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TOP > My page > Review List of レインボー
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0 people agree with this review 2022/08/29
ヤッシャ・ホーレンシュタイン指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で録音された、ブルックナーの交響曲第7番。 録音はなんと今から100年近く前の1928年であり、この曲の録音の中でも初期にあたるものであろう。 ホーレンシュタインは当時は若手だったはずであり、大抜擢だったのだろう。 演奏は即物主義的で、なかなかモダンなもの。 現代で聴いてもそれなりに面白く聴ける。 録音はやはり古さがあるが、これは仕方ない。
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1 people agree with this review 2022/08/28
日本のキープという会社が発売・制作したロイヤル・フィルハーモニック・コレクションの一枚です。 パーヴォ・ヤルヴィ指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で録音された音源で、ドヴォルザークの作品から、交響曲第9番をメインに、謝肉祭、スケルツォ・カプリチオーソを収録した内容です。 この録音は1990年代前半の録音で、パーヴォ・ヤルヴィが今ほど有名ではなかった時代の録音ですが、ちょっと過剰とも言えるぐらいダイナミックでメリハリの付いた演奏であり、数多いロイヤル・フィルハーモニック・コレクションの中でも上位に来る名演の一つ。 後年にも交響曲第9番を録音しているが、こちらの方が面白い。 録音はデジタルなので、綺麗で良いのもこのCDが名盤と言える点の一つでしょう。
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0 people agree with this review 2022/08/27
アタウルフォ・アルヘンタが、スペインの管弦楽曲を収録したアルバム。 スペイン国立管弦楽団とグラン・オルケストラ・シンフォニカを振ったものである。 アルヘンタはベートーヴェンなどの定番クラシック曲も録音があるが、なんといってもスペイン・クラシックの録音に名演が多い。 ここではスペイン版オペレッタのサルスエラからの曲が実に生き生きと光り輝いていて大変素晴らしい。 また収録曲の殆どが日本で聴く機会のない作曲家ばかりである。 録音も古いが、年代を考えると悪くはないだろう。
0 people agree with this review 2022/08/26
ジョン・バルビローリ指揮、ハレ管弦楽団によるエルガーの作品集です。 1940〜1950年代にかけてEMI系列に吹き込まれた音源が原盤です。 この時代の録音はあまりCD化されてないので、貴重と言えるでしょう。 メインは交響曲第1番であり、後年にフィルハーモニア管弦楽団とも録音していますが、こちらもなかなか充実した演奏です。 余白というか合わせて収録されたのは小品集。 エニグマは別にして、他の作品はエルガー・ファンでも無ければ知らない様な曲ばかり。 録音は年代を考えればまずまずと言ったところです。
1 people agree with this review 2022/08/25
このCDはアンドレ・クリュイタンスがEMI系列のレーベルに残したシューマンの録音を、ギルドホールが復刻したものである。 収録曲は交響曲第3番と第4番、チェロ協奏曲が収録、オケもコンセール・コロンヌ芸術協会管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、フランス国立放送管弦楽団と仏独の著名なオケを振っています。 この中では、ラインの愛称を持つ交響曲第3番がなかなかの演奏だと思います。 第4番も当時のフランスオケ特有のサウンドが聴ける他、往年のチェリスト、ナヴァロと共演したチェロ協奏曲では見事にサポートしています。 復刻は年代相応と言ったところでしょう。
1 people agree with this review 2022/08/24
ロイヤル・フィルハーモニック・コレクションの一枚です。 このシリーズはワゴンCDとしてスーパーやホームセンターなどで販売されていたものですが、安価な価格設定な割に、水準の高い演奏が多かったため、一時期話題になりました。 これはその中からショパン作品を集めたもので、ピアノ協奏曲を中心に編まれた編集盤です。 演奏者表記やライナー等はかなり簡略化されていますので、聴ければ良いという方におすすめ。 演奏は先にも書いた通りしっかりとしたもので音質も良好。
1 people agree with this review 2022/08/23
エーリヒ・クライバー最晩年の録音を復刻したものである。 ベートーヴェンの交響曲第5番と、チャイコフスキーの交響曲第6番を組み合わせたもの。 第5、第6の交響曲の組み合わせだと、運命と田園が定番であるが、ここでは運命と悲愴とあまり見かけない組み合わせだ。 ケルン放送交響楽団を指揮した悲愴もなかなかの演奏であるが、長年にわたりエーリヒと縁のある、ベルリン国立歌劇場管弦楽団を振った運命が良い演奏で、推進力に生き生きとした演奏はエーリヒの幾つかある運命でも上位にくる演奏だ。 録音年の割に音は良い。
1 people agree with this review 2022/08/22
クレメンス・クラウス指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏と録音で収録された音源を復刻したもの。 クラウスといえばJ.シュトラウスやR.シュトラウス、ベートーヴェンにハイドンやモーツァルトら独墺系のレパートリーが知られているが、これは珍しいチェコとフランス物を集めたアルバムである。 やはりと言うか全曲これが初出だそうで、クラウスとウィーン・フィルらしい優雅な演奏が特徴的であるが、どれも名演とまでは言えないし、年代の割に音は綺麗とはいえやはりヒストリカル録音であるし、クラウスのファン以外にはなかなかおすすめしづらいアルバムです。
1 people agree with this review 2022/08/21
カルロス・クライバーの父として知られ、自身も著名な指揮者であった、エーリヒ・クライバーが、戦前にテレフンケン等に録音した小品やよく知られた交響曲を復刻したものです。 演奏は全曲ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団です。 これらは本家やまたは復刻系のレーベルから繰り返し出ており、この組み合わせのアルバムもあったはず。 基本的に端正な音楽作りで、アイネ・クライネでの美しさは全盛期のベルリン・フィルならではだし、未完成のしっかりとした音楽作りはエーリヒらしい演奏。 今ならかなり安くなっているので、マルチバイのお供にでもどうだろうか?
1 people agree with this review 2022/08/20
ウィリアム・スタインバーグ指揮、ピッツバーグ交響楽団の演奏によるチャイコフスキーの作品集です。 交響曲第6番と弦楽セレナードを収録したアルバムです。 共に代表作に分類される曲だけあって録音は山の様にありますが、このスタインバーグ盤は隠れた名演と言えます。 交響曲はテンポが速く、ガシッとしたドイツ的なサウンドながら、重くなりすぎず、輪郭のハッキリとした演奏です。 メロディはしっかりと歌っており、全体的にはさっぱりとした悲愴です。 弦楽セレナードも芯の通った演奏です。 ピッツバーグ交響楽団も意外と腕が高く安定しています。 録音が古いのは残念ですが、チャイコフスキー好きの人は一度聴いておいて良いでしょう。
1 people agree with this review 2022/08/19
スーパーやホームセンターのワゴンで一時期売られていたロイヤル・フィルハーモニック・コレクション。 これはロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団を起用し、クラシックの名曲を録音したもの。 安価な価格ながら、質の高い内容で、話題になりました。 本CDはベートーヴェンの交響曲第3番をメインとし、フィデリオ序曲を収録しています。 このロイヤル・フィルハーモニック・コレクションのベートーヴェン交響曲全集では指揮者は毎回違うのですが、これはギュンター・ヘルビッヒの指揮で収録されています。 ヘルビッヒはドイツの指揮者で来日経験もあるベテラン。 ここではずいぶんがっしりとした響きを出した正統派の解釈でなかなか良いです。 特にホルンの豪快さはなかなか。 録音はデジタルなので良好です。
0 people agree with this review 2022/08/18
ヴァーツラフ・ターリヒがスプラフォンに残した録音をCD化した、ターリヒエディション。 このCDは得意のチェコの作曲家の作品を復刻化したもの。 スメタナ『チェコの歌』スーク『お伽噺』ノヴァークの『モラヴィア=スロヴァキア組曲』を収録。 いずれもその作曲家のファンでも無ければ知られてない様な珍しい曲であるが、聴きやすい曲で悪くはない。 演奏はチェコ・フィルハーモニー管弦楽団で、まだ国際化する前のローカルな音色と、充実した演奏が聴きどころ。 録音は年代相応と言った所。
1 people agree with this review 2022/08/16
アンタル・ドラティ指揮によるブラームスの交響曲全集と管弦楽作品集です。 オーケストラは大半がロンドン交響楽団ですが、永年の手兵であったミネアポリス交響楽団との演奏もあります。 ドラティのブラームスは、全体的に非常によくまとまっており、これは交響曲第1番などを聴くと非常にわかりやすいかと思います。 個人的にはハンガリー舞曲の好演奏が良いと思います。 1950〜1960年代のドラティの録音の中でも良い出来の一枚としておすすめ。 マーキュリー原盤であり、録音年代の割に音は良いです。
0 people agree with this review 2022/08/15
アメリカの作曲家、アラン・シュルマンの映画音楽を集めたアルバムです。 シュルマンは作曲家としてはオーケストラ曲を中心に、編曲家としてはポピュラー音楽でも活躍した人物だそうですが、残念ながら知名度は高いとはいえません。 アメリカのレーベルである、ブリッジはシュルマンの作品の紹介に力を入れているらしく既に管弦楽曲集や、室内楽曲集がある。 本CDは1946〜1950年に書かれた作品のサウンドトラックを復刻したものらしい。 全盛期のハリウッドよろしく全曲オーケストラによる演奏だが、HMVのレビューにあるコルンゴルトやティオムキンらのような作曲家の作品に比べると印象に残るメロディはなくやはり厳しい。 恐らくシュルマンは職人タイプの作曲家で、映像と一緒に見れば合っているのだと思うが、曲だけだとイマイチだ。 録音年はいずれも半世紀前のものだが、復刻がイマイチ良くなくこの点もマイナスだ。 尚、一部のサイトに本CDの演奏家はヘルマン・フックス指揮の、RKOピクチャーズ放送管弦楽団との表記があるがCDには、演奏者の記載は無いため上記の演奏家による演奏かは不明である。
0 people agree with this review 2022/08/14
プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番、第2番と無伴奏ヴァイオリン・ソナタ作品115を収録したCD。 準メルクル指揮、ウィーン放送交響楽団の演奏と、ティアンワ・ヤンのヴァイオリンで収録されたものです。 指揮者の準メルクルは日本でもお馴染みのマエストロで、ヴァイオリンのヤンはナクソスに何枚か吹き込んでる北京出身のヴァイオリニストだそうですが、正直演奏は今ひとつと言ったところ。 近年の演奏なので、オケ、ソロとも技量の面では問題ありませんし、録音も綺麗です。 しかし、良くも悪くも普通の演奏であり、これといった強く惹かれる所がないのがこのCDの難点でしょうか。 無伴奏ヴァイオリン・ソナタが廉価帯で手に入るというのが、1番の売りかもしれません。
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