのパワーが跳びまわるようで、こちらも大いに乗せられます。ここではウィーンフィルの「やる気」が、それも自発的な「やる気」がビシビシ伝わってきて、活きのいい音楽が流麗にかつダイナミックに展開されます。これはやはりバーンスタインがみんなに振りまいたインスピレーションですねぇ。その勢いが曲に魅力を注いでいます。ヴェルディ最晩年の「悟り」なんかではなく、闊達に奔放に行動する逞しい人たちの姿を活写して余すところがありません。歌手陣もみな好調。ディースカウの起用はやはりその役作り、「役者ぶり」に期待するところ大なのでしょうけれど、ここでは他のメンバーと同様に歌に傾斜していていいんじゃないでしょうか(もともとディースカウは美声だし)。イタリア勢は男女ともみな実にいい歌で、すばらしい出来。録音も優秀で、何の問題もなし。上り調子にうまく乗った、まことに結構な名盤。

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     2013/03/16

    実にきちんと整頓された「合奏」による第9だ。往年の大編成による演奏ですが、弦を始めどのパートもみな実にスリムに絞り込まれ、引き締まった様相。そう言えば、ライナーの口癖は「クリーンじゃなきゃいかん」だったらしいですな。清潔感が特徴の演奏でありますが、無機質とか冷たいとかいう印象はありません。むしろ隅々まできちんと意志を通わせたものでありましょう。壮大さとか拡がりとかは感じませんが、かといって委縮したものではありませんし、まして想念が小さい演奏ではありません。面白味があるとか熱狂するとか感動するとかいうタイプではないですが、一種の清新さを感じる「クリーンな」演奏です。トータルの質は大変に高いと言えましょう。録音も良好。大したものです。

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     2013/03/16

    サヴァリッシュさん、お亡くなりになってしまいました。天才でありながらも下積み経験者であり、劇場経験豊富なカペルマイスターの一人であります。でもライヴ感あふれる情熱型ではなく、理知的な演奏がディスクでは多かったですかねえ。そうしたあたりからでしょうか、不当な評価が付きまとった感じがします。大変残念です。さて、この演奏、豪華な歌手陣を揃えたことで発売当時大変話題になりました。今となっては懐かしい名前が多いですね。無理や誇張が一切なく、ピリッと締めながら結構闊達に演奏しきりました。歌手もみな、それぞれの持ち味をしっかり活かしてよい出来栄えだと思います。劇場における定番メニューの『魔笛』を堪能できましょう。希望ですが、サヴァリッシュさんのライヴ、これからいっぱいリリースされないかなあ。オペラならミュンヘンでのワーグナーやR=シュトラウスは必修メニュー。シンフォニーなら、ヨーロッパのオケを振ったシューマンからブラームス・ブルックナーあたりのライヴが残っていないかなあ。この大指揮者の業績、ぜひとも大量に紹介されることを希望します。

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     2013/03/16

    「メリー・ウィドウ」のみ。ライヴで、拍手入りです。さくっと一枚で聴けるところがよろしい。ウェルザー=メストさんの姿勢、「重い」というのではありませんが、でももうちょっと「軽さ」というか洒脱さが欲しいなあ。特に前半に愉しさが足りない気がします。後半になると若干ドタバタ調になってきますが、そこもどこか無理してるなあという気がしてなりませんな。総じて悪くはないんだけど、ちょっと売りが不足かな。歌手の出来もいま一つかなあ。主役二人はいいとして、不倫カップルの方はなんだか粗い歌でよろしくない。といふところで、残念。ウェルザー=メストさんならチューリヒオペラの映像つきが断然素晴らしいですぜ。あらためてそちらをお薦めしておきます。

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     2013/03/14

    これぞヴェリズモ・オペラの醍醐味、真髄ですなあ。歌手陣は最強で、テバルディ&デル=モナコ&バスティアニーニを超えるトリオはありえないでしょう。強靭にしてかつ豊満、朗々たる美声の競演に心からしびれます。オケも雄弁でしっかりしたもの。録音も半世紀以上も前とは思えない優秀なもので、この名演がこうした高水準で残されたことは何という幸せでしょう。「アンドレア・シェニエ」という作品自体がこれらの演奏者たちの力で燦然たる輝きを放つ傑作に昇りつめた感さえあります。ヴェリズモとしては「カヴァレリア〜」や「パリアッチ」も有名ですが、あちらは露骨な暴力と殺人ドラマだしねぇ、それに比べればまだこちらのストーリーにはロマンとヒロイズムがありますやね。いいんじゃないかな。革命詩人という、実際にはひとを煽る結構危険人物ですが、信念のもとに行動する英雄像を、デル=モナコの輝かしく力強い歌(声)は最高に表現しています。すばらしい!絶賛あるのみ。さて、この録音が残されたことは本当に幸福なことですが、歌手の声は生物(いきもの・なまもの)ですので、全盛期の声(歌)をしっかりと録音しておくことは文化遺産として各時代の義務だと思うのですね。ここしばらく不況のせいでオペラ全曲録音が極端に減少し、今が盛りの名歌手の歌、今話題の舞台が記録されないのならば、後世の人たちに対して私たちの時代は何と釈明すればよいのでしょう。プロデューサーさんたちがいろんな努力をしてよい企画を実現してくれることを心から望みます。

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     2013/03/12

    ロジェストヴェンスキーさんとソビエト国立文化省交響楽団のコンビ、いつもと違うレーベルの録音で、これまで聴きなれたテイストとあまりに違うので驚きます。これまでなじんだソ連録音では乾いた音がいかにも無機質で、時には合奏の粗さまで見えてしまう感じがありました。このディスクではそうした感じが一切ありません。ヨーロッパのオーケストラのように、豊かな響きと確かな技量を持っていて、つやとうるおいすら感じさせ、大変に感心いたしました。そして、ロジェストヴェンスキーさんのアプローチも、よくあるはみ出しや奇矯なところのない、まともなものであります。聴く前に抱いたイメージ(爆演!)とは異なる、もっと正統派の出来栄えのディスクにて、実は結構堪能いたしました。録音も優秀。個人的には大いに評価、お薦めしたいディスクであります。

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     2013/03/12

    1960年大みそかのライヴ。音は特別よくはありません。開始早々、いかにも古めかしい、乾いた音にちょっとがっかりします。また歌手の立ち位置により聴きづらくなる個所もあり、拍手が演奏をマスクしてしまう個所もあり、といふことで音の状態にはあまり期待しない方がいいです。とはいえ、大編成の後期ロマン派の曲というわけでもなし、そこそこの音で十分に楽しめますし、実際聴き始めるとすぐに慣れて全く気になりません。演奏はいかにも愉しい気分に満ちた「娯楽」テイストの横溢するもので、これぞ劇場における花型娯楽という趣きです。お客様の反応それ自体も演奏を盛りたてて行く小道具のようなもので、演奏者とお客の一体となった本場ならではのありようでしょうなあ。極東に住みそれを音だけでたどる我々はまさに「傍観者」にして、こういう愉悦には入り込めない疎外感も持ってしまいますね。ま、そういう雰囲気を味わいつつ聴きましょう。オペレッタ「こうもり」の名演ディスクという位置づけはしないでおきます。もっと技巧的に優れた歌や、甘さや輝きに満ちた歌、さらには特徴的・個性的な歌(たとえばコヴァルスキー!)も我々は聴きましたね。それに比べてこれは、往時の劇場の定番メニューの枠を出るものではありません。立派でそれなりに楽しいけど、そういふところです。なお、第2幕終わりには、ジュゼッペ・ディ・ステファーノが登場して2曲歌って大喝采を得ています。彼もこの頃はもう往年の輝きを失っていますが、さすがはスター。当日は大盛り上がりだったでしょうな。

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     2013/03/11

    みなさま高評価の通り、これぞ名盤、すばらしい出来栄え。チェコフィルはやや硬質の音でありますが、柔軟さも示し、トータルではみごとなハイスペックぶりで一流であることを見事に誇示。ノイマンさんのアプローチは至極まっとうでけれんみのないものですが、要はそれがいいんです。拡がりとか輝きとかの表面的な効果を目指さず、これらの何とも「特異な」曲目を真摯に演奏しました。聴き飽きるとか辟易するとかいうことのない、最上のスタンダードかと思います。録音は超優秀。収録時間は45分ちょっとでずいぶん短いのですが、聴き終えたあとは満足感たっぷりで何の不満もありません。「シンフォニエッタ」ももちろんいいですが、「タラス・ブーリバ」も実に魅力的な曲。大いに楽しんだ一枚。お薦めいたしましょう。

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     2013/03/10

    アシュケナージさんのマーラー、ディスクもずいぶん出てますし実演もあって、それなりにお馴染みであります。で、この演奏、なかなかの優れものであります。基本、安定したテンポでしっかりした足取り。オケがそれに安心して乗っかって実力を十分に発揮しております。指揮者歴を重ねてきて、単に鳴らして喜ぶ段階から進歩し、音楽が確かに構築されるようになりました(上から目線ですみません…)。アシュケナージさんのこれまでのマーラーのディスクはどこか作り物めいた不自然さが付きまとっているのですが、ここにはそれがなく、そのことがプラスに働いて全般に晴朗な気分が継続してまことに結構であります。ライヴだそうですが、ライヴゆえの感興の盛り上がりはなく、いま一つの高揚は欲しい気はしますけどね。録音は優秀。大管弦楽をしっかりとらえています。さて、実は感心したのが「ペレアスとメリザンド」の方。何ともつかみどころのない曲で、カラヤンの演奏でもピンときませんでしたが、ここではそこかしこにハッとさせる表情の変化・気分の屈折があって、興味深く聴けましたね。コストパフォーマンスの高い、まことに結構なアルバムです。

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     2013/03/10

    このアルバム、普通は「レクイエム」がお目当てで「聖歌四編」はおまけ、という感じではないでしょうか(私はそうでした)。ところが出来栄えは皮肉なことに逆転してしまいました。「聖歌四編」は作品も演奏も実に落ち着いていて手ごたえのある立派なもの。録音も文句なし。「レクイエム」は正直かなり形而下的な、志の低い感じです。作品自体、ずいぶんと騒々しく大向こうを唸らせようとするかのような要素が多いものですが、それがそのまんま音にされてしまいました。ショルティは強弱の区別を実にくっきりとつける人なので、いかにも「上・中・下」ないし「大・中・小」の差がつきすぎでニュアンスの豊かさに欠けることおびただしい。まして当時のデッカの録音傾向で(彼らは自慢げにやっていたのですが)、各パートの音自体はしっかり録れているけれどもその総和がマスとして迫ってこないので、迫力自体は大したことはない。バスドラムも音色的に「ぱん!」という感じで、「どすん!!」という重みのある音ではない。また、ソロの声がやたらにでかくて聴きづらい。といった当たりにいかにも効果狙いの感じ(不純さ)が付きまとってよろしくない。ショルティの即物的と称されたスタイルがマイナスに出たんじゃないかなあ。こういう調子なのでウィーンフィルもせっかくの表現力を活かしていないし。ソリストもいかにもオペラティックでやや疑問あり(個人的には好きだけど)。総じて「レクイエム」としての姿勢に欠け、表面的効果狙いが鼻につく、残念な出来。ショルティは再録音もそういう気味でして、まあ、しょうがないんだなあ。「聖歌四編」を足して星三つ。こんなところかな。

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     2013/03/10

    廉価盤で、なかなかに楽しめた結構なアルバム。まずは安定感たっぷりの「タンホイザー」序曲。もうちょっと鳴らしてもいいけど、ま、出だしは快調。「トリスタン」は第1幕への前奏曲のみ。感情のうねりがよく表されたいい出来。「ローエングリン」からの2曲は性格分けがしっかりなされてこれも大いに結構。「ジークフリート牧歌」は大編成で演奏。出来は悪くないけどややうるさい気はしますな。収録レベルもなんだか大きくて、「タンホイザー」序曲のクライマックスよりこっちの方が音が大きい感じなのはいただけないな。最後は「マイスタージンガー」から4連発(トラック上)。これも雰囲気のよく出たいい演奏。といふことで、ワーグナーの手練のヤノフスキさんの快演かな。コストパフォーマンスはいいですぜ。録音は良好というくらい。

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