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漂砂の塔

Arimasa Osawa

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334077457
ISBN 10 : 4334077455
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2020
Japan

Content Description

2022年、雪と氷に閉ざされた北方領土の離島オロボ島、和名春勇留島では、日中露の三ヵ国の合併会社がレアアースを採掘していた。島の海岸で無残な日本人技術者の死体が発見される。警視庁組織犯罪対策第二課の石上が、ロシア語と中国語が堪能だというだけの理由で、捜査権なし、武器なしで島に潜入捜査に入る。閉鎖された孤島にたったひとりで、石上はどうやって事件に立ち向かうのか?生きて島を出られるのか!?

【著者紹介】
大沢在昌 : 1956年生まれ。愛知県名古屋市出身。慶應義塾大学中退。’79年第1回小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞し、デビュー。’86年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞受賞。’91年『新宿鮫』で第12回吉川英治文学新人賞と第44回日本推理作家協会賞長編部門受賞。以後「新宿鮫」シリーズは『毒猿』『屍蘭』『無間人形』(’94年第110回直木賞受賞作)『炎蛹』『氷舞』『風化水脈』『灰夜』『狼花』(2006年日本冒険小説協会大賞)『絆回廊』(’12年日本冒険小説協会大賞)と続き、次々にベストセラーとなる。他、受賞歴に’01年『心では重すぎる』、’02年『闇先案内人』で日本冒険小説大賞を連続受賞。’04年『パンドラ・アイランド』で第17回柴田錬三郎賞受賞。’10年、第14回日本ミステリー文学大賞受賞。’14年『海と月の迷路』で第48回吉川英治文学賞受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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北方領土にある小さな島を舞台に繰り広げら...

投稿日:2021/04/10 (土)

北方領土にある小さな島を舞台に繰り広げられるサスペンス。 限られた舞台設定ということで一種の密室劇のようなものだが、物語の背景テーマは大きく狭苦しさは感じない。ロシア、中国といった多様な登場人物が出てくるが、現実性にそれほど違和感なく、読み進めることができた。

さんたろう さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • MATHILDA&LEON

    北方領土の中の一つの島で日本人が殺され、その捜査をひとりの刑事が探る。 見た目が外国人で、警察官らしくない。でもそれこそが人種の多様性と言える。 ロシアと中国とのギリギリの均衡を保つ日本。そこでの殺人事件は何とも複雑なもので、よくここまで思いつくものだと天晴れな気持ち。 実に読みやすいながら、物語には人種、国の在り方などが描かれていて、実に興味深かった。大好きな大沢氏の作品が読めて幸せ。

  • 君島 嵐士

    ロシア語と中国語が話せる石上は、単身ロシアの離島へ行かされた。 そこで、殺されたニシグチの捜査をすることになる。 皆んなが皆んな怪しい中で、石上は徐々に犯人を追い詰める。 最後の死闘は、目が離せない! 1週間くらいの話だが、かなり読み応えがあった!

  • fuku

    タチアナ先生とギュロリーと

  • あきぴー@武蔵国

    『走らなあかん、夜明けまで』っぽくて懐かしい感じがしましたが、思ったほどではありません・・・ 評価:★★★☆☆

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