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0 people agree with this review 2021/04/10
新宿鮫シリーズはすべて読破したが、最初に読んだこの作品が一番印象深い。 悪役側の登場人物造形にかかる書き込みもしっかりしており、心理的な駆け引きもよく伝わってきた。 主人公の鮫島の行動力が不自然になることなく発揮されている。
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北方領土にある小さな島を舞台に繰り広げられるサスペンス。 限られた舞台設定ということで一種の密室劇のようなものだが、物語の背景テーマは大きく狭苦しさは感じない。ロシア、中国といった多様な登場人物が出てくるが、現実性にそれほど違和感なく、読み進めることができた。
長崎県の軍艦島を舞台モデルにしたフィクション。 せまい島で起こる事件を中心に、昭和30年代の時代の雰囲気も、丁寧に書き込まれリアリティーを感じた。 舞台となっている軍艦島はネットに動画や写真も検索するとあるので、読み進めながら、それらを見てみるとより興味が増すと思う。
登場人物の梶原は、どこかレイモンド・チャンドラーの「さらば愛しき女」に出てくる大鹿マロイを思わせる。 新宿鮫シリーズの中でも主要な登場メンバーに大きな変化が起こる点ではシリーズの転換点となっている作品だと思う。
8年ぶりの新宿鮫シリーズ。 やっと書いてくれたと作者に感謝した。 シリーズも進むにつれ、話は大型化し登場人物も多くなり、人間関係も複雑化してきているが、主人公の鮫島の人物造形がしっかりとした求心力となって、最後まで息もつかせず読み通すことができた。
村上春樹氏の中編小説で少し「国境の南、太陽の西」とテイストが似たところがあると感じた。 長編小説のようにシュールリアリスティックな展開はなく、現代を舞台にした現実的なドラマという感じ。 分量的に読みやすい作品であった。
物語の舞台が東から西へ、四国で話が展開するところが印象的であった。 主人公が少年ということもあり、読みやすくこなれた文章で長さを感じさせることはなかった。 少し現実離れしたようなエピソードもあるのだが、不思議と違和感はなく物語世界に入っていくことができた。
ずいぶん奇妙のタイトルだと感じながら読み進めたが、最後まで読むとタイトルの意味合いがわかる。 村上春樹氏の今までの長編小説のテーマを総まとめしたような内容だが、やはり、しっかり書き込まれていて、ずっしりとした読後感を味わえた。
主人公の女性警察官が人質籠城事件に巻き込まれるという設定である。 最初に事件の登場人物一覧と、事件が起きたレストランの見取り図が掲載されているが、それのおかげで状況をよく理解することができた。 主人公の冷静さ、気丈さがよく伝わってきた。
「日露戦争で日本が敗北して、ロシアの実質支配下にある戦前の東京」という舞台設定がはじめのうち理解できずに戸惑った。しかし、設定を了解すると、丁寧な筆致のおかげもあり、違和感もなく読み進めることができた。やや話はおとなしめな感じはある。
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